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[ それから、ゆっくりと羽根を広げる。
薄い金色ではなく、その色は底の無い闇の色。]
………虚って素直ですね。
[ 否応なく向けられる感情に、悦んでいるようで。]
嗚呼、すいません。
面白いわけじゃなくて。
私はその力には出会いたくはありませんね。
痛いの嫌いですので。
[ やはり嗤いを噛み殺したように答える。]
腐ってるのは、俺、だよ。
…でも自覚あるならあんたも、なのかもな。
[くく、と喉で楽しそうに哂い、腕を伸ばして水差しに手を伸ばす。
逆の手でコップに手を伸ばそうとするが、面倒になったので水差しに口をつけてがぶがぶと飲みだした。半分くらいは零れて体を伝ってしまったが、そこからは薄く水蒸気が上がった。]
素直、素直な――そうだと思う。
だから、「虚」に全て任せれば、とても楽だ。
気持ち悪い、腹が立つ、キライ、疲れた。
だから壊す。
それだけだ。
−ラスの家−
[戻った時にはカルロスの姿はなく。
その代わり騒ぎに目を覚ましたお袋さんの姿があった。
戸惑い不安を訴える目に、ただ頷く。]
………大丈夫だ。
もうすぐ先生も来る。家で大人しくしていてくれ。
[詳しくは言わず、そう告げて薬の袋を渡す。
赤が幾らか移ったそれに小さな悲鳴が上がり、ようやく手の平から血が出ていることに気付いた。]
……ああ、すまん。
風で手を切ったようだ。
[ベルトポーチから血止めを出して塗る。
簡単に布で巻き、疾風に大丈夫だと撫でてその場を後にした。]
[ 返ってきた言葉に明らかな嫌悪を示す。]
………叩き出しても構いませんが?
[ 背中の羽根を大きく動かして、近付く。
太陽の下に出れば、その羽根は薄い金色に輝いた。
水差から直接飲んでいる様子を見れば、呆れたように。
深く溜め息をついた。]
[ 足元を付いて来ていた闇は日光の直前で動きを止める。]
くすくす……。
やはり、思ったよりお元気そうですね。
今日は何を壊すのでしょうか?
今度は失敗しないといいですけど。
[ またも嗤いを堪える。]
[疾風は、遠慮なくスティーヴの足元に纏わりつき尻尾を振る。
撫でられて嬉しそうにキュンと鳴くと、去って行く彼の姿を舌を出して嬉しそうに見送っていた。]
…今日は流石に、あんたがやってくれよ?
俺はちょっと、疲れた。
あぁ、そうだ、あの弾かれた力は…多分、アヤメだ。
あの光を、間違いはしない…。
彼女には手を出さない方が良いかもしれない。――こうなるぞ。
[少し肩を竦めながら、低い声で呟いた。]
――――――…。
体力勝負ではなかったでしたか?
[ 嘲るように言ってみせる。]
成程…アヤメ殿ですか…。
ご忠告ありがとうございます。
では、彼女は後回しにした方が良さそうですね。
[ そう言って左目を押さえた。]
まぁ…別に構いませんが…。
[ そう言って深く溜め息をつく。]
いろいろと考えなければいけないのに…。
あまり、面倒なことが増えるのも考え物ですね。
[ 左目から手を外して、男を見た。]
体力勝負だけど、「術」系で体力奪われたらどうしようもないっての。
しかも、それはあんたも一緒、だろ?
[ふてるように翼で包んだ体をごろりと転がすと、その漆黒の左目が目に入り。
きょとりと瞬いて、聞いた。]
そっちの目って見えねぇんだっけ?
…叩きだされるなら自分で消えるよ。
近くで、利用はさせてもらうけどね?
[面倒のひとつは俺だな、等と言うと、大の字に寝転んで楽しそうに笑った。]
[ 己の弱点を言われると、さらに不機嫌さが増す。]
……最近は、幻視でも疲れません。
確かに、術に関しては弱いですけど。
[ 返す言葉もなく。
少し苛立った様子で言葉を探していると問われる。]
嗚呼、言ってましたか?
完全に見えないわけではありませんが。
ここの所、無理したようでもうほとんど見えません。
視力は何れ失うと言われていましたし。
……私の負の思念はここに集中しているのでしょうね。
虚は本当に素直ですね。
[ そう言って、自分を嗤う。]
人の家をお手軽、便利、みたいに言わないで頂けますか?
元気になったなら、早く戻りなさいな。
誰かに見られては困りますから。
[ 大の字に寝転がる相手を睨むように。]
嗚呼、それから。
面倒の1つどころか、多大に面倒です。
そこら辺、自覚して下さいね。
[ 空いた水差とコップを拾い上げた。]
へぇ、幻視でも疲れないのか、すげぇな。
ま、言われなくてもそんだけ庇ってりゃわかる、けどね――?
[言うと、面白そうにくつりと笑った。]
[ 溜め息と共に頭を抱える。]
……そんなに分かりやすかったでしょうか…?
弱りましたね…隠していたつもりでしたのに。
まぁ、最終的には何も見る必要はないですからね。
[ そう言って水差に水を足す。]
……謝られても困りますが。
私に迷惑がかからないのでしたら、どうぞご自由に。
ベランダはいつも開けっ放しですし。
あまり、ここに人は寄り付かないので。
[ もう一度、水を足した水差を傍に置いた。]
…すまん、さんきゅ。
[小さく言うと、次の水差しの水は頭から被る。
再び水蒸気に包まれると、黒い翼で翼を包んで大きな卵のような形になり、小さく寝息を*立て始めた*]
−蒼穹−
[空を行きながらカルロスの姿を探すが見えず、眉を寄せる。]
………争いの後は特に見当たらなかったがな。
お袋さんが目を覚まして逃げたか?
[翼を捨てた立場ならそれもありえるかと、鼻を鳴らす。
逃がした事については、責められる立場にない。
それ以上探す事なく聖殿を目指す。*長老へ告げる為に*。]
まぁ、最終的に壊しゃぁなぁ…
[かし、と頭を掻くような音がして、続けてくすと笑む音。]
…わり、2,3時間寝る…
[言うなり、その声は薄まって消えた*]
[ お礼を言われると、また水差を受け取る。]
……困ったものですね。
[ ベランダで寝息を立て始めた男に、不満そうに呟く。
とりあえず、水だけは用意して。
自分は部屋のベッドに腰掛けた。
背中の羽根は*広げたままで。*]
さて…何も起きなければいいのですが。
[ 部屋の中、闇が蠢く。]
……煩い。
もう少し黙って見ていなさい。
まずはこの島を壊すんだから……。
[ そう言って指先で踊る虚を睨みつける。
嫌な胸騒ぎは、何を暗示するのか。**]
―回想・広場―
[オーフェンのそばにより、声をかけ、体をゆすれば、やがて意識は戻るだろうか。しかしそれでオーフェンがずいぶんと弱っている事にようやく気がつき、表情がわずかに曇る。口が、への字になった]
君、一体何を隠している。
[――と、凛とした声が響いた。
自らの力について語る、エリカの声。
銀の翼を広げた少女は月下に宣言する。ネロが堕天尸ではないと。
不信と好奇にざわめく周囲。リディアが堕天尸ではないとの言葉には、昨日のエリカの様子を、短く言い添えたかもしれない。
そうしてオーフェンに傍らに膝をついたまま、一部始終を聞き、見届けた。
やがて話が終われば、鳥と少女はこちらにやってくる。
金の鳥は、ふわり、ふわりとあたりを舞う。思わずそれに目を奪われていると、エリカの声がして>>77 >>79疑わしそうに言うだろうか]
今度こそ、本当に大丈夫なのか。
……連日倒れている患者を放って置けとは、薬師にずいぶんな注文だな。
先生は、自分の意思で出て行く人は放っておけばいいといっていたけれど…少し残念そうだったよ。
[アヤメの喝が聞こえれば楽しげに目を細めるだろうか。オーフェンの言葉には>>83わずか、考え込んで]
ああ、あの子の事だから、樹の中に入っても、構わず笑っているのはあり得そうだ。……寂しいか?
……飛行、気をつけて。
[言うと、去り行く白い翼を見送り、視線を広場に戻す。周囲が未だ、遠巻きなざわめきに包まれているのを見て、軽く肩をすくめた。そのまま早足で広場を横切り、エリカを追っていったアヤメに追いつこうとする。広場を出て、人気のないところまで行けば、オーフェンが虚の気配に当てられやすいと、先生が考えたことを話すだろうか]
……だから。虚の影響からオーフェンを護るような術が使えるのならば、使ってあげられないか。
[と、相談した。用が済めば、夜闇に銀の光を零す翼を広げ、飛び立つ]
― 森中 ―
ラスさん、来なかった……ね
……家の場所、聞いておけば、よかった……
[立ち去る寸前、何気なく地に落ちている薄金の羽を拾う]
……え、なに?
[痺れるような感覚が全身に走る。間をおいて、快感。驚きの表情で羽をみつめ、ラスがしていたように羽根を]
――くる
――くる
――くるり
[羽根の表と裏が、交互に変わる。何かに憑かれたような瞳は、やがて縦に細まっていく*]
―夜・結界樹―
[アヤメと別れて向かったのは、施療院ではなく……結界樹。降り立ち、幹に背をとんと預けて、頭上に広がる葉の天蓋と、合間に差し込む月の光を見つめる。]
クローディア、ジョエル、リディア。こっちは相変わらず、落ち着かない。
…………………。
ネロ。翼がなくなって、上手く飛べなくなって……それは、本当に楽しい世界だったか?私は、怖い。
[ちいさな、ちいさな声。語りかけるでもない、呼びかけの形を取っただけの、独り言。そのまま、しばらく動きたくなくて、結界樹の根元に座り込んだ。風除けに翼で体を覆うようにしているうちに、やがて、そのまま眠りに落ちる。……目がさめて慌てて施療院に戻ってから、*先生に存分にお小言を食らうことになった*]
[ゆると、翼を開いて顔を上げた。
そろそろ動けるだけの力は回復していた。
ゆさゆさと、翼を動かしてみる。動く。
目を暫く瞑ってその眉を寄せると、漆黒の翼は薄金へと変わる――戻る。
…たとえ、仮初でも。]
じゃ、さんきゅ。行くわ。
俺確認したい事もあるし、またな。
[相変わらず本を読む部屋の主に手を上げると、翼を広げてベランダの手すりを蹴り、空へと飛び出した。]
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