人狼物語 ─幻夢─


47 【いばらの王 blue-side】

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写眞家 アーベル

『───』

[少女は目をつぶり]
[歌声に耳をすませる]

      『そう───探していた』
      『荒野の中に安息の地を』

[蒼い航跡]
[ペルセウスを描く]



『ゼルギウス───お前の負けね』

      [それは風の囁き]

(229) 2009/10/10(Sat) 00:55:09

令嬢 ブリジット

[《――鳥になったら 風が見えるかな》
屋上の強い風。横切った白い鳥。
響いて消えた、テノールの歌声。]

   
 
 …――貴方 鳥に なりたかったの アーベル
 …――そうして、“永久にやすらう場所”を…



[悲しげに眉を寄せた。
いばらの葉色の眸が揺れる]

(230) 2009/10/10(Sat) 00:56:30

政治家 ヘルムート、身体が一段重くなるのを感じる──{2}

2009/10/10(Sat) 00:57:14

植物学者 ライヒアルト

……ああ。
同い年とは思えんくらい、子供だと思ってるが。

[さらり、返しつつ。
目に映る、変色した腕に、天鵞絨を細めた。

そこに聞こえた、ヘルムートの、声]

……確かに、この中では俺が一番そちらに明るいでしょうしね。

[不本意だけど、と苦笑して。
先ほどから探していたそれを求め、再度、奥の機器の方へと向かった]

(231) 2009/10/10(Sat) 00:59:44

シスター ナターリエ、ヘルムートの言葉に頷いた。いつでもライヒアルトを手伝うと。

2009/10/10(Sat) 00:59:55

写眞家 アーベル

『鳥ではないわ』

『文字通り───望んだのは風化』

『薬に頼らず』
『あるがままの時と』
『死を受け入れて』

[白い羽は羽ばたき]

『咲いて───朽ちる』

[黒百合にぽつぽつと混じる白]

(232) 2009/10/10(Sat) 01:01:05

政治家 ヘルムート

[22%は、(Lv3.) アーベルを支えて歩いた所為だけではなく。腰から背に掛けて腎臓のあるあたりから、石膏の粉が落ちたような匂い。手足は無事だったが、徐々に動きが鈍くなっているのが理解出来た。

 風が巻き上がる。
 ベアトリーチェが巻き込まれては行けないと、走ろうとしながら、]


ベアトリーチェ。


[ふと気付く。風は自在でも、妖精自身はアーベルの周囲からそれほど離れられない事に。此処に来るまでのフロアに有った石像と幻想生物達のよう。]

(233) 2009/10/10(Sat) 01:02:53

写眞家 アーベル

[ゆっくり指差した先]
[そこには]
      [きっと銀の原本が眠る]

『───行きなさい、生きるを望む人たち』
『時間は、多くは残されていない』

[少女の声は告げる]


『そして───征くといい』
『茨の鳥籠の如きこの世界を』

      [ゆっくりと薄れる少女の姿]

『強く、強く───羽ばたく鳥のように』

(234) 2009/10/10(Sat) 01:05:06

令嬢 ブリジット

[囁く黒百合の少女を見上げた。>>229
くらり、と視界が揺れる。  ――ゆれる。
それでも眼を離さない。]

「飲みたくない」
「薬は嫌いなんだ」

[頑なな言葉を思い出す。]

「痛い間は 生きているから」

[蝕まれても、ずっとずっと。
白を混じらせる黒百合へ、歩み寄りながら両手を差し伸べる。
その包帯に包まれた腕から覗くのは
巻きついたいばらと、白い花]

(235) 2009/10/10(Sat) 01:05:33

星詠み ノーラ


…あるがままの―――死。

[がり、と地面を削る足から白い粉が生まれて風に運ばれていく。]

[鳥に――風に、なりたい。]

[頭に咲いた黒百合が白く、白く。]

(236) 2009/10/10(Sat) 01:06:26

盲目 ベアトリーチェ

[聞こえた声。風が吹く]

 あるがままの死でも、この病気は、残酷だわ。
 でも、アーベルさんは、そうしたかったのね。

[ヘルムートに名を呼ばれ、大丈夫、と首を振って]

 風に、なりたかったの?

(237) 2009/10/10(Sat) 01:08:27

植物学者 ライヒアルト

[壁際に寄って、一つ一つ、機器を辿る。
右の光が失われている分、視野は狭い]

……あの性格だと、まず、普通に『わかる』ようにはしないはず。
何か……違う形の、目印があると思うんだが。

[零れる呟き。
届く、妖精の声>>234に振り返る。
霞む視界は、その示す位置を捉えきれない]

……どこ……だ?

[問いは自然、傍らのナターリエへ]

(238) 2009/10/10(Sat) 01:08:41

シスター ナターリエ

[子供と言われて頬をふくらませかけ。]

 ライヒならいいか。せいぜい甘えさせて。

[笑って。奥の機器へついて行った。

問われるまま、妖精の指差す先を示した。]

 ここよ。

(239) 2009/10/10(Sat) 01:13:22

盲目 ベアトリーチェ

 もしそうなら。私と一緒なの。
 今は違うけれど。

 風は、自由だもの。
 色んな世界を、見てみたかったから、風になれたら、視られるのかなと思ってた。


[幼いころの、夢。理由は違うのだろうけれど。

生き
征きなさいと、声が聞こえた ]
行き

 行かなきゃ。生きるために。

(240) 2009/10/10(Sat) 01:14:22

政治家 ヘルムート

[白い花を巻き込んだ風は、盲目の少女へ向けて流れる事は無い様子。ヘルムートは、見開いた両眼をカインに向ける。]


──消えるのは、待て。

アーベルは、
ピューリトゥーイを投与された彼は、

死んでも。

囚われてたまま なのか?

[記念写真が最初の写真だと虚ろな声で言ったアーベル。彼は、ファインダーに切り取られた時間の中に。石像の中に。永遠に?]

(241) 2009/10/10(Sat) 01:14:38

星詠み ノーラ

[薄れていく少女の精を見守る。
指を指した場所に辿り着く者が見える。>>239]


[星詠みは――…そっと右目に触れた。]

(242) 2009/10/10(Sat) 01:15:58

写眞家 アーベル

『なりたかったんじゃないわ───探していただけ』

[指差した先へ風は流れていく]
[道標を作るかのように]

『───ありがとう、やさしいひと』

[白い花と茨]
[その茨と花を]
[風は求める]

[少女を壊さぬように]
[編み上げる茨の冠]
[これがあればもう]
[風は十分だった]

(243) 2009/10/10(Sat) 01:16:01

令嬢 ブリジット


 

 [薄れていく――消えていく、姿に
 いばらの葉色した眼を哀しげに細める。]


 ……――  …


 [うまく、声が出なかった。
 いきなさい。
 花びらが、はたり はたりとおちた。]

(244) 2009/10/10(Sat) 01:16:38

星詠み ノーラ、強い痛みを感じる。心と体――衝のようだ。 {6}

2009/10/10(Sat) 01:17:59

星詠み ノーラ、メモを貼った。

2009/10/10(Sat) 01:19:15

写眞家 アーベル

『アーベルはもう───大丈夫よ』
『私が連れていく』

[ヘルムートにこたえる声]

[茨の冠を己の頭上へと戴き]

『アーベルにとって───死は解放』
『この世の痛みと柵から解き放たれること』
『荒野の先にある安息の地』

(245) 2009/10/10(Sat) 01:19:50

星詠み ノーラ、閉じた瞳の中で髪を揺らす風の流れを感じた。

2009/10/10(Sat) 01:20:08

植物学者 ライヒアルト

……まったく。

[甘えさせて、という言葉。
返したのは大げさなため息、一つ。

示された先には、一角獣のエンブレムが刻まれていた。
癒しの象徴。
細められる天鵞絨]

……どこまでも、いい趣味だな。

[呟きながら、エンブレムの周辺を辿る。
指先はやがて、隠された端末を開くスイッチを探し当てる。

開いた端末、小さなモニター。

高速で流れていくのは、記号の如き文字の、羅列]

(246) 2009/10/10(Sat) 01:20:11

政治家 ヘルムート、メモを貼った。

2009/10/10(Sat) 01:21:36

シスター ナターリエ、ふふ、と笑って。後はライヒアルトの操作を見守った。

2009/10/10(Sat) 01:23:47

星詠み ノーラ

[瞳を開けば新緑の欠片、まだ見える。
足もちゃんと地面についている。]


アーベル…――


[連れて行くという声。
その主の姿は消えゆくままに。]

[頬を擽る風に髪を耳にかけて]

風が吹く時…
貴方を思い出すわ。

(247) 2009/10/10(Sat) 01:24:16

写眞家 アーベル、メモを貼った。

2009/10/10(Sat) 01:24:41

令嬢 ブリジット

[黒百合の少女から眼を離せないで。
巻き上がる風に亜麻色は揺れ、いばらの冠が編みあがる。

蒼い風は

金の少女の髪を、
誇り高き者の黄金を、
星を詠む者の黒髪を、
天鵞絨の眸の青年の髪を
寄り添う女性の金色を

石と化した写真家の頬を撫で
行く先を指し示す]

(248) 2009/10/10(Sat) 01:25:47

令嬢 ブリジット

……、 …そう …

[少女の言葉に、
差し出すのは預かったままのカメラ>>245]

…たいせつな もので しょう?

(249) 2009/10/10(Sat) 01:26:03

星詠み ノーラ、メモを貼った。

2009/10/10(Sat) 01:26:04

政治家 ヘルムート、メモを貼った。

2009/10/10(Sat) 01:26:32

写眞家 アーベル、令嬢 ブリジットの差し出したカメラに首を横にふった。『もう必要はないから』

2009/10/10(Sat) 01:28:28

令嬢 ブリジット


[ ――黒百合の少女は頚を横に振る。
それを確かめた、ブリジットは


  ふ、っ  と


風に髪を揺らし 花びらが舞い散るように
その場に斃れこむと

白い花を胸元に咲かせて
*眼を閉じた*]

(250) 2009/10/10(Sat) 01:29:29

植物学者 ライヒアルト

……お前が、何のために作られたのかは、知らんが。

[語りかけながら、端末に触れる。
プログラム的な操作は、石と化した少女の方が得意だろうに、と思いながら]

……とめさせてもらう。
先へ、進むために。

……とまった時間を、進めるために……。

[手を動かしてゆく。
知る限りを駆使しての、強制終了操作。

いくつかの抵抗を抜けて。

要求されたパスワードに、しばし、思い悩み。
打ち込む単語は、思いつきの導いたもの。

『Rosa multiflora』]

(251) 2009/10/10(Sat) 01:30:12

写眞家 アーベル

『旅立つ者に───清浄なる茨の王《ピューリトゥーイ》の祝福を』

[ひとつ][ふたつ]
[ほんのりと輝いて消えていく][幻想種達]

『失われた片方の翼』

[緩やかになった上昇気流に乗って]

『今は、安息の場所へ飛び立つための───翼であり風』

[───わらって]


『ありがとう』


[風は消える*]

(252) 2009/10/10(Sat) 01:30:24

盲目 ベアトリーチェ

[連れて行く、という声。寂しいと思った]

 アーベルさんのこと、忘れない。
 カ、インさんのことも。

[足はノーラのほうへ。たどり着くと、その身体を支えた]

(253) 2009/10/10(Sat) 01:31:54

写眞家 アーベル、メモを貼った。

2009/10/10(Sat) 01:31:57

政治家 ヘルムート

[風が示す道筋を見た。]

カインが

アーベルを、

連れて行けるのなら、良い。

[随分と重くなった足は、示された道へと一歩進む。
 ──吹き抜ける風に、黄金の髪が乱れた。]

(254) 2009/10/10(Sat) 01:32:02

星詠み ノーラ、メモを貼った。

2009/10/10(Sat) 01:33:13

シスター ナターリエ

[不意にカインを見つめ、口の中でだけ、言った。

アーベルとカインの事も忘れないから、と。

カインが消えればライヒアルトの手を見てにこにこしている。]

(255) 2009/10/10(Sat) 01:34:22

植物学者 ライヒアルト、メモを貼った。

2009/10/10(Sat) 01:34:49

令嬢 ブリジット


[     “ありがとう”

  
 そう聞こえたのは、  きっと
 幻聴でも、  まぼろしでも  なかった。


 いばらは咲く。――咲いて、舞い散る。
 身体が重い。
 重いけれど、でも。

 ――薄く開いた霞がかった眼に 滲んだのは涙]

(256) 2009/10/10(Sat) 01:35:27

政治家 ヘルムート、メモを貼った。

2009/10/10(Sat) 01:35:36

星詠み ノーラ

[ぐらりと視界が傾いた。
病はまだ進行しているのだ。]

…っ、…

[とん、と支えられる感覚。>>253]

―――…怪我は…ない?

[もう1人で動く事はかなり困難な状態だった。
それでも自分の命を絶やしてはいけないと
思わせてくれたのはこの子がいてくれたから。]

ベアトリーチェ…

(257) 2009/10/10(Sat) 01:36:46

星詠み ノーラ、盲目 ベアトリーチェの見えない瞳のかわりに、カインをアーベルを見て

2009/10/10(Sat) 01:37:38

政治家 ヘルムート

[胸に白い花を咲かせて倒れたブリジットの身体を抱え上げる。
 ベアトリーチェとノーラが、寄り添いながら前に進む姿を横目に、随分と遅くなった足取りで、ライヒアルト達が居る方へと──。]

(258) 2009/10/10(Sat) 01:38:00

星詠み ノーラ

[消えていく生物と舞い上がる風を感じ
ありがとうの言葉を聞き

そして]


笑っているわ。


[笑顔が咲いた。]

(259) 2009/10/10(Sat) 01:39:15

政治家 ヘルムート、令嬢 ブリジットの目蓋が揺れ、目元に滲む涙に──、大丈夫か?

2009/10/10(Sat) 01:39:47

植物学者 ライヒアルト

[打ち込んだのは、野茨を示す、学名。

直後、感じたのは、風の流れ]

……ん。

[いろを失わぬ天鵞絨は、消えゆくものたちを捉える。

じゃあな、と。

小さな呟きを、心の奥に、落とした]

(260) 2009/10/10(Sat) 01:40:48

植物学者 ライヒアルト

[再度、向き直るのはモニター。
パスワードは、受け入れられていた。

終了の是非を問う、表示。

選ぶのは──終わりを、ねむりを、導く選択肢。

流れてゆく文字の連なり──それは、やがて、消えて。

銀なるものは。
その動きを、止めた]

……止まった。か。

[空白を経て、零れたのは、小さな呟き]

(261) 2009/10/10(Sat) 01:46:12

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生存者 (6)

ライヒアルト
269回 残4522pt
ブリジット
249回 残5156pt
ナターリエ
249回 残6510pt
ベアトリーチェ
194回 残7495pt
ヘルムート
112回 残8896pt
ノーラ
306回 残4426pt

犠牲者 (5)

ギュンター(2d)
10回 残13260pt
イレーネ(3d)
113回 残9099pt
エーリッヒ(4d)
138回 残7972pt
ユリアン(5d)
121回 残9958pt
ゲルダ(6d)
117回 残10859pt

処刑者 (6)

リディ(3d)
27回 残12803pt
カルメン(4d)
113回 残9883pt
オトフリート(5d)
47回 残11323pt
ハインリヒ(6d)
194回 残6185pt
ダーヴィッド(7d)
251回 残6165pt
アーベル(8d)
105回 残10358pt

突然死者 (0)

発言種別

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