72 天より落つる月の囁き
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─ 2階廊下→広間 ─
[ともあれミハエル>>120は床にしゃがみ込んでいたようだったから、立ち上がらせるために手を差し伸べたりして。
エーリッヒ達と共に広間へと戻る]
今日は全員居るようだな。
[広間に行っての第一声はそれ。
エーリッヒと話したことは彼が言っていた>>122ので、重複していうことはせず]
何かしら、襲えなかった理由があるんだろ。
[妹が称したように、頭を使うのはあまり得意ではない。
つい主観で話してしまうため、自然と考えてる方を前提としての言葉が紡がれる]
(128) 2012/01/18(Wed) 22:57:23
―ちょっと前 廊下で―
{>>120 廊下で座り込んでいたミハエラが、先にいくクレメンスに手をさし伸ばされていた]
ミハエラ……えーっと、不注意で悪いけれども、あれだ。
ドレスが好きなのはわかった。でも、ドレスというのはしゃがみこむのに大変相性が悪い服装だと思うぞ。
[残念にもつっこまざるを得なかった]
(129) 2012/01/18(Wed) 23:02:06
─ 翌日 個室A→広間 ─
[ノックの音>>112に、一緒に行くとすぐ顔を出した。
今日は目隠しするほどではなく、普段のまま。
変色してるだろう目の下は、血色を散らす薬草を使って誤魔化そうとしてあった。近くで見れば頬が白すぎると思うかもしれない]
持ってきてあるよ。ほら。
[珈琲を貰って飲んでいたが、エーリッヒ>>119にねだられるとすぐに腰のポーチから出して渡した。
きっとそうなってるのだろうと、予想するのは難しくなかった。
押し付けてしまった、という思いもあったから、普段はそこまでしないのだが胃薬も一緒に添えてあった]
(130) 2012/01/18(Wed) 23:03:10
薬師 ゼルギウスは、メモを貼った。
2012/01/18(Wed) 23:06:18
―広間―
[>>128 クレメンスの言葉に頷いて]
『光の護り手』が誰かを守った可能性もある。
俺が思うに、人狼がもし狙うなら――こういう言い方するのもおかしーけれど、ローザねえさん、ゼルギウス先生が虚偽の報告をしていない限り、リーチェは人狼なんだ。
その場合、真実を告げたゼルギウス先生が一番襲われる可能性が高いと思う。
俺のような臆病者でも、ああもはっきりと「人狼」だと告げられたら――やれるのだから。ああはなりたくねー為に、襲うのはゼルギウス先生だと。
だから、俺は今日は、ゼルギウス先生が護られたんだと思ってんだけれど……、ゼルギウス先生、何か晩におかしいと思った感じはなかった?
(131) 2012/01/18(Wed) 23:07:35
― 台所 ―
[触れた毛並の感触>>124に目を細める。
調子に乗って伸ばす指先で喉元まで撫ぜた、けれど。]
…ライさん?
[下がった眉は、何か隠しているように見えた。
ローザへ向ける平穏な挨拶との違いに、じ、と見詰める。視線は合わないのだろうか。少し粘ってみる心算だが。]
…。
でも。皆無事なら、良いよね。
[けれど、彼が裏に抱える考えを知ってしまったら、何と無く自分がダメージを受けるような気もした。結局、視線を外したのは此方だったのだろう。]
(132) 2012/01/18(Wed) 23:07:40
― 台所→広間 ―
[よし、と最後に猫の頭を一撫でして腰を上げる。
其処にか食糧庫にか目当てのミルクと砂糖を見付けて広間へと。]
有難うございます、ローザさん。
[戻った其処でローザが用意してくれた軽食>>123を前にテーブルに着く。ライヒアルトも広間に戻っただろうか。余り食欲を感じぬ現状にも、優しい味に促されて食事を取った。
前後して、アマンダやエーリッヒを伴ったクレメンス達を見るのだろう。]
おはようございます。…皆、居るみたい、ですね。
[見回して知る、残る人々の姿。アマンダの声掛け>>121に頷いた。]
(133) 2012/01/18(Wed) 23:08:45
[>>130 ゼルギウスからいつもの包みと、そうでない包みを受け取り……]
ありがとう、先生。
これで今日はもうちょっとしっかり食べて、がんばる。
[お湯割りでお薬を頂きました。まぁ即効性などないが、病は気から、である]
先生も、薬屋の不養生とかしゃれにならねーからやめとけよ。調子今日も悪そうだから……
それに、けが人が出たら、先生がいねーと困るだろうし
[『見極める者』としてではなく、今も『薬師』として、青年はゼルギウスのことを頼っていた。それは日常の延長でもあって]
(134) 2012/01/18(Wed) 23:11:21
おはよう。
タオもおはよう。
[ラーイの挨拶>>127に、こちらも気楽に返した。
だが、ブリス>>117と弟>>124との間に流れる微妙な空気の原因は、
分かってはいるものの突込みをいれていいものかわからず。]
…とりあえず、先に戻ってるわ。
[作りすぎた感も否めないが、そそくさと微妙な雰囲気の台所から離脱した。]
―→広間―
どういたしまして。
[広間へ戻ると、そこにいる人たちへ食事を振舞って。
ブリスの感謝>>133にこちらも答える。]
…やっぱり減って、きたね。
[と呟いたが、昨日最後に見た人数と変わらないと気づけば、眉根を寄せた。]
(135) 2012/01/18(Wed) 23:15:06
[前日。
部屋へと送っていったゼルギウスの言葉>>125に、かける言葉はみつからなかった。
力持つ者に課せられた重みは、持たぬ者には知ることすらできない。
その苦しみも、推し量ることしか出来ぬもどかしさにただ頭を撫でることしかできなくて。
口元に苦笑が浮かんだのを見れば、一人前の男相手にこんなことして悪いわね、と謝りつつも手を止めることもなかった。
そして翌朝、一緒に広間に行くという顔>>130は普段通りに見えたけれど。
目の下の隈は元々肌が白い為に一目見て解って、眉が下がった。]
(136) 2012/01/18(Wed) 23:18:23
―広間―
ローザ、ありがとう。少しずつ頂くよ。
[>>123 屈託なく笑ってごはんをいただく。その言葉どおり、少しずつだったけれども、ちゃんとスプーンをつけて。
砂糖水に胃に優しいもの。そして薬。
二日酔いフルセット待遇であった……]
(137) 2012/01/18(Wed) 23:18:32
― 2階廊下 → 1階広間 ―
あ、ありがとうございます。
[クレメンス>>128の手を取り、立ち上がる。
身長はだいぶん違うが、やっぱり父の掌と感触が似てるな、などと思った。
チビだけど一応父も騎士団に所属してるから、剣ダコとかありますよ]
……そうですね。埃で汚れたし、着替えた方がいいかな。
母上の形見だから、捨てるのは惜しいけど。
[エーリッヒ>>129には、貴族らしいズレた価値観で返答。
しかし、着替えるとまた誰かに背中を頼まなければならないので、頼む相手を見繕うべく、とりあえず広間には向かいます]
(138) 2012/01/18(Wed) 23:19:23
― 広間 ―
ん。それが命の基本だからな。
出来る事はしないと。
[エーリッヒに頷き答えた。
薬屋の不養生には気をつけようと苦笑を返して]
いや、特には何も。
[質問には首を振った。
護られたという実感も当然ない。
確かに変だと少し眉を寄せた]
(139) 2012/01/18(Wed) 23:20:27
─ 台所 ─
[見詰める視線>>132からは、無意識、逃げた。
茶猫がじとー、と見てくるのからも、ついでに逃げた。
姉から突っ込みがなかった>>135のは、きっと何より幸いだった]
ん、ああ……そう、だね。
[それでも、その事実には同意できるから、頷く。
視線が外れて、ほっとしていたのは否めなかった。
そんな気分的なあれそれもあって、台所を出て広間に向かうのは、一番最後になったわけだが]
(140) 2012/01/18(Wed) 23:21:25
…………。
[台所を出る前、襟元を引っ張り、そこに絡みつく茨を見る。
天鵞絨に宿るのは、静かないろ]
……例え、そうする事で、朱花宿す者としての責に、反する事になっても。
[ぽつり、紡ぐ言葉に応じて高まる熱。
僅かに顔をしかめながら、それでも]
それでも、俺は…………まもりたい、よ。
[小さな声で、そう、紡いで。
物言いたげな茶猫を肩に乗せると、広間へと向かった]
(141) 2012/01/18(Wed) 23:21:45
─ 広間 ─
[違う。
意識下だけでエーリッヒの言葉>>131を否定する。
『光の護り手』は最初に呪印で触れた者を護り続け、未だに”役目”を果たせていないのだ。
呪印は襲撃の無かった今回も”役目”を果たせていないと判断し、意識に取り巻く昏いものを徐々に増やしている]
俺は───偽ってる可能性を高く見てる。
人狼は人狼を襲えない。
『見極める者』が人狼だったなら……襲うことは出来ない。
[偽っている者の可能性を口にする時、『蒼花』については一切触れなかった。
ミハエルが偽っているとは微塵も疑っていないために]
(142) 2012/01/18(Wed) 23:22:57
― ちょっと前 2F 廊下 ―
形見だったら捨てるなよ。大事にとっとけよ。
汚れても、洗ったら着れるんだからよ。
まー、消費しねーと経済回らないのは確かだし、貴族が買わないと困る奴らは多いけれど、そーじゃなくって
思い出は金にならない価値はあるだろ。とっとけよ。
[と、庶民感覚でミハエラの価値観に意義ありをした>>138]
(143) 2012/01/18(Wed) 23:23:50
─ 広間 ─
あ…おはよう。
ミハエル…今日もドレス、なの?
動きづらくはないかい?
[クレメンス達が入ってきたのに気付くとその顔ぶれに安堵した後、ミハエルの姿に瞬き。
前日の見るからに動きづらそうな様子だったから心配して声をかけた。
台所からブリジット達が来れば、そちらにも安堵の笑みを向けてから。]
…そう、だね。
今日は皆、無事、なんだね。
[クレメンスの声>>128に、頷く。
いつか街でみた、幻燈歌をなぞった舞台では人狼は二人いた。
だからかもしれないが、まだ人狼はいると思っていた為に誰も害されていないことに違和を覚えた。]
(144) 2012/01/18(Wed) 23:26:15
― 現在軸 広間 ―
[>>139 特に何も、というゼルギウスに]
そっかー……先生が人狼の姿を見てかつ生きているんだったらいろいろ話は楽だったんだが、そんな都合のよいことはないんだな。
[>>142 クレメンスの言葉に、片眉を跳ね上がる]
人狼が、人狼を襲えない? 確かにゼルギウス先生は、リーチェを――
[そんな共感があった。子供の年頃のリーチェを手にかける、心臓に拳をあててぐりぐりされるような痛みをわかちあったと。でもそれは一方的だったのだろうか]
[だが一方で。自分の手段が距離を選ばないものだったからよかったものの。接近しなければならないものだったら、リーチェが何の抵抗もなく、殺されることはなかっただろう。そしてその場合、動けないゼルギウスは邪魔以外の何者でもない]
[口の中が乾いたのか、砂糖お湯に口をつけた]
(145) 2012/01/18(Wed) 23:28:32
人狼は人狼を襲えない。
ただし、それは月が見ているところで、だ。
あーんな真昼間は、人が人として殺めるだけよ
(*11) 2012/01/18(Wed) 23:29:14
― 広間 ―
[台所を出る前、ローザに気を遣わせたような気がした。
何と無く言葉に出来る事でも無かったため、口を噤んだけれど。]
…美味しかった、です。
[彼女の応え>>135に対して、先の台所での謝罪も込めてもう一言付け加える。量多くこそ摂れなかったが、温かみを感じたのは確かだったから。]
(146) 2012/01/18(Wed) 23:30:07
─ 広間 ─
[広間に戻ると、既に他の皆は揃っていた。
空いている場所に落ち着き、エーリッヒがゼルギウスに向ける問いかけと、その答え。
それを自分なりに咀嚼しているところに聞こえたクレメンスの言葉>>142に、天鵞絨が、す、と細められた]
……可能性として、十分にありうる……か。
[自身の論拠は、伝承と口伝のみ。
それでも、投じられた石は、思考を揺らす。
同時、やはり、クレメンスの否定的な思考の意味が図れず、そこに疑問は感じるのだけれど]
(147) 2012/01/18(Wed) 23:32:21
保父 クレメンスは、メモを貼った。
2012/01/18(Wed) 23:36:01
― 少し前/2F廊下 ―
[形見だったら捨てるなよ、という言葉>>143には、少し驚いたが]
そう、ですね。
洗えば落ちますかね?
[日頃、ちょっとでも汚れたものは即捨ててたので、ホコリで汚れたくらいで汚れが落ちるかと悩んだり。
でも、とっておけという言葉には、ちょっと安堵したような表情を浮かべただろう。
そして、一応スカートの裾のホコリは手で払ってから、広間に向かい……]
(148) 2012/01/18(Wed) 23:42:07
― 現在/広間 ―
おはようございます、アマンダさん。
えぇっと、男物の着替えが少なくなってきたもので……
[広間に顔を出せば、先ほどクレメンスと一緒に各部屋を回りに出る前にはいなかった顔も増えていて。
アマンダ>>144の動きづらくはないか、という問いには挨拶をしたあと、ちょっと小声になって視線を泳がせた]
………襲えない、理由?
[その後。クレメンス>>128のセリフに、再び首をかしげる。
やはり伯父は、守り手が誰かを守ったと考えていないようで。
理由はわからないが、もし本当に人狼が誰も襲おうとしなかったなら。
それを知るのは、守り手か人狼かの、どちらかだろう]
(伯父上は、そのどちらか?)
(149) 2012/01/18(Wed) 23:42:35
― 広間 ―
[視線を外した時、安堵したような声>>140には少し眉を下げた。
唯、ライヒアルトの姿が広間へ戻るのが遅ければ、幾度か台所の入口へと投げる視線。見えない彼の心の内に、姿を見た時とはまた違う呼気が、一つ口をついて出る。胸元に、自然指を寄せた。
皆が広間に揃う頃には、思考を振り払うように一度目を伏せたけれど。]
…クレム兄さん、
[クレメンスの声>>142が鼓膜を揺らす。何処か昏く重い雰囲気を感じて、少し眉を寄せるも。この状況下を思えば、疑問にまでは至らないだろうか。
何よりその言葉は、昨夜広間を出た時、自分が感じた不可解な思いを、形にし得るものだった、から。]
……偽っている、可能性。
(150) 2012/01/18(Wed) 23:44:14
─ 広間 ─
[エーリッヒの言葉>>145には少し訂正を加える]
それもあるが。
俺が言ってるのは、今日襲われる者が居なかった点だ。
仮にだ。
ベアトリーチェが人だったとしたら。
人狼は未だ複数居ることになり、内の1人が『見極める者』の中に紛れ込んでいるとしたら。
『見極める者』が襲われなかった理由がそれになる。
[可能性でしか話を紡げない。
自分は見極める力は持たず、告げられた結果が事実であると断定出来る材料を持ち合わせて居ないのだ]
尤も、その場合はローザとゼルギウスの両方が偽ってるってぇことになっちまうがな。
(151) 2012/01/18(Wed) 23:45:36
─ 広間 ─
……。
[寝不足は思考速度を遅くする。少しの沈黙]
俺が人狼だと?
なら何故、ビーチェの方を視なければいけなかったんだ。
疑うのは二人いた。ジットでも良かった。
ただ、俺は……。
[ベアトリーチェを殺したくなかった。そのベアトリーチェは人狼だった。思考が絡がってまた沈黙した]
……花もまだ健在なんだ。
俺が護られてるかもしれないと思って、そちらを狙って、阻まれたのかもしれないじゃないか。
[必死に考えて、もう一つの可能性を挙げた]
(152) 2012/01/18(Wed) 23:47:28
─ 広間 ─
…じゃあ、兄さんは。
ゼルギウスが人狼だと、思ってるの?
[クレメンスの言葉>>142を聞き、少しの間を開けた後真っ直ぐ彼を見つめ。]
…私は、そうとは思えない。
[自分が解らないと言った、混乱しているのに悲しみを表に出すことすら出来ないゼルギウスを見たから。
あれが演技だと、思えなかったから。
かと言って、じゃあ誰が、と問われれば誰とあげることなど出来なかったが。]
(153) 2012/01/18(Wed) 23:48:45
―広間―
[>>151 クレメンスが私的する可能性。ベアトリーチェが人狼だ。そう信じているからこそ何とか平衡を保っていたのだろうか、眉毛が下がる]
そーだな。人狼は、人狼を襲えない。
ゼルギウス先生自身が人狼なら、襲われないって筋は通る。
でもっ、極端すぎやしねー!?
ゼルギウス先生が、ベアトリーチェを生贄に捧げて生き残ろうって……
[だが、特異なものはもう見た。神の名の下に弟分を殺した友の姿を。――ゼルギウスも、そんな風に変わってしまったとしたと仮定したら事情は違うのだろうか。
日常なら迷いなくそんな馬鹿な、と声をあげられるところが、喉を誰かの指先で絡め取られたかのように、言葉がつまる]
(154) 2012/01/18(Wed) 23:51:25
[クレメンスの言葉>>142を聞く前。
ミハエルからドレスを着ている理由>>149を聞くと苦笑しかけて、ユーディットがもう居ないことを思い悲痛な色が取って変わった。
それもすぐに収めると、弱く笑って着替えを洗おうか、と申し出た。]
(155) 2012/01/18(Wed) 23:51:54
どういたしまして。
[エーリの感謝>>137にも、ひら、と手を振って。
護られた実感はもちろん、こちらにもなく。]
……ねぇ、クレメンスさん?
あたしやゼルは疑われても仕方が無いかもしれない。
[女が直接、少女に手を下したわけではない故に。]
…だけど。
『光の護り手』が人狼の牙を防いだって可能性を低く見れるのはなんで?
[その言葉はゼル>>152と前後したか。]
(156) 2012/01/18(Wed) 23:52:08
─ 広間 ─
[花であるミハエルに牙は向けられていない。
その事実を口にするのを抑え、可能性だけを連ねて行く。
だが事実を隠したまま思考を晒すことで、矛盾や違和を曝け出す可能性があることは、頭の中には残っていなかった]
ああ、ブリジットでも良かったんだろうな、お前なら。
仮にブリジットでも同じことになった、いや、したんじゃないのか?
[言葉は既に疑ったものとして紡がれる。
ゼルギウス>>152から出た、阻まれた可能性については触れずに済ませようと]
(157) 2012/01/18(Wed) 23:57:15
[>>152 リーチェとブリジッド。
どちらも、仮に人間とするならば、その違いは明白のように思えた。
リーチェは、反論の手段を、おそらくもたない]
[口の中が、さらに乾く]
(158) 2012/01/18(Wed) 23:59:54
薬師 ゼルギウスは、メモを貼った。
2012/01/19(Thu) 00:00:21
― 広間 ―
[ローザが用意してくれた食事>>123は、自分も少しは貰っただろうか。
けれどそれを食べ終わらない内に、周囲の――特に伯父の会話に耳を傾け、考え込む。
たしかに、ゼルギウスかローザのどちらかが偽っている可能性もある。
だがもし、そうではなかったなら。伯父の発言は、彼らに人狼の可能性をなすりつけようとしている、残った人狼の可能性が高くなるだろう。
だが、伯父が人狼ではなく、守り手だったとしたら。彼を手に掛けるのは危険がある。
そんな事を考えている間に、クレメンスの口から聞こえた断定的な言葉>>157に、眉間にしわが寄った]
……伯父上、少し落ち着いて下さい。
[そう声を掛ける事で、彼の口を塞ぐ事はできるだろうか]
(159) 2012/01/19(Thu) 00:06:42
─ 広間 ─
[昏いものが身の中で渦巻く。
必死に押さえ込もうとしても、”役目”を果たせぬことに対する代償は、大きく膨らんで行った。
途端、意識が呑み込まれそうになり、目の前が一瞬くらりとする]
……………何も起こらねぇからだよ。
[ローザからの問い>>156への答えは、低く、吐息程度に小さな音で紡がれた。
それを聞き取れたものはどれだけ居たものか。
左手の呪印が疼き始めて、ぎり、と手を握り締める]
(160) 2012/01/19(Thu) 00:08:03
─ 広間 ─
兄さん、ちょっと冷静になってよ。
ゼルギウスが人狼なら、ベアトリーチェをかばわなかったのは不自然じゃないの?
自分が生き残る為の賭けにしたって危険過ぎるわ。
それならまだ、私が人狼だって方が説得力があるんじゃないの。
[朱花の所在を知らぬのと同じく、護り手の所在も知らない。
が、雪の下で眠っている彼らの中にはいないと思っていたから、今日は誰かが護られたのだと思っていた。
が、護り手のことを口にしないのは、強く否定するクレメンスの姿に何かを感じ取ったからで。
それを追及することで、その身に危険が帯びるのを防ぎたかったから。]
(161) 2012/01/19(Thu) 00:10:20
― 広間 ―
[思考が固まって、動けない。
物思いに沈みそうに成った中、自分の名>>152が聞こえて顔を上げる。]
…ゼルギウスさ、ん。
[思い出す。あの日、ベアトリーチェが狼だと宣言する直前。
彼が見せた双眸の、深い、深い緋。]
…――、!
[対するクレメンスの声>>157の意味する所に、背筋が寒くなった。
断定的な口調にも、その瞬間には違和を覚えられない。]
(162) 2012/01/19(Thu) 00:13:43
─ 広間 ─
俺は。
ミハエル以外の全員を疑ってる。
『闇の護り手』が人狼を援くために偽るかも知れない。
人狼が生き残るために偽るかも知れない。
そんな可能性があるのに、どうして言われた結果を全て信じ切れる。
俺は、欺かれて窮地に陥ったことがあったんだ。
[口にするのは過去に遭遇した『場』での断片。
それはアマンダの問い>>153の答えになったかどうか]
(163) 2012/01/19(Thu) 00:15:20
─ 広間 ─
同じことになったって。
それは。
[クレメンス>>157に問われて口篭る。
ブリジットの方を見て、目を逸らした]
ビーチェを視て、人間だったらジットを殺そうと思ってた。
殺そうとするのは同じだったかもしれない。
(164) 2012/01/19(Thu) 00:16:18
― 広間 ―
まぁ、アマンダ姉さん。
極端な可能性の検討してんだよ、クレメンス先生。
ローザねえさんも、ゼルギウス先生も両方偽っていて、それで、リーチェが人間ならば、みたいな。
[>>161 アマンダとクレメンスとの前提の違いを補修しようと口を挟む。
ずきずきと今も頭痛がする、その原因は――]
で、俺は『見極める力』も『死者を視る力』のどっちもねーから、今でもリーチェが人間だったらと思うと、怖い。だから――
なぁ、アマンダねえさん。アマンダねえさんは、はっきりとベアトリーチェが人狼って言い切れるんだな。
[からからと乾いた声を紡いだ]
(165) 2012/01/19(Thu) 00:19:20
でもだからって。
ロザまで疑ってたら、キリがないだろう!
他に誰も出てきてないんだぞ。
[クレメンスの言葉>>163が、冷静に聞くと一理ありそうに思えてしまったから。否定しようと感情的に反論した]
……過去の場を知っている?
それは、そこを滅ぼしてきたってことじゃないのか。
[思考が道を外れたのは分かった。けれど止まらなかった。
昨日と同じような色に瞳が暗く光って。クレメンスの方にフラリと歩き始めた]
(166) 2012/01/19(Thu) 00:20:46
薬師 ゼルギウスは、メモを貼った。
2012/01/19(Thu) 00:22:45
─ 広間 ─
[交わされるやり取りに、口を出しはしなかった。
ヘタに口を挟むと混線が深まりそうだから、というのもあるのだが。
直接問わず、第三者の位置から見えるものもある、というのが、強い]
……過去の経験から、『蒼花』以外を受け入れない、とは。
[聞こえた宣>>163に、天鵞絨が細められる。
ただ、それがすぐに人である、との思考にゆかないのは。
伝承に伝わる事例の幾つか、情により、花を散らせぬ狼の物語。
それが、意識を過ぎったから]
(167) 2012/01/19(Thu) 00:25:18
─ 広間 ─
にいさ…
[クレメンスの言葉>>163を聞けば、言葉が出てくるわけもなかった。
欺かれたことがあるなら、信じることは難しいだろう。
辛く伏せた目は、エーリッヒの言葉>>165を聞いてまた開いた。]
そりゃあね。
ゼルギウスとローザ二人ともが偽物だとは思えないもの。
[こくりと頷き、彼をまっすぐに見つめ。]
ウェンデルはともかく、ユーディットに何か力があるなら。
ミハエルに絶対伝えていたはずだもの。
ミハエルが聞いて黙ってたならともかく、何も聞いていないなら。
ユーディットは何も力を持ってなかったのよ。
ユーディットが力を持っていない以上、ローザとゼルギウス二人ともが偽物なんてありえないでしょう?
(168) 2012/01/19(Thu) 00:27:24
……何?
[クレメンスの言葉>>160は聞き取りづらく眉根を寄せ。]
…可能性の話だけなら、ユーディットが『蒼花』、の可能性だってあるんじゃないの?
[女は彼女―いや彼が『蒼花』を模したものを腕にしていたとは知らなかったが。
クレメンスの言葉>>163に可能性の話をするならそこも避けられないんじゃないか、と口にした。]
(169) 2012/01/19(Thu) 00:28:13
─ 広間 ─
[ミハエル>>159に声をかけられれば、一度口を噤み、大きく息を吐く]
…確かに落ち着いてるとは言えねぇな。
だが、俺の考えは変わらん。
[名乗り出た者達が襲われない理由が、それ以外に考えられなかった]
(170) 2012/01/19(Thu) 00:28:24
[>>163 クレメンスが何故あそこまで平然といられたのか、その理由が全てその一言で氷解した]
そっか、だからクレメンス先生は……
覚悟なんて最初っからできてたんだな、ここに巻き込まれた時点で。
[そして、>>166 のゼルギウスの様子は、既視感があった]
なぁ、ゼルギウス先生! 落ち着けって!
[リーチェを殺すつもりだったのと同じように、クレメンスを殺すつもりだと思った。
止めなければ、と立ち上がろうとした]
[だって、止めなければ、ミハエラの大事な人が被害者にか加害者になってしまうじゃないか]
[が、体調があまりにもよろしくなく、一歩踏み出せば別のテーブルに倒れこんだ]
(171) 2012/01/19(Thu) 00:28:27
既に死んでたら、出て来るものも出て来れん。
[ゼルギウスの言葉>>166には一蹴するように言う]
滅ぼした、か。
似たようなもんだろうな、残ったのは俺だけだったからな。
[人狼もその他の者も、手にかけたことに変わりない。
ふらりとこちらに歩き出す様子には瞳を細め、軽く身構える]
(172) 2012/01/19(Thu) 00:28:29
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