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[評判が良いと言う言葉には、嬉しげな微笑を史人に向ける]
私の、小説、読んで、もらえてるんだね。
面白いと、思ってもらえるなら、本当に、嬉しい。
…私が出来る、唯一のこと、だから…。
[最後の言葉だけ、少しトーンが落ちたか。
巫女の伝説の話が出ると、先程のことが思い出され。右手で左腕を掴むような形で僅かに身を縮める]
…その後から、咲いたと言う、話は、伝わってない、ものね。
けど、普通に考えれば、時間が止まるって言うのは、あり得ない、よね?
ただじっとしてても、時は流れ行くもの…。
[榛名と琉璃を見送った後、お休みなさいと分かれて部屋に戻り、ベットの淵に腰かけ早速榛名から借りた小説を開く。
物語のはこび、情景描写と村内のリンクしている部分、筆者の癖、そこから微かに
見える意図。
ちりばめられている伝承と脚色、そしてその中に残っているはずの真実。それを、探る。
読むというよりは、解読するような作業は、明方近くまで続いた。
全てを把握するには一晩だけでは足りないが、それでもおおよその見当がついたところで本を開いたままテーブルに置き、窓辺によって少し空気の逃げ道をつくった。
そこから丘の方へと視線を向けるが、ここからは桜の樹は見ることはできない。
それでも、昼見た桜の樹を思い返しながら見る。]
…咲かない桜、咲いてはいけない桜。
榛名さんはそういってたけど、大婆が的外れた事を言うはずがない。
だから、あの桜は必ず咲く。
[それは、本を読む前から確信していた事。]
[目を覚まし、裏門からやはりこっそりと家を抜け出す。
今日はレースのふりふりのたくさんついた白黒のゴシック調のドレス。]
桜、もうすぐだったっけ。
見に行こうかな。
[祭りの前は琉璃にとってはそれはいつもの日課、
そしてそれ以外の時にはあまり近寄らないのも。]
んっ、やっぱり人がいっぱいいるみたい?
[見かけた人々に声をかける]
二人もいまのうちに桜の見溜めかな?
[くすりと笑幼馴染に声をかける]
ああ、なんせ、俺の住んでるとこの図書館に寄贈されてるくらいだしな。
[さらりと言って。トーンの落ちる様子には、ほんの少し、眉が寄る]
……お前が、じゃなくて、お前だから、じゃねぇの?
お前の文章は、お前にし書けない。お前だから創れるもの、だろ?
[諭すように言いつつ、頭を撫でるように手を伸ばして]
咲いてはならぬ、咲かせてならぬ……緋色の龍の戒め、だったか。
現実的に考えれば、桜だけ時間が止まるって事はないだろうが……なんにしても、不可解だよな。
楽しそうだね、二人とも。
[くすりともう一つの意識が二人の意識に交わるように語りかけ]
こうして心がつながるというのも悪くはないものでしょ。
心のつながり、かつて巫女様が求めたものはもっと深いものだったかな?
[くすりと笑み]
そのうち、慣れるんじゃないかな?
慣れるよ、きっと。
ボクもこうしてこうやって話すのは久しぶりだし。
なかなか楽しいものだよ。
[話が一段落した辺りで、]
あァ、そだ。
涼チャン、コレからどっか行く?
[ふと思いついたように涼を見て、問い掛ける。]
よけりゃ、案内しよッか?
未だ準備中だケドさ。
[特に行き先が無いことを知れば、そんな提案をした。
断られなければそのまま2人、のんびりと歩き回るだろうか。]
……ん。
[呼びかける声に気づいて、そちらを振り返る]
よぉ、琉璃か。
神楽舞台できちまうと、至近距離には入れんから、今のうちに見とくか、って思ってな。
[かけられた声に視線を向け、柔らかに微笑む。昨日去り際に言われたことを思い出しながら。浮かんだそれは自然なもの]
瑠璃。
明日には、近くで見れなく、なるから、ね。
瑠璃も、見溜め?
あ、それと…昨日は、ありがと。
[再度礼を述べる。それは昨日とは違い、明るめな表情でなされた]
咲けば狂乱、色は紅…か。
大婆…私に何をさせる気なのかしら。私は言われた事しかやらないわよ?
[そう口にすれば漠然とした不安のようなものを感じ、煙草に手を伸ばしかけたが、部屋には灰皿が置いてなかったので、止めた。
ぱらりと、風にゆられてページがめくれてゆく。]
それにしても…おかげで純粋に小説楽しめなかったじゃない。
……感想どうしよう。
[誰に言うともなく呟いて。
本を閉じようと手に取ると、開かれていたのは奥付のページ。
書かれていた『ノンフィクション』の文字に、目を伏せ細長い溜息をついた。]
ん。
なかなか、面白ェな。
[混じる意識に、口許に軽く弧を描いた。
元々笑みが浮かんでいたから、知らない者から見てもそう不自然ではあるまい。]
久しぶり?
前にもダレかと?
[何気ない問いかけを乗せた。]
[集落の外れ、丘の上。
特に慌てるわけもなく歩く。途中村の人とすれ違ったが、大して覚えているという相手にも会わなかったのか旅行者とでも認識されたのだろう。他人を見るような目
それを気にすることなく歩いていけば、慌しい様相。行き交う人々。それを避けるように歩けば]
ァ…
[思わず声が裏返る。
幼馴染三名。内、これまた会うのが微妙な者が一名。
別に嫌いとかではない。単に外にいる自分も知られている…ようは祭りを見に帰るなんて言葉が通用しない相手がいたからだが]
史人にとっては久しぶりに会うわけだしね。
[そういって桜の方をみやる、
何か思うところがあるのか曖昧な色の感情をその瞳に宿して]
きっと桜もお久しぶりって挨拶してくれるんじゃないかな?
しゃべれたらね。
[榛名に笑いかけるころにはまたいつものように]
そんなようなものかな?
気にしないでよ。
ボクもいろいろと榛名には助けてもらってるしね。
ああ、もちろん史人にもだよ。
ボクがこうして笑って生きていられるのも榛名と史人のおかげでもあるんだし。
ボクの織り成す人生には欠かせない要素だからね二人は。
[図書館への寄贈と聞くと、流石に驚いたのか瞳を瞬かせ。諭すような言葉には]
私、だから…?
私だから、書ける、もの…。
[噛み締めるように反芻する。反芻する間、自然と視線が下へと向かいつつあったが、頭に何かが触れる感覚に視線を上げ、史人を見た]
私じゃなきゃ、出来ないって、こと、かな。
[少し浮上したのか、そこには小さな笑みが浮かんでいた]
戒め…それが、桜の刻を、止めてるの、かな…。
非現実的に考えるなら、そう考えると、しっくり、くる。
お父さんと、お母さんとね。
でも、今はもう、いなくなっちゃったから。
もう2年になるかな。
[くすりと笑み]
そういえば孝博はしらないんだったねボクの両親が死んだことは。
[ふと、感じた視線。
何気なく見やった先には、見知った姿]
……あれ、蓮実。
何だ、あいつも戻ってたのか。
[その内心など知らぬまま、ぽつり、呟いて]
ま、そうとも言う。
三年前の時はのんびり見もしないで戻ったし、その前だと、高校卒業した後だしなぁ……。
[それから、琉璃に視線を戻して、妙にしみじみと]
桜が挨拶、ね。
……例えされてても、今の俺じゃ気づけんかも知れんが。
って言うか、そこまで持ち上げられても、俺、なんも出せねぇぞ?
[欠かせない要素、との評には、冗談めかしてこんな言葉を]
そんなに、助けた、かな?
当たり前だと、思ってるから、あんまり、実感がない、な。
[それこそ昨日瑠璃が言っていたことと同じことで]
私も、瑠璃や、史人には、助けてもらって、ばっかり。
他の人にも、手を貸してもらって、ばっかり、だなぁ…。
[主に身体が弱いことが原因で。幼い頃からそうだったのだが、榛名はそれをあまりよしとはせず。無理しそうになって止められたりしたのもこの二人が主だった]
−翌日−
[今日の左手には鉄球に代わりジッポライター。蓋をカチンカチンと開閉させる。
今の彼は村の道を歩く。目的地は−−紫堂邸。
昨日、屋敷に戻って使用人から当代(本人にその意志がなかろうと、本家からすれはそういう扱い)の帰還を聞いたが故。]
ふん。長らく連絡を寄越さなかったと思えば、帰ってきても挨拶無しか。
まったく。孝博にしろ蓮実にしろ、都会に出た奴は礼儀も忘れるのか?
[何やら、不機嫌なご様子。]
二人がいなければボクはボクじゃなかっただろうしね。
[くすりと微笑みかけて]
ほめてるとのも違うかな。
いわゆる、腐れ縁ってやつ?
[じぃっと顔を覗き込むように見上げて笑いかけて]
それじゃあ声の聞いてもらえない桜はさびしくて泣いちゃうかもしれないね。
[首を軽くかしげてか榛名の方に振り返り]
お互いにとって当たり前、だけども当たり前でもかけがえのないもの。
それだけお互い密接ってことだよきっと。
助けてもらうのは何も肉体的なことばかりじゃないだろうしね。
はるちぃ?
[なんだろ、その呼び方?でもなんかかわいいから、今度そうやって呼ぶことにする]
たかちゃん。
セットセット!おそろいおそろい!
でも、はるちゃんじゃすぐにわかんないの?
もうひとり、はるちゃんがいるの?
[むーっと唸った。お話は楽しい。]
[ほんの一瞬だけテンパったが、頭を振って正気に戻す…多分。挨拶は少し置いて
まず桜のほうを遠巻きに眺める。
準備をしている幾名か。知っているようないないような。曖昧な対象…ひっそり見るならばこの辺りだろうか。その辺も考え終えれば、また視線を戻し、史人と目が合ったからというのもあるが、軽く手を振りながら三名の元に近寄り]
どうも。昨日ぶりの榛名さんと琉璃さん。そして何日かぶりの史人
…やはり。桜を見に来たのですかね?
そ、お前だからできること。
それで、色んな連中が楽しんでるんだから、もっと自信持てよ?
[ぽふぽふ、と。軽く叩くように数回撫でてから手を離し。
視線をふと、桜の梢へ]
現実的な要素じゃ説明しきれねぇ訳だし、そう考えるのが自然だろうな。
まあ、何にしたって、破られちゃかなわん……って感じだが。
[伝えられる伝承を思い返してか、表情は一瞬だけ、険しく]
――ほんとうに
――変なかんじ。
[少女がこの聲の時には、普段よりも格段に落ち着いているから、もしかしたらその分違和感は強いのかもしれません。でも少女には、そんなことがわかるわけはなくて。]
――るり。
――うん、嬉しい。
――とっても。
[翌日目がさめれば、日はもうだいぶ高く昇っていた。
久しぶりの夜更かしと、一応の休暇というのもあって、遠慮なくのんびり身支度を整え部屋から出る。
一階に下りて旅籠の主人に食事を頼めば、一旦奥へとひっこんでいく。
カウンターの上に寝ていたコダマをちらと見れば、向こうはこちらの視線を感じてか、そそくさと外へ出て行った。どうやら嫌われているらしい。
体質かは知らないが、昔から動物が懐くことは少なかったので、さして気にも留めなかったが。
そうして暫く待っていたら、雑炊が出てきたので、遠慮なく頂いた。]
あ、美味しい。御主人料理上手ね。
[褒めたら息子が作ったと、少しぶっきらぼうに返された。
照れたのかな?とは心の中だけで思いつつ。ゆっくり味わって食事を終えた。]
気にしないでよ。
仕方のないことだったんだよ、あれはね。
うん。
[くすりと笑むそれはいままで見せたこともないようなどこか冷酷で楽しそうな、
常人ならば寒気や嫌悪感を覚えそうなそんな笑み。]
それに孝博は今までこの村にいなかったんだし知らなくてもなにも悪いことはないよ。
ボク自身落ち込むとかそんなことはないしさ。
気にされる方が逆にボクはいやかな。
そ、晴ちぃ。
[へらりと笑う。
晴ちぃ呼びが露呈したら、此方に危害が及ぶだろうことは、どうやら頭に無いらしい。]
んン、榛名サンって女の人がいてね。
小説書いてんだケド・・・知らんかな。
[何となく確信めいた言い方になったかも知れない。]
……そんなモン、かな。
[琉璃の評価に、掠めるのは苦笑。
もっとも、自身にも同じような感覚は、あるのだが。
ただ、物理的な距離を置いているせいか、自分がそこまで大きいとも思えないだけで]
……ま、腐れ縁ってのは在るかもしれんけど。
というか、桜に泣かれても、俺も困るって。
泣かれるのは、抜き打ちテストで赤点取った生徒だけでじゅーぶんだ。
[最後の部分は冗談めかしていい。
近づいてきた蓮実に、よ、と言いつつ手を振る]
よ、こないだぶりか?
俺は、実家に呼び出されて戻ってきたとこ。
ふぁ〜あ。
[大きくあくびをしながら、ぶらぶらと歩く。
情報収集はそれなりにすんだ。
後は、事が起こるか起こらないか。それだけでしかない。
そして、所詮受身の身としては、やることもなく、ただボーッとすごすしかない。
言ってみれば、ここで桜の丘へたどり着いたのもただの偶然でしかない―――いや。これも含めて桜の魔力なのかもしれないが、それは誰にも知る由はない。
とにかく、利吉はなんとなく桜の丘へと歩き、そして、3人の姿を見つけ、軽く手を振って近づいた]
おー。
お嬢さん、そして、先生。えーと、それから知らん人。こんちは。
知らん人のために、自己紹介すると、俺は九重 利吉。探偵やってるんでよろしく。
あー。生憎と名刺は切らしちまったんでごめんな。
うん、しらないー
[しっかりこっくり頷くよ。]
はるなさん。
はるなちゃん。
うーん。
……はるちぃちゃんと、はるなちゃんで、いっかなー?
でも小説なんてすごいなー!
[ソンケイしちゃう!]
[史人の口から漏れた名前に反応し、そちらを見る。そこには昨日会った幼馴染の姿。こちらに近付いてくるのを見ると小さく手を振って]
うん、昨日、ぶり。
……何日か、ぶり?
[確か蓮実はここへ来て史人とはまだ会っていなかったはずでは。そう思い首を傾げた。
瑠璃から返された言葉には]
当たり前でも、かけがえの無い、もの。
…うん、そう、だね。
色々、助け、られた。
[肉体的にだけじゃない。その言葉に思い起こすのは二年前に瑠璃が体験した出来事のこと。あの時自分は傍に居ることしか出来なかったが、それでも彼は助かったと言ってくれた。それを思い起こしながら、瑠璃に一つ頷く]
ん……ありがと、史人。
[励まされて微笑が浮かんだ。撫でられたことも落ち着く要因になったことだろう]
うん、破られたら、大変…。
破っちゃいけないし、破られても、いけない。
…破ろうとする人が居るのかは、分からないけど。
[蓮実に笑いかけると]
昨日ぶり。
[その異変については特に問いただすこともなくいつものように笑いかけて]
こうしてなじみが集まるのも桜の木の導き?
それとも巫女の?
[くすくすと冗談にしてはあまり笑えない冗談を口走る]
――るりの、おかあさんとおとうさん、
――いなくなっちゃったの?
[聞こえてきた聲に、少女は少し躊躇ったあと、尋ねました。聲にしているつもりですし、そうなっているはずですが、ためらいが表に出ているのか、とても小さい聲でした。]
「玲ちゃん、これ頼めるかね」
[祭りの準備も佳境に入り、村も賑わいを増してきた。
それは実際の祭りの空気とはまた別の、特別な時間]
はい、いいですよ。
[頼まれた物を他家へ運んだり、綾野への連絡を請け負ったり。パタパタと村の中を行ったり来たりしていた]
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