75 花を見上げて君はわらう
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ユーリーは、メモを貼った。
2012/05/14(Mon) 23:14:36
…ユーリーか。
[イライダの自宅を出た後、キリルの姿を探して歩き回っていた。
ユーリーの口から訃報を聞く>>149までもなく、そのことは知っていて。]
――さっき、見てきた。 俺、アイツを止めるけど。
邪魔するなら、今だぞ?
[そう語る声は、自分でも驚くほど低く…。抑揚のないものだった。]
(156) 2012/05/14(Mon) 23:18:19
ミハイルは、メモを貼った。
2012/05/14(Mon) 23:20:18
[キリル>>145の問いに、ふるふると頭を振った。
手の中にある、汚れのついたちいさな髪飾りに視線を落とし]
――お兄ちゃんが、……死んだ近くに、落ちていたんだって。
……ねえ、キリル……止められない、の……?
[何気なさを装う幼馴染に、ぽつぽつと答える。
立ち止まった位置は、それでもキリルを信じているからか、近い。
視線をあげて、じっと、キリルを見つめた**]
(157) 2012/05/14(Mon) 23:20:20
ロランは、メモを貼った。
2012/05/14(Mon) 23:20:28
カチューシャは、メモを貼った。
2012/05/14(Mon) 23:21:00
え。……?
[平坦な声。>>151
対して洩れた声は、酷く間の抜けたものだった。
僕は憎まれていると思っていた。もう要らないのだと思っていた。
彼女の手に掛かれば、それが償いになると思っていた。]
…… だって、お前、僕は……ッ
[それが独り善がりな考えだと、思いもせずに。]
(158) 2012/05/14(Mon) 23:22:19
……あの時の。
[臍を噛む。視線がどこか、険しくなった]
(*67) 2012/05/14(Mon) 23:23:20
…俺が見着けてれば…
[小さな囁き。
言っても詮無い事なのに、零してしまうのを止められなくて]
(*68) 2012/05/14(Mon) 23:25:04
ミハイルは、メモを貼った。
2012/05/14(Mon) 23:25:09
マクシーム兄さん、の……?
止めるって何を、
[未だユーリーの告げた言葉は聞いていない。
聞いていないということに、なっている。
だから分からないという風に、カチューシャを見た。
その表情に、眉を顰める]
(159) 2012/05/14(Mon) 23:25:23
…ロランのせいじゃない。ごめんね。
[小さな声に一度瞑目する。
共に生き延びようと言った、約束は叶えられないのかも知れなかった]
(*69) 2012/05/14(Mon) 23:26:54
――…。
[止める、とミハイルは言う。
男はそれを止められない。
否、何処かで覚悟していた事だったから]
邪魔はしない。
僕も、――…止めたいと思うから
手伝うよ。
[ミハイルの腕は確かなのを知っている。
手伝う余地はないかもしれないと思いつつも
腰のナイフにそと手を宛がい]
(160) 2012/05/14(Mon) 23:26:58
…ね、ロラン。
[幼馴染の口調で言う。
今の緊迫とは関係のない様子で]
庭に植えた、あの白い花。
きっともうじき咲くから……見てね。
本当に、良い香りがするから。
(*70) 2012/05/14(Mon) 23:28:08
…もう会えなくなるみたいなこと、
言わないでくれる…?
[ちょっと憮然とした声。
だけれども、彼女の想いを無駄にしたくはなかったから、
頷く気配を、伝える]
(*71) 2012/05/14(Mon) 23:30:03
…────、分かってる。
[兄の言葉に、呻くように小さく返す>>158
分かっている。恋人を殺したのは、紛れもないこの兄だ]
でも兄貴は、兄貴なのに
…っ、どうして、
[勝手な言い草だろう。既に3人を手に掛けた。
それでも問わずにいられなかった。
ふる。と、無意識に首を横に振る]
(161) 2012/05/14(Mon) 23:31:06
…ばか。言っておかないと、忘れるでしょ?
ただ、それだけ。
[憮然とした気配に、これも気配だけで笑み返す。
もとより死を選ぶつもりなどない。全力で抗うつもりだ]
(*72) 2012/05/14(Mon) 23:32:31
……ん。
見るよ。
[あの白い花は、どんな香りだっただろうか。
形は覚えているけれど、もう、記憶は遠くて]
(*73) 2012/05/14(Mon) 23:34:36
…ユーリーが?
[ぽつ。と、カチューシャの唇がユーリーの占いの結果を告げた。
それを険しく見返して、眉を顰める。
幼馴染へ向ける声は、ひどく尖った]
…そんな出鱈目、信じるの…?
[ざわりと血が騒ぐ。
…まだ紅い月は、その姿を見せてはくれない]
(162) 2012/05/14(Mon) 23:35:35
ロランは、 キリルに話の続きを促した。
2012/05/14(Mon) 23:35:49
カチューシャは、 キリルに話の続きを促した。
2012/05/14(Mon) 23:35:52
…そか。 急ぐぞ。
[「手伝う」
その言葉に、ユーリーの肩を軽く叩いた。
彼の手を汚させるつもりは無い。
だが、止められていたら少しは揺らいだかもしれなかったから。
じっと前を前を見据え、主を喪った、イヴァンの自宅へと向かった。]
(163) 2012/05/14(Mon) 23:36:05
ミハイルは、 ユーリーに話の続きを促した。
2012/05/14(Mon) 23:36:46
ミハイルは、イヴァンの畑の方から話し声がするのに気付いた。
2012/05/14(Mon) 23:38:14
どうして信じるの?
カチューシャは、ユーリーよりボクが信じられない?
……髪飾りだって。
あの時、カチューシャの傍に行ったでしょう。
多分その時に落としてしまったんだ。
それだけのことで、ボクを疑うの?
…あの時、マクシーム兄さんと
最後まで一緒にいたのはリトヴィノフさんだよ。
彼がいつの間にか襲われていたって言ったんだ。
それを誰か確かめたと思う?
誰も一人も、確かめてなんていないじゃない。
───あの人が犯人かも知れないじゃない。
(164) 2012/05/14(Mon) 23:38:58
キリルは、メモを貼った。
2012/05/14(Mon) 23:40:03
それ、は。
[問い掛け。何と返せば良いのか分からない。
守る為だなんてもう、言い訳にしか過ぎなかった。
あの日僕が拾った髪留めは、妹のものだとカチューシャは言う。
それが本当なら、彼は違ったのだろう。奥歯を噛み締めた。]
…… 間違えたんだ。
莫迦な間違いをした。
[妹から僅かに視線を外して、それだけを言った。]
(165) 2012/05/14(Mon) 23:41:42
[ふと、目を眇めて空を見る。
雲が薄くかかるそこに、赤は見えず。
星がチラホラと、隙間から見えるだけ]
…――、
[キリルが言葉を紡ぐのを、横で聞く。
車輪を握る手に、力を籠めた]
(166) 2012/05/14(Mon) 23:42:09
[必死に言葉紡ぐ様子は、
人狼の焦りに見えるか人の混乱と見えるだろうか。
周囲を狂おしく見渡す。
同意を求めるように、視線が辺りを彷徨った]
…カチューシャ、ロラン。…兄貴、
(167) 2012/05/14(Mon) 23:42:49
ミハイルは、猟銃を構えて、ゆっくりと声のする方へ。
2012/05/14(Mon) 23:43:25
……間違い?それで?
それで兄貴はイヴァンを殺したの。
───…イヴァンを殺してしまったの。
[服越しに硬い鋏を押さえる。
お守りのように、鋏と香袋を服越しに握った]
(168) 2012/05/14(Mon) 23:44:53
(*74) 2012/05/14(Mon) 23:45:47
[キリルの言葉に、そっと手を伸ばし
答えの代わりに彼女の腕に触れた。
ふと、他の気配を感じて、視線を巡らせた]
…?
[遠くで、狼の遠吠えがする]
(169) 2012/05/14(Mon) 23:45:55
(*75) 2012/05/14(Mon) 23:46:08
[肩に触れる手にふっと表情を緩める。
昔はもっと大きく感じられたミハイルの手。
積み重ねたものの違いはあれど大きさだけであれば
もうさしてかわらぬものとなっていた。
促す声に頷き、向かった先で
状況を直ぐに把握することは出来ない。
キリルとレイス、カチューシャ、ロラン。
キリルとカチューシャの距離の近さに
男は思わず柳眉を寄せる]
(170) 2012/05/14(Mon) 23:47:55
ロランは、メモを貼った。
2012/05/14(Mon) 23:48:04
ユーリーは、メモを貼った。
2012/05/14(Mon) 23:49:36
────…、
[触れる手の温もり>>169
それに思わず目を見開いた。
じわりと涙滲むのを、瞬きで必死に堪える。
遠く、狼の遠吠えを聞く。
───その吼え声に、心落ち着く心地がした]
(171) 2012/05/14(Mon) 23:49:45
……嗚呼、そうだ。
[絞り出す様に言った。>>168言ってから、顔を上げる。
本当に、取り返しのつかない事をした。]
だから、
[殺せと、続きは紡がずに再度手を伸ばす。分かり辛い表情は、彼女には少し泣きそうに見えたかも知れない。]
(172) 2012/05/14(Mon) 23:51:22
……殺されてしまうの?
イヴァンと、同じように──…
…ロラン、
(*76) 2012/05/14(Mon) 23:51:25
(*77) 2012/05/14(Mon) 23:51:36
いやだ。
いやだよ、キリル。
殺させたくない、
いなくならないで……!
[絞り出す 掠れた声]
(*78) 2012/05/14(Mon) 23:52:25
――殺させ、たくない、…!
[誰がどう動くのか判らない。
遠く、狼の声に神経を集め始める]
(*79) 2012/05/14(Mon) 23:53:20
兄貴の…、ばか。ばか。
[堪えきれずに、同じ言葉を二度繰り返す。
泣き出しそうな兄の顔に、やはり同じ涙声が返った。
手が伸ばされるのに、躊躇うように足を踏み出す。
幼馴染らとの距離が、少し開いた]
(173) 2012/05/14(Mon) 23:54:59
……ん。ロラン。
ボク、逃げてみせるから───…
[こくと頷く。離れる前に、一度触れていた手を握り返した。
見えぬ物陰、猟銃のあるのを未だ知らない]
(*80) 2012/05/14(Mon) 23:57:04
逃げるなら、何処かに隠れてて。
俺が、――食事を運ぶよ。
(*81) 2012/05/14(Mon) 23:57:49
―イヴァンの畑―
[猟銃を握る手が強ばる。
引き金に掛けた指が今にも攣りそうだ。
多くの獲物に猟銃を向けたことはあっても、
当たり前のことだが、人…キリルに向けることになるなんて思ってもみなかった。
けれど、決心は揺るがない。
近くカチューシャがいるが、この距離なら撃ち誤ることもない筈だ。
呼吸が浅くなるのを、意識して深い呼吸へと。]
(174) 2012/05/14(Mon) 23:57:51
嗚呼。
本当に、莫迦だ。
[こちらに来るキリルを見詰める。
僅かに浮かべた心算の笑みは、相変わらず下手で伝わりにくいのだろう。
他の気配が近づいている事には、気付けなかった。]
(175) 2012/05/14(Mon) 23:59:03
[兄へと向けて、駆け出した。
泣きそうな顔へと向けて、手を振り翳す。
平手打ちしようとする仕草は、物陰からはいかに映ろうか]
……兄貴のばか…っ!
[ボクは、叫んで右の手を思い切って振り降ろした*]
(176) 2012/05/14(Mon) 23:59:46
[少しだけ空いた距離。
男は庇うようにカチューシャの前に立つ。
そうして、腰に帯びたナイフの柄を利き手で掴んだ**]
(177) 2012/05/14(Mon) 23:59:50
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