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[ この村に元々住んでいた父、
そして旅人の母の間に生まれたヴィクトールは、
人狼であった母より自分が何者であるかは教えられていた。
だが、亡き母とは違い、
人間をこれまで襲ったことはない。]
………。
[ この場に懼れながらも素直に来たのは、
殆どの理由はアレクセイが心配だったからだ。
一箇所に閉じ込め、人狼と人間の殺し合いを誘発させようとする今回の村の決定。
それに巻き込まれるアレクセイを案じていた。]
[足が重く感じるのは気が重いせいだろう。
扉を見つめたまま、動けずにいたが深呼吸をひとつして
部屋の扉に手を掛ける。
アリョールが扉を叩く音は聞こえなかった。
考え事をしていて気づかなかったというのが正しい。
それ以前に誰かに呼ばれる事態など無いだろうと
高を括っていた側面もある]
……ナイフは持っていかずとも良いか。
魚を捌く道具は厨房にあるだろうし。
[武器となるものを置いていったことを考えれば
そういった類のものを態々回収していくとも思えず
男は部屋の机にナイフを残したまま廊下に出ようとして――
今度は意識していたのもあり扉を叩く音>>13が聞こえた。
一拍置いて扉を引き控えめに開ける]
ベルナルト?
どうかしたのかい。
[穏やかな時間は過ぎるのも早い。
いつのまにかカップの中の紅茶もなくなり]
――残念、おわっちゃったわ。
[ゆるく吐息を零し。
名残惜しそうなアリョールと、ヴィクトールに視線を向ける]
何事もなく終われば、またお茶しましょ。
[あっさりと言って席を立つ。
使ったものは一応片付けるつもり]
―二階/客室―
[暫くの間、本を読んでいたが、その手はやがて止まる。
何も悪くないと言われても、そんな事はないと思ってしまうのは仕方なかった。
自分としては静かに暮らせればそれで良かった。
だから村人からの印象を良くしようとした覚えは無い]
……俺のせいだ。
[彼が捕まったのは、その足かせとなったのは、確かに自分のせいだろうと認識していた。
両親が死んだ時も、彼は同じように思っていた。
それを知るのは親しい間柄の人物だけだが]
[幾ら紅茶の薫りで紛らわそうと、この屋敷に焚き染められた香は強く。
酷く煽られる]
食べたばかり、なのだがね。
[旅人ならば後腐れは無い。
実際に、以前幾度か成功していた事だった。
起きてしまった事態は仕方ないと割り切れもするが]
それでもこれは、餓える。
―廊下→厨房―
[ふわりと、鼻腔を擽るように香りが漂ってくる]
紅茶? 誰か、いるのかしら。
[いれたての匂いと言うよりも、残り香に近い。
顔を覗かせたのは厨房らしき場所。
既に顔を見ていたタチアナがいるのを見ると頭を下げた。
もう二人は、知らない顔だ]
また直ぐ出来るよ。
任せても、いいかい?
[ 頷き、ここはタチアナに甘えてカップを渡そうとする。
暫くは余韻に浸りたいのか、椅子に座っているつもりのようだ。]
― 厨房 ―
あら、いらっしゃい、フィグネリア。
[顔を出したフィグネリアをみて緩く瞬く。
病に倒れた旅人の話は知っていたけど、ロビーであったときは思い出さなかった。
いまもまだ、きちんと一致しているわけではない]
そうだといいわねェ。
ええ、アリョールのも一緒に洗っておくわ。
[ヴィクトールに頷いて、洗い物をまとめて流しへと運ぶ]
そう、だな。
何事もなければ、また。
[こくり、頷いて。
タチアナに続き、立ち上がる]
片付けは手伝う――…、
[掛けられた声に振り向くも、知らない顔。
真顔で不躾な程まじまじ見たが、これと言った他意が有るわけでもない]
アリョールだ。
[シンプルに、名前だけ名乗った]
[ 人狼としては未熟でもあるヴィクトールが、同胞に気付くには、今暫し時間が掛かりそうだ。
"それこそ人間の血肉を喰らいでもして人狼として真に覚醒しなければ。"
相手からは容易く気付かれていても、ヴィクトールからは"誰が"同胞なのか気付くことは難しいだろう。
それとも、過去に既に、囁きでの強い接触が為されていたのであれば、緋色の聲もヴィクトールに容易く届いているのだが。]
君が旅人のフィグネリアか。
初めまして、ヴィクトールだ。
[ ヴィクトールはすっと立ち上がり、握手を求めるように左手を差し出した。
唯一、この村の人間ではない名前。
この旅人の名前は、役場の方でも耳にしていた。]
……貴方方も、そうなのね。
紅茶を飲んでいたの? 他にも、食糧があるみたいだし、何日閉じ込められるのかしら、ここに。
[魚の匂い。
知らない顔のうちアリョールと名乗った方にじろじろと見られて一瞬気後れする]
フィグネリアと、もうします。
[名乗られたのだから、ともう一人の男性へも兼ねて名を名乗る]
では。
[盥と布を持ち、フィグネリアの横をすり抜けるようにしていく。
自分がどんな印象を与えているか等、気にも止めず。
何事もなければ、自室に戻り掃除を始めるの*だろう*]
ええ、旅人、と言われると違和感はありますけど。この村にとっては、そうですね。
[ヴィクトールの差し出した手に一拍おいてから手を差し出し握手を]
この村を越えたら、次の街で落ち着くつもりだったの。
[そこまで行けば大丈夫だろう、と言う漠然としたもの。
髪を切って、名前を変えて、少し大きな街であれば。
借金はもうないのだから、そうまでして追ってくるとも思えなかった]
―二階―
[覗きこむベルナルトの見事な髪が揺れるをみる。
思わず目を奪われてしまうのも仕方のない容貌に思う]
いや、丁度出ようと思ってた所だから。
ああ、もう結構埋まってたりするのかな。
空きは人数分あるとは思うけど――…
[ベルナルトが身を引こうとする気配に
控えめだった扉の開きを大きくして廊下に出ようと一歩踏み出す。
留まる彼に掛けられた言葉には、はたと瞬きをして]
それは構わないけど。
丁度釣ってきた魚もあるし時間の都合があえば
一緒に料理してみるか?
あ、でも、怪我しないようには注意しなきゃなぁ。
手が傷ついたら絵も描きにくいだろうし。
[気軽に応じる声を返すのも、暢気といえば暢気な響き]
―回想―
[月の漂う湖面を眺めながら交わされた会話を思う。
あったらいいとニキータが零したものに
そうだなぁ、と相槌を打った夜。
竿を引く感触に話は途切れてしまったが
釣り上げた魚を手にしたイヴァンはニキータを振り返る]
真夜中に焼きたてのパン、かぁ。
パン屋のでなくていいなら、今度――…
[楽しい何かを見つけた時のような顔で男は笑い]
俺が作って持ってこようか。
月を見ながら一緒に食べるのも楽しそうだ。
[他愛ない話の続きにそんな事を口にした]
/*
不味いな。
赤ログで巧くやりとり出来ると良いのだが。
このままなぁなぁで進むと、アリョールの事に気付けないという事態に!
不憫だな。
[いつぞやと同じ言葉は、聲の届かぬ同胞へ向けて。
先代から、この村の同胞の存在は聞き、知ってはいるのだ。
――必要で無いのなら、目覚めさせること無く――
先代のあの言葉は、先代自身の願いだったのか。それとも或いは?]
一日で、帰れたらいいのだけど。
[一日で、そう言ったヴィクトールの右手が重なる。
温かさに少しほっとしたころ、その手が離れた。
すり抜けていくアリョールを一度振り返り、会釈をして]
なんだか、強そうな方ですね。
その、精神的に。
[ここに連れてこられて、動じていないように見えたから。
気付けばタチアナも厨房から出るところで視線だけを送る。
と、ベルナルトにちゃんと食べて、と言われたことを思いだし]
勝手に使っても良いのなら、何か作ろうかしら。
お腹がすいたわけではないけど。
体力をつけておくのは必要だと思うから。
[フィグネリア自身、それほど料理が得意というわけでもないのだが、簡単なものなら大丈夫かと]
[ 何処かに自分と近しい存在がいるのではないか、というのは薄らと感じていた。
それも、ヴィクトール自身は錯覚ではないかと思えていたが。]
………。
何故、
[もしも旅人を襲ったのが本当に人狼であるなら、その人狼に尋ねたかった。]
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