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─湖畔エリア─
[ぽきゅぽきゅ、と音をたてつつ、体勢を整える]
うう。わんころさん。はやい。
ですよ。
[自分がトロい、というのは棚に上げて。
呪を紡ぎつつ、突っ込んでくる様子に、こてし、と首を傾げる]
るるぃ、るる、るるら。
《我が命の糧たる流水の御霊》
りりるる、るる、ら。
《我らが礎たる大地の御霊》
るる、るるる、るる。
[走った所で逃げられない、という思いがあり。
二種の精霊に呼びかけつつ、近づくフーゴーを待ち構える姿勢]
/*
そちらも無理せずー。こちらは、余裕あるので。
そして勢いの結果は全然問題なしですよ、と。
ふわふわが群れているだけよりも、面白い事になっているので。
─平原エリア─
……無事に、ついたか。
[休憩所についたユリアンの姿に、やれやれ、と呟く]
ま、イロイロと無茶な事をやったようだし。
少し、ゆっくりさせとくか。
[そんな呟きを漏らしつつ。
真紅は洞窟と湖畔、それぞれの様子目で追ってゆく]
/*
よかったぁ。ほっとしたぁ
ってことで、ゼルギウスとずっといさせたいのかランダム神はと絶好調なのを確認できたのに更にほっとしつつ寝ます。
*おやすみなさい*
─洞窟エリア・地底湖入口─
[イヴァンが牽制に出て、ロミも囮になるべく仮称Gへと向かう。
リディはしばらく追い込む手段を考える]
うーーーーん。
あれをこっちに連れて来るにはやっぱり囮、なのかな。
でもそうなるとその人も通路に取り残される可能性が高くてー。
となると、広場から押し出して壁作る方が…。
[あれこれと考えていたが、終に頭からぽふんと煙を噴いた]
うーーーーー。
考えてもキリがない!
アレだけ閉じ込めれば良いんだ!
[ぷるぷると首を振ると、肩から下げていたポーチの蓋を開ける]
シルフ、12番の用意。
ノーム、もう一度手を貸して。
『Un pilar en cada dirección
Guarda a su persona』
[ノームへの言葉を紡いでから、ポーチに仕込んであった小さな針に人差し指を刺す。
ぷつりと、人差し指に紅い珠が膨れ上がった。
その間にもポーチの中からはカードが数枚、風精によって宙に浮かべられている]
―洞窟エリア・地底湖―
[揺れる地面に踏鞴を踏んだりもしながら、再び仮称Gが飛び上がらないように牽制し続ける]
「あの子が大きいの使うみたいね」
[黒曜龍の言葉にチラリと通路の方を見た。
カードが浮かんでいるのを見て頷くと、もう一度上から切り下ろす形で黒い悪魔の移動を阻んだ]
―洞窟エリア・地底湖入口―
はぁ…はぁ…。
[短い時間とはいえ、あの巨体を止めるのに多大な精神力を使い、息をあげている]
リディ、イヴァン…あとお願い…。
[ふらふらと倒れそうになるのを抑えながら呟いて、
イヴァンが牽制する様子とリディが何かを用意する様子を見ている]
─湖畔エリア─
[走りこみ、初撃はフェイントのように真横を抜けた。
攻撃の手がないのを見ると、どうやら向こうは逃げずに迎え撃つ体勢らしい。
唱える言葉の意味は分からないものの、さぼてんが使う魔法なら、土水樹のどれかな気がした。さっき風を使った気がしたが意識の隅に置いておく。
ならばとこちらも、唱えておいた詠唱を完成させる。
振り返ると同時に、金ではなく黒い文字が2つ、空中に浮かび上がった。]
『 チノソコニネムルゲンシノホノオ ミドリナメルアカキシタトナレ 』
『 セイセイルテンナスゲンリュウ アカヲマトイテアマカケリ 』
[紡ぐのは古代語ではなく、上位古代語。一つは赤い渦を、もう一つは無色の渦を作りあげる。
水属性が支配するエリアで火を使うのは厳しい。使えたとしても、威力は普段より数段落ちるはず。よしんば炎が届いたとしても、向こうも何かしらの防御手を打っている。
故に手加減せずに、風に煽られ勢いを増した全力の炎をティルに向けて叩き込んだ。]
─洞窟エリア・地底湖入口─
二人とも、離れて!!
[大地の精霊はイヴァンとロミが離れたのを見計らって、仮称Gの周囲に四つの柱を打ち立てる]
堅牢なる大地、絶対の束縛を彼の者に与えん!
[次いで、呪を紡ぎながら宙に浮く一枚に膨れた紅い珠を押し付けた。
大地のルーンが書かれたカードに刻まれる最後の一文字。
更には四枚に分かたれた、魔力複写してある『封印』のカードに一つずつ、マーキングするかのように紅を乗せ。
背の翅から飛び散る魔力の粒子がカードへと集まり、紅と紅の間を繋ぐ。
『封印』のカードが大地のルーンを取り囲み。
繋ぎとなった魔力の粒子を利用して、リディはカードを仮称Gへと投げつけた。
打ち立てられた四つの柱のうちの一つに当たったそれらは、砕けると同時に仮称Gを囲う堅牢なる檻を作り成す。
柱の間には硬い岩盤が隙間なく張り巡らされ。
中で仮称Gが暴れても、そう簡単には壊れないことだろう]
これはおまけっ!
『Llénalo a en un pilar!』
[腹の虫が治まらないとでも言うように、大地の精霊にもう一つお願いした]
─湖畔エリア─
[突っ込んでくるか、と思いきや、真横を抜けるフーゴー。
こてし、と首を傾げた直後、呪が解き放たれる]
るーーーーーーーーーーーーっ!
[渦巻く火炎に、甲高い悲鳴が上がる。
ドリュアスは、源流を辿ればアルラウネ、即ちマンドレイク。
叫び声は、ちょっとした高周波かもしれない]
るぃる、るるぅるいらっ!
《流水よ、流水よ、火炎を打ち消す水の壁となれ!》
[流水の精霊へ呼びかけ、水の障壁による全力の防御に回る。
炎と水がぶつかり合い、周囲には水蒸気が立ち込めた]
―洞窟エリア・地底湖―
[リディの言葉によろよろとその場から離れて、
その後すぐに黒が岩盤の檻の中に包まれていく。]
あれなら…いけるかな…?
[中で暴れているのか音が聞こえる。
そしてなにかこう潰れるような嫌な音を立てていたが、
直に中の音は静かになった。]
さすがにこれは効いたかな…?
─洞窟エリア・地底湖入口─
…………ふはぁ、上手く行った、かな。
[音が止む頃、大きな息を吐いてから人差し指の紅を、ちゅーっと舐めとる。
直後、疲れたのかぽてりと地面に落ちた]
─平原エリア─
おーおー。
どっちも、ハデにやっとるなぁ……。
[湖畔と洞窟の様子に、ぽつり、と呟く]
『……大丈夫、かしら?』
ん? ああ、ティルか?
……大丈夫だろ。生命力だけなら、ここにいる中で一番高いはずだ。
[と、言いながら、いつでも動けるようにはしていたりする]
―洞窟エリア・地底湖―
おう!
[リディの声に応じてロミが息を切らせている方へと跳び離れる。万一があれば庇えるように]
「やるわねぇ」
[岩檻が確りと敵を閉じ込め、更に続いた音の後沈黙が降りるとまず黒曜龍がリディを褒めた]
お疲れさん。流石だな。
二人とも大丈夫か。
[ダメージは無さそうだが肉体的精神的疲労の意味で*尋ねた*]
―洞窟エリア・地底湖―
ありがとう、イヴァン。
[イヴァンに支えられて呼吸を整えて]
さすがだねリディ。
[声をかけようとして地面に落ちるのが見えた。]
リディっ!
[あわてて駆け寄って、イヴァンも一緒に心配するように駆け寄る]
リディ、生きてる?
[地面に落ちたリディの頬をぺろぺろとなめた]
―湖畔エリア―
きゃいん!
[狼は耳は鋭い。可聴域も人の3倍以上はある。
ティルの叫びは耳を直撃し、脳を揺らした。一瞬ふらりと気が遠くなりかけよろめいたものの、倒れる寸前羽根を動かし四肢を踏みしめ、その場に耐えた。
視界だけは、意地でティルを捉えたまま外さない。
放った炎はやはりこのエリアでは部が悪いのか、水の壁に遮られ相殺されるように消えた。代わりに周囲に濃厚な霧のような水蒸気が立ち込める。ティルが動いた様子は、ない。
ふらつく体を何とか動かし、よたよたと大回りして、背後から近づいた。
ティルが気づかなければ、その鼻先をぺたりと体に付けるだろう。]
─洞窟エリア・地底湖入口─
ううぅぅぅ……。
『封印』のカード使っちゃったぁ……。
あんなゴ●に……。
[そっちの方がショックらしい。
落ちた地面にうつ伏せになり、めそめそめそ。
背中の翅が感情を表すかのように力無くはためいた]
……あ、ごめん。
あたしは大丈夫。
ちょっと休めば何とかなるし。
[イヴァンとロミに駆け寄られて顔を上げた。
頬を舐めて来るロミには、首元に手を回しぎゅーっと抱き締めて笑いかける]
ロミも大丈夫?
結構魔法使ってたみたいだし…。
イヴァンも助けてくれてありがとね。
[ロミから身体を離すと、イヴァンに対しても笑んで礼を言った]
─湖畔エリア─
[悲鳴がもたらした影響なんて、ドリュアスには知る由もない。
炎は打ち消したものの、流水壁に精神力を注ぎ込んだため、動く余力はないに等しかった]
きゅう。動けない。
ですよ。
[くらくらふらふらしながら言ったところに、背後から迫る気配。
何かが押し当てられる感触の後、ころり、と何かが背に転がり落ちてきた。ような気がした。
どうやら、マーカーが移動したっぽいです]
―洞窟エリア・地底湖―
[なんか違うショックとかも受けてるみたいだったので、
右前足でリディの肩をぽふり、肉球がぷにっと]
元気出してリディ。
[首元に手を回して抱きしめられて、笑いかけられると]
うん、私も休憩すればなんとか。
これで落ち着いて水浴びもできるだろうし大丈夫。
[ロミが離れてイヴァンに礼を言った後に、再度自分も小さな頭を下げて]
ありがと、イヴァン。
─洞窟エリア・地底湖─
[肉球ぷにぷに、良い気持ち。
機嫌が直った]
じゃあ水浴びして少し休んだら移動しよっか。
流石にこれ以上ここに居るのは……。
[潰したアレもあるし。
一匹見たら〜云々が頭を過ったが、口にはしないでおいた。
言ったら本当に出てきそうだったから]
―湖畔エリア―
[鼻先を押し当てぐいと顔を斜めに傾けると、頭上のわっかはティルの方に転がり落ちた。
多分、これで、大丈夫?
と思いながら、よろよろティルの傍から離れた。
耳へのダメージの影響で、走っては逃げられない。
ちらとティルを振り返ると、あっちはあっちで動けないようで。
いまのうちにと思いながらも、足はゆっくりゆっくり。空間の移動もままならなかった。]
―洞窟エリア・地底湖―
うん、あまり長居はしないほうがよさそうだね。
[なんとなく視線がちらっと一瞬アレの包まれた檻の方へ、
理由は口にしない、しないほうがいいと思ったから]
さてと、
[宙返り、ぽふんと人の姿になった。
黒いローブや髪、顔とかもところどころ薄汚れている]
イヴァン、水浴びしてくるから覗かないでね?
リディはどうする?
[イヴァンに返された反応はどうだったか、
リディにそう尋ねた]
─湖畔エリア─
[転がり落ちたリングはそのままドリュアスにくっついた]
るー……。
[か細い声は上がるものの、既に動く元気はなく。
頭の真紅もへしょり、となる]
追試。ふわふわ。ふわふわ。
導師より、こわい。
ですよー。
[ちょっと情けない響きの声は聞こえたか、否か。
というかそれも、*どんな認識なのかと*]
─洞窟エリア・地底湖─
あたしはこのまま休んでおくよ。
沈まないように気をつけてね?
[大丈夫だろうと思いつつ、ロミに忠告を投げかけて。
壁際で壁に凭れながら休息を取ることにした。
一応、イヴァンの手を煩わせることなく壁際には移動した]
─平原エリア─
っと、決着ついたか。
[マーカーの移動と、移動した先のティルが動けない様子とを、確認して呟く]
『……中々、頑張ったわねぇ……』
[はたり、と尾を振る水晶龍の評価は、果たしてどちらに向いたのか]
ああ、中々のモンだった。
……さて、んじゃ、ティルは追試会場に送って。
……次辺り、二人同時指名で一気に動かすかね。
あんまりのんびりやらせとくと、消耗がバカにならん、あいつら。
[誰のせいですかと]
……さて。
結果と次のターゲットについては……各自んとこに、通知送るか。
戻ってこれるとは、限らんし。
[だから、それも誰のせいですかと。
なんて事は全く気にせず、力を凝らす。
『魔本』が煌めきを放ち、それに呼応するように、ティルにくっついたターゲットマーカーが光を放つ]
―洞窟エリア・地底湖―
それじゃあ、行ってくるね。
[リディのことはイヴァンに任せて地底湖の方に、手をつけると少し温くてあったかい。
鍾乳石の影で黒のローブとかぬいで軽く準備運動、地底湖に飛び込んだ。]
なんだろう、地底湖なのにあったかい。
底に見える光ってるのが原因かな?
[中にもぐって光ってる方に向かってみると、見たこともない植物みたいなのが生え淡い光りを放っていた。
近づくほど水温が暖かくなっていく。やはりあれが原因なのだろう。
サンプルを取りにいこうとしてさらに近づく、むしろ暑いくらいになって途中であきらめた。]
[『魔本』とマーカーの呼応する光は、空間位層転移の光。
この試験会場とは、また異なる空間位層に位置する追試会場へ強制転移させるためのもの]
……まあ、あっちはえらい事になってるが。
多分、大丈夫だろ。
[なんか、妙に遠い目をしながら、ぽつり、呟く。
一度は自分で様子見た方がいいかもなー、とか、考えながら、転移の術を発動させた]
―湖畔エリア―
[だから狼は耳は鋭い。
追試、ふわふわ、にきょとりと目を瞬かせた。何のことやらと。
ただ導師より怖い発言には、ちょっとだけぞわっとした。
追試怖い、を頭に刻みながら、よたよた、ティルの方を向いたまま後退する。
ティルも早々動けないようだったが、万一を考えての用心だった。]
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