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>>254
……大丈夫
[そして、小さな拒絶は気にせず、その身を抱きかかえる。
細い身体はそれ以上の抵抗をしなかった。
軽い身体はまるで鳥の羽根が生えているよう…。
そして、カルメンとともに、安置所を出て行く……。]
しまった、忘れてました食事をする予定です。
石頭とよく言われましたが眠いのは昔からです、多分まだ大丈夫なはず。
お気遣い感謝でございます、緑の女性。
[自分の首輪を見つめる女性を見つめ返す。
首輪の数字は16%だった。
先ほどの咳からするとかなり症状が進んでいたのかもしれない]
そうですね、二桁です。
ツヴァイが研究者らしいです、三桁に、改良してくださいとでも、いってみるといいですか、ね。
ああ。
[小さな返事]
[いつ名前を言っただろうか]
[よく覚えていないけれど]
[そんなことよりも]
何が───起きてる。
[アーベルから返る相槌]
[そ、とヴィヴィの瞳を見上げる]
そう、
アーベル……
良かった。
[確証は無かったけれど]
[良かった、とは何に対して、だったか]
……何、が。
[声には同じ様に返し、逡巡]
さぁね
……お互いに幻や幻聴を聴きあっているのかもしれないし、
そうじゃないかもしれない。
だけど、今、そんなことはどうでもいい。
[そして、抱き上げたカルメンの髪の匂いを嗅いだ。]
大丈夫なら、いいよ。
[安心したように笑みを返して。]
この病気…結構進行早いんだって。
だから、進行を止める為に冷凍睡眠で時間を止めるんだって言ってた。
だから、起きて動いてるってことは…どんどん死に近づいてるのかもしれない。
[眠る老人の呼吸が苦しくないように、ちょっと首の下に腕を入れて気道を確保してあげて。]
クスリ、打ったって…たしか放送あったよね?
効いて治ればいいな、って思ってる。
二階にも…石になってた人、居たよ。
凄く悲しそうだった。何故こんなとこで死ななきゃいけないんだろうって嘆いてるのが聞こえる気がしたんだ。
三桁に改良する前にさ、ちゃんと直るように改良するのが先だよ、多分。
コレ外したら…すぐに症状が進んで死んじゃうって言われちゃったしね…。
[髪伝いに届く小さな吸引音]
……ん
[こそばゆさに蒼が細くなる]
幻や、幻聴?
どう、でも…
[これほどはっきり届くものが、と思うも
どうでもいいと、言い切ってしまえる瞳を見続ける]
───よかった?
[意味を把握しかねて]
[問いかける]
[そんなこと]
[確かにそうかもしれない]
[言葉を止めて、押し黙る]
ああ、どうでもいい。
そのうち石になってしまうんだから。
いや、……石に変わる時、彼らはどうなるのか。
そこから白い鳥が羽ばたくんじゃないかって思ってる。
僕は、炎に焼かれて飛ぶ鳥が見えた。
みんなは見えないっていってたけど。
アーベルやカルメンとは見れる気がする……。
[そして、また微笑む。優しすぎる嘘みたいな笑み。]
進行は、早いようです、ね。
起きてるだけ、死に近づいているかもしれない?
うーん、僕はそうは思わないです。
寝ていて、薬が出来れば助かるです。
でも、出来なかっ、たらずっと寝てるだけ、です。
それは生きていると言いたくないです、僕は。
[いつになく真面目な表情だった。
少女の悲しそうな声を聞いて励ます為に肩を軽く叩いた]
直るといいです、ね。
死んだ人たちの分も、生きましょうです。
[改良は病気が先だと言われて]
ああ、確かにそうです、ね。
やっぱりツヴァイに相談がいいです、かね?
[―――優しい。
優しすぎる微笑が届かぬ天井(そら)と
地に堕ちそうな己の間に、在った。]
……ヴィヴィ。
[名を呼んで、右頬を撫ぜる右手
ソラを掴もうとして堕ちた手が触れる]
そう。
……そうね。
そうかも、しれない。
[そして、同じ様に優しく哂う。
―――どうせ治らぬのだから―――
万が一治っても、人殺しの娼妓。
学も知識も、行き場も無い。
ならば。]
そう……。
アーベル、ヴィヴィ。
私、羽ばたく白い鳥が、見てみたい。
[其れで、良い。
渡る二つの声の優しさに、身を預ける様に。
少しの間、誘われた場所へ着くまで、*双眸を伏せた*]
白い───鳥。
[白鳥]
[それを思い浮かべるのはあまりにも安直]
[魂だとでもいうのだろうか]
[見えて見えぬもの]
───。
[一つだけ思い当たるものがあった]
───なら、やってみればいい。
[見たい]
[それが望みなら]
[鳥]
[空を飛ぶ───]
[自分にも、見えるのだろうか]
[───のように]
[見えざるものを見ることができるのだろうか*]
うん、そうだね。
頑張って治そ!
[両手をぎゅって握って元気出すように言ってみる。
元気元気。空元気だってきっと元気。]
ツヴァイ…えっと、あのおじさんだっけ。
相談して、手伝える事あったら手伝わなきゃね。
…あ、そうだ。
あのひと、片付けてあげなくちゃ…。
[クロゼットの部屋で見つけたパジャマ姿じゃないおばさん。
弔ってあげなきゃと思って、いそいそと二階へ向かった。*]
[元気を取り戻し二回へ向かう様子に満足そうに微笑んだ]
さて、僕はどうしましょう??
そうだ、食事してなかったです、いい加減食べます。
[体も肯定するかのように腹から音を鳴らした]
石化ではなく飢え死にでは笑えませんです……。
[食堂へと歩き出した**]
>>*36>>*37>>*38
アーベル、カルメン……
白い鳥…
見に行こう。そしてその羽ばたきを
聴きにいこう?
鳥の最期の場面をその眸に映して……
最期の叫びを視るといい……
[そして、大広間に向かう廊下の途中で、両の眼を閉じる女の貌に*唇を寄せた。*]
[>>190"そういう結論"に達した理由は自分でもわからなかったから答えようもなく。気遣ってくれてるのがわかったからお礼を言いかけて黙り込む。
預けられた鞄を膝に載せて鞄の上に右手を、やはり左手でもって置いて、
ロッカールームで見つけたロザリオ(>>0:673)を首から外す。十字架だけがついた其れを、ライヒアルトの鞄の口を開けて中へ滑り込ませ、何食わぬ顔で鞄を閉めた。
黙り込んでいる時と言うのは、大抵ろくでもない事をしているものだけど、部屋の探索をしている彼が気づいたかはわからない。]
ね、お腹空いてない。あたしが作ったんじゃないけど、シチュー、持って来ようか。
[してやった気になって嬉しげに微笑みながらライヒアルトに声をかけ、
持って来て欲しいと言うなら鞄を返して厨房へ行ってシチューを一人分持って戻って来る。
いらないと言うなら鞄を左手でぎゅっと抱いてライヒアルトを見守る。]
─二階・(1)の部屋─
[預けた鞄にされた細工>>261には、気づいた様子もなく。
室内に茂るいばらを避けつつ、棚を調べてゆく。
置かれているのは主に研究員たちが使っていたと思われる日用雑貨の類。
幾つかは、耐用年数超過のためなのか表示が読めなくなったり、触れただけで崩れたりもしたが]
……全く使えん、という事もなさそうだな。
にしても、ここまで茂るとは。
どれだけ。
[壁から生じ、棚や品物に絡みつく緑に、思わず口をつくのはこんな言葉。
どれだけ時間がたったのか。
どれだけ生命力が強いのか。
そんな事を考えていたら、食事の事を問われ>>262]
……ああ。
そう言えば、何も食べていなかった。
そうしてもらえるなら、助かる。
[食に無頓着なのは、ここに来る以前からの事。
故に、さらりとこう返し。
ナターリエが階下へ向かうと、は、と小さくため息をつく]
……似ていないのに似ているというのは。
厄介なものだ。
[小さく呟き、手はポケットへ。
指先に触れるのは、自ら壊した飾りピン]
[軽く首を振って横道にそれる思考を正し、ポケットから手を出して再び動き出す。
ナターリエが戻る頃には、彼女が離れる時と同様に、調査を進めていた。
……もっとも、その興味の対象は室内の品よりも。
茂る緑にやや偏っていたかも知れないが]
……さて。
一段落したところで、どうするか。
[用意された食事を済ませた所で小さく呟いて。
取りあえず、荷物を確かめるかと鞄を開く。
今の所、された細工には*気づかぬ様子*]
―水場―
[自分の首輪に指先で触れる。
手の甲はまだ少し赤くひりついていた。]
…… かえるの
[なおして、かえる
そうしたらきっと、今度こそ
―――…
ふと覗く虚ろの眸。
未だ眠りの縁に居るような。
それに本人も気づいてはいないだろう。
首を横に振り顔を上げた。誰かの声がする]
●業務連絡●
現在。ギュンターへの語りかけダイスは「>>72下act ハインリヒ」のみでよろしいでしょうか?途中行った場合はメモに記載してくださると助かります。
以下、共通情報をメモしておきました。
>>147 いばらは2Fにもアリ
>>179 2F4部屋、衣装部屋付近の石造は中年女性
>>193 衣装部屋にはハンガーにかけられた服(>>219 毛製品は虫穴あり)
>>263 2F1部屋 日用雑貨の部屋らしい。
【ぐちゃマップ】
◆1F:http://pipa.jp/tegaki/VBlog.jsp?ID=365125&TD=10452548
◆2F:http://pipa.jp/tegaki/VBlog.jsp?ID=365125&TD=10471882
>ヘルムートさんへ:参加が遅れていらっしゃるようですので、少し心配しております。
ログが膨大になってきているので、来られた場合、みなさんフォローしていただけると嬉しいです。村立も考慮します。よろしくお願いします。
―二階・(1)の部屋―
[鞄を求めた時のナターリエの様子はどうだったか。
表情によっては、何やら感じたかも知れないが、それはそれとして]
[中を確かめる。
入っているのは、アルバムとファイル。
どちらも、研究に関わるもの。
それ以外にも何か持ち込んだ気がしたが、鞄の中には見当たらなかった。
とりあえず、ファイルを手に取り、開き。
違和感]
……何ページか……抜けてる?
誰かが、抜いた……のか?
[何のために。
感じる疑問。
答えは出ない。
抜かれているのは、バラ科の植物に関する研究メモの部分――ある意味、このファイルの根幹]
……誰かは知らんが。
『天上の主』たちのための資料を抜くとは、いい根性だ。
[怒るポイントが妙にずれているが、当人至って真剣そのもの]
[一通り、ファイルの中身を調べ直す。
抜かれている以外にも、読めなくなっている部分などもあり。
そちらに頭痛を覚えるのは、研究者の性とでもいうところか]
……これをどうにかするつもりでもあったのか。
単なる悪戯か。
……何にせよ、迷惑な話だ。
[周囲の緑をみやりながら呟き、ファイルをしまう。
それから、ナターリエが起きているなら、移動を促す。
眠っているなら、目覚めるまでは、と無理に起こす事はせず**]
→大広間
[手の水気を拭き取る襤褸の布。
傷の治療に巻かれた布は巻きなおした。
少しだけ不恰好だ。戻る道すがら
咳が聞こえる。止まらない咳、誰のだろう。]
――あ
[驚いた時落としてしまったシチューの皿に気付く。
零れた白に眼を伏せる。
その傍、羽根の折れた銀細工の鳥。
手を伸ばして拾い上げた。
所々黒ずんだ飛べない鳥。
天井を見上げる。
天窓はいばらに包まれ、鎖されていた]
●謝罪●
君たちに謝らなければならないことがあるんだ。
ごめんね、ごめんね、ごめんね、ごめんね。
共鳴のつもりが共有になってたけろ………
本当にすみません…………o....rz
[ライヒアルトが食事をしている間に少しうとうとしていて、彼が書類を調べる頃には熟睡していた。やっぱり眠りは安らかでなく、眉間にシワなど刻んでいた。
はっと目が覚め、ライヒアルトが待っててくれたらしい事に気づく。バツが悪そうに笑って。鞄を返すように言われれば、蒼い目がなんとも言えないくらい緩んだ。唇も笑みを浮かべ、
なんと言うか、企んでる笑み全開。
本人も気づいたか、鞄をライヒアルトに渡し、背を見せ表情を整える。]
とりあえず、廊下に行こ。人の気配もするし。
[廊下に出て、気配がする向かいの部屋で着替えが見つかった事を聞けたか、自分達で見つけたか。]
あたしは別に興味ないけど、ライヒは。
[ライヒアルトが興味がないと言うなら他の部屋の探索へ。彼が服を探したいと言うなら、彼の私服姿が見れるかもと興味深い顔で待つだろう*]
―大広間―
[イレーネたちが二階へ行き、数人の手により老人が医務室に運ばれるのを見守り、やがて緑の髪の女性が二階から戻り衣服の事を告げた。]
…
[水色の寝間着はやや肌寒い。
ただ、聞けなかった「クスリ」の事を考えてはいた。
ぽつり、壁に背をつけたまま呟いた。]
チカラ…、空に癒しの星が煌めいているわ。
特別なものではなく、皆に与えられたチカラ。
―医務室―
[カルメンを連れて、医務室に戻ってくる。
きっと眠っている老人に驚くだろうと思ったので、先にその老人のことは伝えるだろう。]
カプセルよりはこっちで休んでたほうがいい。
[そして、ベッドに彼女を下ろして……。]
二階にあがれば服があるらしい。
自分で見るのが一番だと思うが…。
その時は呼んでくれればいい。
[そして、医務室にいる面々を*見回した。*]
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