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― 第二階層・リフレッシュルーム ―
ジョエルが問題にならなければ。
[返って来た疑問に、ニッと笑った。
この状況下で絶対に撃たないという回答は出ない。
目も笑っているから冗談のつもりではある。一応]
散歩?ちょっと遅かったか。
俺は少し前に知り合ったところだけど。
父親のカルロスから保護してくれないかって頼まれたんだ。
でも、俺も呼び出し受けちゃって。
余裕出来たら上からも位置確認してみるけど、ジョエルも手が空いてたら気にしててやってくれないかな。
[巨大化云々は苦笑するしかなかった。
少年らしい発想であり、共感できるものはなくもない]
― 第二階層・リフレッシュルーム ―
残念だったねぇ。
見られてたら間近で目を輝かせただろう。
[惜しいという評価に何とか頷いて]
じゃ、俺はこれで。
申し訳ないけど余裕あったらよろしく。
[会話で時間を使いすぎたようだ。
帰還を催促するような音に溜息をつくと、そこにいた何人かに頭を下げて頼み、第一層へと戻っていった。
仕事に入る前、カルロスには短い謝罪とジョエル達のことを連絡しておく心算**]
― 第二階層・リフレッシュルーム ―
[返ってきた言葉と笑顔に、電子音を響かせて-jiiiii-、冗談だと判断する。軽く笑い、再び軽く両手をあげた。]
オーケイ、
問題にならない程度の出力だと嬉しい
[ただこの状況下だ。【もしかしたら、】思考はその先を回さない。]
なるほどオーフェン曰くのカッコイイ父親か
子供の心配は親の義務だしな
[うん、と頷いて設定された言葉を言う。]
わかった、次に見かけた時には捕まえとこう。
ノブも呼び出しか〜 こんな時だしなァ。
[むしろジョエルもさっさと武器を受け取って持ち場に戻らなければならないはずなのだが、幸か不幸か聞き逃したせいか。
その知らせは本人に届いていないのだった。]
― 第二階層・リフレッシュルーム ―
[案の定怪訝な顔を向けられたが気にした様子もなく、出て行く姿を見送った後、フッと笑った。
静かになってきたリフレッシュルーム。
リディアの姿はまだあったろうか。もしあったのならどーする?と声をかけたかもしれない。
そろそろ武器の配給を受けて、この場所を移動すべきだろう。
持ち場の事を気にする程度の頭は一応あるようだった。
武器の配給。生まれてはじめて持つレーザー銃。
オーフェンやノブと同じく、やはりどこかオモチャのようなそれは、恐らくジョエルが構えると異様に似合うかもしれない。
パトラッシュは緊急事態で自動的にプロテクトの解除が行われたようだったが、自分のプロテクトはまだ解けていない。
もし、これを使わねばならない状況に陥るのなら。
リディアが居たならそちらへと視線を送り、
居ないならリフレッシュルームを出て、研究室へ向かって*廊下を歩く*]
―― 第四階層 ――
[近くの似たような場所では、同じように仕事を言いつけられた同僚がチェックをしている。一つの場所が終われば、次の場所へ]
[けれど、新しい場所は怖いから。
仕事の進みはいつもよりずっととろい。
……まあ、その分、雑な仕事が少しはマシになっているのだが]
[危険だ、とされる区画への加圧ゲートが開いて人が出てきた]
―― ひっ
[ぴく、っと大きく肩を震わせて背中をぴたりとコンテナにつけて振り返る。片手は銃口を向けこそしないものの、レーザーガンをいつでも打てる状態で握り締めていた。
彼が出て行くのは見なかった。
それに慣れた同僚は無条件で安心できるけど、あまり見覚えのない彼では恐怖の方が上回る。PMCの特性を知ってしまったから]
あんた、エイリアン?
来ないで。何でそんなところに入るの、行くの。
ありえない。
[反射的に矢継ぎ早に、言葉を紡ぐ。尖って小さな声。
けれど予想もしなかった言葉を聴けば、警戒は解く事なく少し黙り込んだ。値踏みするように、視線が上から下まで動く]
………それは、チーフだけど。
なに、このギョーム命令とやら、撤回してくれんの。
案内しろっていうなら、してもいいけど。ここやだし。
ってか軍人? なんで?
エイリアンが暴れだすのとか、想定の範囲内だったんだ。
[相手に告げたのは、生活班唯一の正規職員の名。
研究者や艦橋職員らの衣・食・住その他を管轄する、自分みたいな非正規の期間職員を統括する立場の人物だ]
[子連れなのが残念な警備のイケメンがいる、という噂は聞いていた。きっとそのとき、相手の登録情報だって見たけれど、この事態ではあまり結びついていなかった]
……ふ フラン。フランカ・オリヴェーロ。
[相手が名を告げるから。不承不承自分の名を告げた。
だって、軍人に疑われて"退治"されたらたまらない。
相手の一挙手一投足をじっとみて、場所を案内するにも背は見せない。少し離れた距離を保って、第二階層のスタッフルームへ**]
[矢継ぎ早の声にも動じることなく返された言葉と自己紹介ににやや間を空けてから]
よろしくフラン。ひとつずつ説明していこうか。
俺はさっきも紹介したとおり連合軍所属の軍人だ。噂くらいは耳にしているはずだ。
それから俺がこの中に入ったのは調査のため、一番危険な場所に危険なことに慣れてる俺が入るのは別に不思議ではないだろう?
もっとも、フランが志願してどうしても入りたいというのならば特別にかけあうことはできるが。
[特別ボーナスなどはたしかにつくだろうがそれに見合わないリスクがつくことは目に見えていることだろう]
エイリアンはPMCのことか?一匹小さいのは退治したが…おそらくまだいるだろうな。
それから俺がいるのは、それだけ重要な積荷だったってことだ。
[情報端末に公開されたデータを見ているならば特殊な生物であることは生物学的知識がさほどなくともわかったことだろう]
たしかに想定のひとつに襲撃云々も含まれているかもしれないが、リスクに対して対処法をあらかじめ張っておくのは当然のことだ。
案内はお願いしたい。
[そうして第二階層のスタッフルームまでフランに先導してもらうことになった]
―第二階層・スタッフルーム―
[道中こちらに警戒を向けたままの様子に]
全員が全員、フランのように注意しながら仕事にでているならいいが、いまだ表立った事件が出ていない以上、そうじゃないものも出るだろうな。
[話しかけながら]
寄生されるものが出る前に第四階層は一度立ち入り禁止にし、きちんとした装備のものを配備した方がいいかもしれないな。
[先ほどの自分のように誰かが襲われて寄生される可能性は十分に考えられる]
業務命令については善処しておこう。
[そのままスタッフルームの前に着くとお礼の言葉をフランに告げ、IDの認証を終え中へと。
フランも報告があるならば一緒にはいることになるか。
ノブからの謝罪と連絡が届くのもこの頃になるだろう**]
/*
ログ読んで一発目に思ったこと。
「俺、ノブの父ちゃんの友人になるよ!!」←
研究者仲間で良いんだがな。
そうすると色々と設定の説明がつく。
─ 第三階層 PMC専用実験室 ─
[休憩も入れず、延々とPMC判別方法についての研究を続ける。
思いつく限りの方法を試したが、一向に解決の糸口が見えずに居た]
ちっ、これもダメか。
……こんな時、あいつに相談出来りゃあな───。
[行き詰って思い起こしたのはアンドロイドの、否、その元となった研究者の顔。
互いの研究が行き詰ると、愚痴の言い合いのように話をし、そこから解決の糸口を見つけたりもしたものだった。
そんな間柄にあったため、彼を基にしたアンドロイドを作ると言う話になった時、自ら志願してその製作に関わったのである。
ヒトの手でヒトを作ることに対しての興味があまり無かったのに、だ。
結果、出来たアンドロイドに対して落胆したのは言うまでもない。
無理をして最高の生体素材を使ったにも関わらず、中身が自分の期待したものにはならなかったのだから]
……キャップ、少し休憩を───どうした?
[目頭を揉みながら、頭を一旦休ませようと思い研究責任者に声を掛ける。
しかしその言葉は彼女に届いたメールにより途切れることとなった]
…例の場所に、穴?
しかもPMCにあの軍人が襲われただと?
[それは軍人からの報告だったようで、伝えられた内容を聞いてバンダナの下できつく眉根を寄せた]
Shit…!
別の階層に移動しちまってる可能性が高くなったな。
襲ってきたその一匹しか居ねぇってことはねぇだろう。
徐々に嫌な方向に事が流れて行くぜ。
[小さくない舌打ちをして、また頭を掻き毟る。
苛立ちを発散させるように、一頻り頭を掻き毟ると視線を研究責任者へと向けた]
アンタは寄生されてたりしねぇだろうな。
[半ば自棄になったように言葉を紡ぐ。
返って来たのは分からないと言う言葉]
……自覚があっても「はいそうです」なんざ言わねぇわな。
そもそも寄生された自覚があるのかも分からねぇ。
めんどくせぇ奴を手に入れたもんだな。
[PMCを利用して医学発展を考えたこともあった。
しかし現状を思えば、手を出すべきではなかったと考えたくなる。
一度研究責任者から視線を外し、大きく息を吐くと再び視線を彼女へと向ける]
ちっと休憩してくる。
煮えた頭のままじゃ碌な考えも浮かばねぇ。
[その言葉を紡ぎ、白衣を翻して踵を返すと、専用実験室から立ち去るのだった]
/*
Shit使えた目標達成。
ノブ父に関しては、研究分野が違っても構わないし、住んでた星が違ってても問題はない。
通信で愚痴の言い合いも可能だろうからな。
―第3階層・廊下―
[居並ぶドアに首から下げたカードを押し当てても赤表示だった。guest登録では中には入れないらしい。当然といえば当然だが。]
ちぇ。ここならPMC見れるかなー、って思ったんだけど。
[少しは知恵が働いたらしい。
当初の予定やら何やら、大いにすっ飛ばしているが。]
誰も来ないし…何かないかなぁ…ん?
[誰か来たら逆にまずいのだが、そんな事を言いながら、通路のすみに何かが落ちているのに気づくとそれを手に取った。]
あれっ、カードだ。
[首から下げているそれと似たようなもの。
記載されている名前は知らなかったが、研究者の物のようだった。
どうしてそんなものがここに落ちていたのか――子供の頭で解るはずがなく、ただ]
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