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[すたすたと階段を降り、昇降口を抜けて外へ。
対決が行われていた場所は、力を辿れば、すぐにたどり着ける]
……っとに。
も、いい加減にしてくれ、お前ら……。
[たどり着き、二人の姿を見たならば。
多分、最初に口をつくのは、*こんな愚痴*]
……取りあえず、それじゃ動けんだろ。
屋上から、『隔離の陣』に入れる。
そこでしばらく休んどけ。
[ただし、従姉殿の小言は覚悟しとけ、と。
応龍に向けた言葉は、*やっぱりどこか呆れていたかも*]
[ぴりりりり。
味気ない着信音(恐らくデフォルト音)がポケットから響く。
マナーにしそびれたか、今の騒動でマナーが解除されたか。
一度眉を上げて、ポケットから携帯を探り出すと薄い其れをぱかりと開ける。
ディスプレイに表示される文字は、友人の名。]
――もしもし、
[相馬君?
片腕は上げるのが厳しいし、もう片方は傷口を押さえるのに忙しいし。
肩と耳に端末を挟んで、相手へと声を投げる。]
暑くて面倒になってきてましたから。
好き好んで受けたわけでもないですし?
あー、その辺の苦労は知らんので。
てか一番最後のは私のせいじゃないじゃないですかと。
[文句にシュンと項垂れるも、ブツブツと言い返しはしたりして。弁償できるほど余裕のある生活はしてません]
こないだも名前が出てこなかっただけで知ってたよ?
ちょっと聞けばすぐに教えてもらえたしね。
[そも有名人だよ君は、とか力なく笑った]
あ、出た。
[最近どこかのヒエラルキー最下位とばかりしゃべっていたせいか普通に出る相手がなんだか久しぶりすぎて思わずこぼれる声。
しかし、まぁ、そんなことはどうでもいいとばかりに話は進む]
お前、いまどこ。
お宅の従妹、神社で伸びてんだけどさ。
迎えに来れそう?
[まったく話す相手が違うと語調が全く違いますね]
/*
では、お言葉に甘えて倒れさせていただきます。
あ、表で対戦ないようなら、こっち側での受付もします故。
PC的には回復しているので『隔離の陣』内でバトル可能ですよ、と。
それではっ。
あんたが何なのかまではアタシには分からないから、誤ってるかどうかも分かりゃしないんだが。
そもそもあんたは関係ないと言うが、それは自覚してないだけかもしれない。
そう思い込んでるだけの可能性だってある。
つかさ、あんたはどうしたいわけ?
アタシらの認識が誤ってるってなら、それをどうにかしたいってこと?
”ここ”に居る理由ってなんなのさ。
[久鷹の睨みはさらりとどこかへ流すように。こちらも臆した様子は見られない]
…諸悪の根源に言われたく無いね。
[ミツクニが近づいてくるのに気付けば眉を寄せ。
聞こえた愚痴には、プイ、と視線を逸らせた。
バツが悪いのもあったりしたので]
全くだ。
拍子抜けしたじゃんか。
[ 楽しくなりそうだった、というタマキに、溜息を吐いてみせた。
抱く感想は、他者から見れば呆れられるものだったろう。
電話先の相手に気付いて、ちょっと身構えたのはおいといて。
語調の違いなんて知りませんとも ]
出た、って。
電話が鳴ってたら、ちゃんと出ますよ。
[スピーカーから零れる声に、小さく、笑いを零す。
続く言葉に、一度ゆるりと目を瞬いて。]
今――は、スーパーに行くつもりで、学校にいるんだけど。
……ちょっと、無理かな。
[僅かに、言い澱んだ。
軽傷とは言えない状況で、移動出来る自信は少ない。]
いや、どこかの馬鹿は出ないから。
[まさか当人が電話口そばにいるとも知らず。
ちょっと無理、という言葉に首をかしげて]
…あ、そ。
じゃあ、もうちょっと放置して見てやばそうだったら寮につれてけばいいのか?
あれは。
[眼鏡扱いの次はあれ扱い。
自転車で正解だったかもしれない、そんなことを思いつつ]
あんまり嬉しくなさそうな方向に有名人だという事は把握した。
[ 外見以上に、素行のせいなのは間違いありませんが。
腕を組みつつケイコを見下ろして、大きく頷いた。
彼女の声に、やってきたミツクニへと視線を移す ]
あー。
ミックん、後始末任せていいんかね、これ。
[ 呼び方に文句をつけられても、無論、スルー。
事故処理を押し付けました。]
/*
目ぇ付けられてるけど、そこら辺は回避回避!
流石に赤側2連落ちは厳しいし…!
アズマを残すか、ヒサタカを残すかで展開は変わるけれども。
[しかし結局この様とは情けないことこの上ない。木にもたれるようにしながら、上を仰ぎ見る。]
あぢーし、いってーし、わけわからん事態に巻き込まれるし。なんつー夏休みだ
…幸貴。璃佳に伝えといてほしいことがあんだが。
…ご老公俺の分まで後で殴っといて、久鷹もな。
[両者のやりとりを聞きながらもとりあえずそれだけはと思った。]
暑くて面倒って、――刺しますよ。
「面倒」で相手する僕の身にもなって下さい。
[それこそ面倒じゃないですか。
とか、少女に向けて、一向に止まる気配の無い文句。
物騒な言葉が自然に入る辺り、本来の性格は随分と陰険です。]
拍子抜けさせてしまって、申し訳ありませんね。
「程ほどにしろ」と言われたので、忠実に守ろうとしたらこの様です。
――手を抜くのは、色々と慣れていないものですから。
[電話を耳に当てたまま、言葉を返す。
筒抜けになろうが、全く気にしない。]
ま、確かに良い噂ばかりではないケドネ。
[こっそり憧れてるのもいるんだけどな、とか。そんな裏情報は本人に伝えちゃうわけにいきませんよね]
……。
[電話の声にぼんやりと空を見る。
クラクラが酷くなってきた気がする。うん、これじゃ相手も動けないだろうなとか、思考はどこまでも現実逃避気味]
…殴りたければ自分で殴ると良いんじゃないかなぁ。
[とは言え恭也のことだから面倒くさがるのかもしれないが]
まぁ、伝えておくよ。
[倍返し+恭也の分になったりするのかな、なんて考えつつ承諾]
――そのどっかの誰かさんは、此処にいますよ?
[向けられる視線に、薄く笑みを浮かべて。
電話から聴こえる声に、さらりと言葉を返す。]
…ええ、そうですね。
――何なら、僕の家に連れて行って貰っても、宜しいです?
左から三つ目の植木鉢に、合鍵入ってますから。
[家の片付け、途中なんですよねぇ。とかけらり笑いつつ。]
あー…だり…
[二人の言い合いも聞いてたが思考が動かない。
痛いとか暑いとか。家に自力で帰れるかねとか。しょうもないことばかり思考してしまう。
これで倒れたら多分立ち上がるの無理と、木にもたれつつ、久鷹と幸貴に自分の願いが通じたらしいのを確認すれば。意識を保つぎりぎりのラインを漂いながら*休息*]
一番の理由は、早く終わらせなきゃいけない事情がこっちにあるからですよってに。
どちらにしても怪しい所を潰せば早く終わると思ったんだってば。
[文句の続くタマキには泣笑いになりそうになりつつ。こちらも段々敬語が怪しくなってきました。ちょっと意識が混濁してきているのは、本人も自覚しきれてない事実だったり]
そういや、それって。
四瑞には確認手段というか連絡手段が別にあるってコト?
[電話の内容を聞いて、そんなのズルイとか呟いたり何だり]
[ 伝えられたとしても、
ねーよ、って顔するに違いありませんでした ]
……大丈夫か。大丈夫じゃねえな。
手、貸そーか。
[ 男は放置だが、女にはそれなりに優しい。
茫とした様子のケイコに、一、二歩と歩み寄った ]
あー。
[最近よくつるんでるんだな、と思いながらくびをひねる]
…お前んちでいいのか?
寮じゃなくて?
[別に片付け云々は気にしないからいいのだが、何でまた家なのかとばかりに問う。
ふと。わずかに口をつぐんだかと思えば]
…環。
お前、学校で、今、"何"してんだ?
[微かにとげを含んだ声]
[ヒサタカに抱きついたまま、ちょっとサキを睨み気味にジッと二人の話を聞いていたが]
…………なら。ワタシはヒサタカに飛んでくる火の粉を払う腕になる。
ヒサタカに害すモノ全て、ワタシが排除する。
ヒサタカを傷つける世界なんて、滅んでも構わナイんだ。
[事実上の反目宣言。]
怪しいところを当たるのは、正しいですが。
確かめずに手を出すのは、愚作です。…早く終わらせたいなら尚更。
――時間を浪費して、あまつさえ怪我を負っていれば世話無いでしょう?
[溜息を零す。
続く言葉には、一度瞬いて――こくりと肯定の言葉。]
…連絡手段と言うか。
意識を繋げる事は、可能なんです。
んあ?
ダメだよ、怒られる…。
[言ってる最中に血が引くのを感じて。
ヤバ、と思ったときには倒れ掛かった身体をかろうじて腕で支えるような状態だった]
あー…肩だけ貸して。
[溜息一つ。アズマに頼んだ。
いつの間にかその手にあった金の爪も*消えていた*]
――璃佳は、伸びてるらしいですね。
[アズマの問いに、肩を竦めながら、電話口へと再び意識を向ける。]
ええ、お手数お掛けしますが――僕の家でお願いします。
暫く、帰れそうに無くて。
[電話越しに投げられる問いに、苦笑を零しながら
――ふと、続く言葉に、…くつりと喉を鳴らした。
嗚呼、なんだか怒ってるな。 こういう時ばかり察しがいい。]
…さぁ、何でしょうか。――冗談。
少々在らぬ勘違いが原因で、手傷を負っただけです。
[マリーの宣言に、彼は大きく目を見開き、それまで持っていた怒りを全て発散して驚いた]
……いや、ダメ、だ。そんな事をしたらマリーは……。
[あの自分よがりの集団に何をされるかわからない――。それを口にしようとした時、マリーの瞳の奥に、自分と同じ気持ちがあるような気がした。例え仲間と戦う事になろうとも、大切な人を護りたい。ただそれだけの純粋な気持ちを――。
初めて、久鷹はマリーを抱きしめた。
気絶する事もなく、ただこの小さくて、それでも独活の大木である自分を支えてくれようとする愛しい存在をもっと感じたいと思った]
はいはい、急ぎすぎました、と。
次はもう少し気をつけますよー。
…それだったら、それこそ昨日の説明の時とか。
ちゃんと教えておいて欲しかった、です。
そこのご老公とか。ったく。
[タマキにはもう頭を下げる以外なく。答え方はかなり適当になってきていたが。
これで今後暫くの間、普段の生活でも頭が上がないことだろう。
最後はミツクニを軽く睨んで。はぁ、とまた*溜息*]
[マリーから告げられた言葉に僅かばかり瞳を見開く。しかし直ぐに眉根を寄せ]
……そっちにつく、ってか。
[久鷹がそうであると気付いてから予測出来なかった結果では無いが、淡い期待は持っていたわけで。ただ、幸貴にとってはマリーがどちら側の人間なのか、まだきちんとした判断がついていないため、使命に関する糾弾の言葉は出て来なかった]
滅んでも良いという台詞は頂けないな。
世界が滅ぶと言うことは、お前も久鷹も滅ぶと言うのと同義語だと思うが?
自分で久鷹を害するか?
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