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─ 湖畔 ─
[機械竜に向けられた問い、それへの答えは如何様か。
影響ありと判ずる要素が出たのなら、幾度目かのため息が落ちる事となるのだが]
……そう、言われてもですね。
アレとは、色々いろいろ積み重なってますんで、ええ。
[彼の魔とのあれこれは、言葉で説明しきれるはずもない。
ふき出された事も相まって、声音は更に一段低くなったものの。
それ以上、言葉が重ならぬならばこちらも、それ以上は触れない……というか。
触れたくない、というのが偽らざる本音だった。**]
― 上空 ―
[天青に輝く機鋼の竜は、眼下で影輝の力が有り得ぬ結合を正し、時空竜の喚んだ『虚』の一端によって還っていくのを、機械竜の目とセンサー、そして虹色の力場に繋がる神経で捉えて、ばさりとメタルの翼を羽ばたかせる]
(無茶は無茶だけど、時空竜も、まあ限界は越えてないかあ...ブリジットさんも頑張ったなあ)
[などと、些か呑気に考えながら、ゆるりと降下に入ろうとした時、ソレが唐突に訪れた]
『警告!警告!侵入!感染の恐れ!警告!警告!』
うっわ!!
[神経を通して響き渡ったエマージェンシーコールと共に、強制的に解放されていた力が一部遮蔽状態となる。結果、竜体を維持するエネルギーが不足して...]
まじでーーー?!
[急激に人型に変化した青年は、そのまま上空から地面に急降下して地面に激突...する寸前で、ばさりとメタルの翼だけを再び開く事に成功して、大きく溜め息をついた]
あっぶねー...
[ウワンウワンと、まだエマージェンシーコールの名残が響く頭を振って落とした聲が、少しばかりいつもより柄悪く聞こえるのは、さて、触れた魔の影響であったのかどうか?*]
ハインリヒさんもお久しぶりです。先程は助かりましたよ。
[げんなりした顔の風使いにも>>197満面の笑みでしらじらしい礼を投げ]
機鋼竜殿の事でしたら、心配ないでしょう。私に触れた位では大して歪みはしませんよ。何しろ、愛情深い、お父さんお母さんに育てられた魂が底に宿っているのですしね。
[にこにこと、微笑まし気に、影輝の子供達の様子を眺めながら、さらっと口にするのは、どう見てもわざと気に障る言い方をしたとしか思えない無責任発言。
思う壷>>213というハインリヒの見解は実に正しかったが、実の所、時空竜が反応するからこそ、他への被害が抑えられもしているわけで、これもまた、ある意味均衡を齎す一助、と言えなくもない*]
/*
性格のとっても良い対属性に侵入されて、多分、ちょっと余計な学習をしたんじゃないかしらね。南無...(
多分、命に別状は無いよ。
/*
りろったらなんか物凄く突っ込まんとならんもんが見えたんだが、拉致られる事になったんで、反応はまた後で!
ていうか、てめ、こんにゃろwwwwwとだけは言っておく!
/*
反応すると思う壷というのは、オトさん以外にも正解でしてね。ハインリヒさんや、ブリジットさんに嫌がられるのも、ベアトリーチェに懐かれるのも等価で愉しんでますからね。
心が動くなら、それが正負どちらであっても関係ないのよ、心の魔には。
動きにくいものが動くほど喜ぶから、オトさんへの愛が深くなるんだけどwww
─ 湖畔 ─
……そこは否定しねぇけどな。
[同じ属を持つ者同士であれば、支えとしては大きい。
それはわかるから、否定はしなかった。
しない代わりに視線が胡乱気になるのは已む無しとしておいて]
……あんたな。
[機鋼竜に関してさらり、告げられる言葉>>221に、異眸が更なるジト目に変わる。
いつもなら諫める立場の白梟を欠いているのも、ある意味では不幸というかなんというかで]
……大して、って事は、全く無害じゃない、って事かよ。
[ぼそ、と呟く。
いや確かに、ちょっとくらいは歪んでもいいんじゃないかと思う部分、なくはないのだが。
干渉した相手が相手だけに、色々と複雑な心境になるのは、どうにもならないらしい]
……あー……やれやれ。
腐れ番人が怠慢してくれたお陰で、験が悪い。
[とはいえ、今は細かく突っ込む余裕はあらゆる意味でなく。
見えぬ場所、決して手の届かぬ所から全てを眺める世界最強の傍観者へ向けて毒づくだけで止めておいた。
単なる八つ当たりなのは、言わずもがなだが。*]
/*
[柱の陰で様子をみていたら、ダッシュで突っ込んでこられたΣ]
[わたわたしながら、頑張ってきゃっちを試みるけど、勢いあまってひっくり返る未来しか見えない残念少年(]
/*
ちょっとくらいは歪んでもいいんじゃないかにわろたwww
そうねw少しくらい歪まないと、まっしぐらに進みすぎて不安よね、このこの場合wwww
私の力が有害になるかどうかは、触れた者次第ですよ。
[ジト目の時空竜に、くすくすと笑ってそう告げると、心の魔は空を見上げる。丁度メタルの翼を拡げた金髪の青年が、湖を目印に降りて来る所だ]
...とはいえ、これ以上近付くと、時空竜殿に本気で怒られる事態になりそうですから、そろそろ私はお暇しましょう。
[言葉と共に、足元の影がすう、と濃くなり、扉のような形に変わる]
/*
[きゃー、って感じで突っ込んで行く仔犬]
[勢いよくフォルカーにどーん!]
[きゃっちされてもひっくり返っても楽しそうにしているはず]
ハインリヒさん、あなたのその人間らしい前向きさは、とても素晴らしい。またいつか、御会い出来る事を祈っています。
[ハインリヒがオトフリーとにかけた言葉には>>232そんな賞賛めいた言葉を贈る。が、再会するということは、また何かに巻き込まれる事を示すに等しいわけで、祈られる方はたまったものではないだろう]
お嬢さんは、どこかへ出掛けるところだったのでしょう?良ければ御送りしますよ。
[そうして影の扉の向こうに消える前には、夢魔の少女にそんな誘いをかけたが、さて彼女はどう答えたか。
彼女がまだ、知り合った者達と別れを惜しみたいと言うなら、影を渡る道筋だけを教えて素直に姿を消すのだが、もし一緒に行くと答えたなら、送って行った妖精郷で、ちょっとした騒ぎが起こるのは避けられなかったかもしれない**]
/*
と、一応心魔は締めておこうw
ちなみに、こいつ、実は出自が、ディナ・シーと近いんで、妖精騎士のおっさんとは顔見知りだったりするw性格正反対だけどwwww
─ 湖畔 ─
……それは、確かにそうですけどね。
[過ぎた事は変えられない。
時を戻す事が禁忌である事は、その属を帯びるが故に誰よりもよく知っているから、ハインリヒの言葉>>232には同意の頷きを返して]
……わぁってるよ。
どんなものでも、触れたもの、受け取った者次第だ……そこは、理解してんだよ。
あんただから、余計な心配が先に立つだけだってんだ。
[言わんとする所には理解を示すが、苛立ちが零れるのはもう、どうしようもない。
感情を波立てればそれだけ向こうが喜ぶ……というのも、わかっていない訳ではないのだが、一応]
[いうだけ言って、心の魔は空間から姿を消す。
その姿が消え、気配が完全に消えると、はー……っと、深く、ふかく息を吐いた]
……ったく。
ちょーし、狂う。
[ぽそ、と零れたのは本音の呟き。
ともあれ、いつまでも引きずっては、と首を振って気持ちを切り替えた。*]
/*
[真っ向うからどーん! されて、見事に転げました]
[いたかったけど、いたかったけど、嬉しそうだからいろいろ我慢の子]
……うん、どう考えてもこのルートだった。
ビーチェはいろいろお疲れ様なんだよ。
/*
>>236
しめお疲れさまなの。
マテウスお兄さんともお知り合いとか、ほんとに顔ひろいねw
と、そういやマテウスお兄さんはビーチェの時間軸では今どんな状態なんだろって聞こうと思ってたのだった。
面会謝絶状態じゃなかったら、ナタル達とおんなじように会いに行ってると思うのだけど。
/*
>>236
て、そことも知り合いなのかいwww
……何気に、余力あったら、3ID目にナタル放り込むのもちらっと考えてはいたんだが。
そこと出くわしたら絶対こわい世界になると思ったのと、予想以上に体力なかったからやめといたんだよなぁ……。
─ 湖畔 ─
[肩を叩く感触に、は、と一つ息を吐く]
そうですねぇ……事態は一応、解決しましたし。
あるべき場所、あるべき時へ、帰りませんと。
[この消耗具合だと、しばらくは虚に籠もるようか、などと考えつつ]
……俺は、最後に後始末をつけてからじゃないといけませんから。
皆さん、お先にどうぞですよ。
[言いながら力を集中させ、それを無限鎖の銀の輪に宿す。
あるべき時間へ還るための道標、それを人数分創り出して各自の許へと飛ばす。*]
帰り道は、これが示してくれるはずですから。
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