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[ ――次に眼が映したのは、
数多の星が輝く天だった。
世界はまるで、何事も無かったかの如く静まり返っている。
其処に在る乱れは、力在る者ならば感じ取れようが。
空を舞う為の翼は折れ、風は大気に散っていた。
胸に鋭い痛みに、恐らく緋が滴っているのだろうと思う。
気怠けに持ち上げた手には、何も在りはしない ]
……ちぇ。
いっつも、…勝てねぇーん、だもんなぁ。
[ ああ、喋り辛い。
咳混じりに言葉を吐き出す ]
─『隔離の陣』・草原─
[一日に何往復してるのやら、というのはさておいて。
意識のない霊亀を連れて戻った草原には、啓子の姿があるのみ。
こちらに気づいたなら、状況を説明して、建屋の方へと戻る。
無謀計画を立てている組とは会ったかどうか。
あったら会ったで、状況を説明するのは変わらないのだが。
……もし、計画聞いたら、いい笑顔が見れたかもしれません。
ともあれ、個室の一つに霊亀を休ませ、自分は治療を頼むべく、麒麟を探しに行く]
[ 火傷も幾らか負っているのだろうか。
茫とした頭では上手く把握出来ないが、
少なくともフードは外れて、地には金が零れ落ちる ]
レッドって、柄じゃねぇだろ、
精々……ブラックとか。
[ 相手は何と言っていたか、
聞こえぬ侭に、場違いな文句を垂れる ]
…………あー。 楽しかった、んかな?
/*
と、とりあえずここまで書いてふと思った。
……ちま亀、どこにいるんだったっけ。
取りあえず、そこらは触らんでおこう、うん。
[ やがてそんな台詞も止まり、
己の手の向こうに、月を睨む。
深く、深く。息を吐き出して ]
……単に。
壊したかった――んかな。
壊れたかったか。
まあ、 どっちでもいいか。
[ それは天魔らしいとも言える望みで、
彼の口から零れた本心。
くだんねぇ。
小さく晒って、手を下ろす。
闇色の瞳を目蓋の裏に隠し、
翔る事を絶たれた翼は無に帰す。
* 離れた場所に、赤の羽根が一枚、落ちていた *]
[廊下を歩いていた所に、向こうからやって来る姿]
ああ……従姉殿、丁度よかった。
[向こうに寝かせてきたから、と。
部屋の場所を伝え、それから]
んで。
……疲れてるとは思うんだが、霊亀の手当てが終わったら、こっちも頼む。
文字通り、万全にしとかんと、色々と厄介かもしれんから。
[静かな言葉、向けられるのは、不安げな視線。
それに、返すのは、微かな笑み]
……心配、すんな。
堕ちに行くつもりは、ねぇから。
[じゃ、外で待ってる、と。
言い置き、自分は再び外へ]
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