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…何が悲しかったの?
[寂しそうな仔狼の姿に誘われて、呟くような問いが零れた。
神父と対している時から感じていたこと。どこか儚げな姿には、あまり恐怖を覚えなかった]
[困ると言われて、此方の方が困ったように、仔狼は、ぺたりと耳を伏せ]
くーん...
[伸ばされた手は避けることなく、すりと頭を擦り付けた**]
神父 クレメンスは、画商 エーリッヒ を投票先に選びました。
─ 図書室前 ─
[ウェンデルの姿がみるみるうちに半人半獣の姿へと変化して。
クレメンスの右腕を狙い噛み付こうとしているのを部屋の外から見ていた。
それを左拳で防ぎ、右腕で半獣へと殴りかかるクレメンス。
獣の力を宿すとは言え、大人と子供の差か、ウェンデルはクレメンスによって床へと組み伏せられて、やがて]
────………
[半獣の仔はその姿のまま動かなくなった。
エーリッヒはその場で密やかに瞑目する]
……お休み、ウェンデル。
[結局、正体を明かすには至らなかった。
語りかける聲は変わらず、本来の女性のもの。
人狼《エルナ》であるのだから、聲そのもので伝えられるものではなくて。
己の意思で明かさなかったことを彼はどう思ったのだろう。
今では聞くことも出来ないこと]
─ →地下 ─
[階段を下り、どうにか独りで扉を開けて、これまで並べられた者達の傍にウェンデルの骸を横たえさせる]
………
[何も言わず、ただ、頭のある位置を一度だけ撫でて、その傍を離れた。
そうして扉を閉じた後、深呼吸を一つ]
…なんで、あいつかなぁ。
[ぽつりと零れるのは女性の声。
はあぁ、と長い息を吐いて、顔の右半分を右手で覆った。
喉が鳴りそうになるのをどうにか堪える。
それからもう一度深呼吸をして、姿勢を正せば、元通りのエーリッヒに]
─ →図書室 ─
[今度はカルルを運ぶために再び図書室へと舞い戻る]
手当て終わったら、手伝ってくれるかい?
[言葉はヘルムートへ。
それまでの間は図書室に横たわるカルルをシーツに包む作業を進める心算**]
まったく……無茶をしてくれる。
[ぼやくように言いながら、手当てに取りかかる。
深紫は、半眼ジト目。お世辞にも、穏やか和やかとは言い難い。
先に、と言ってその場を離れるエーリッヒ>>5を、頼む、と見送った所でふと気づく]
……カヤ……どこ行った?
[さっきまではいたはずなのに、と思うと同時、先のやり取りを思い出す。
不信を持たれるのは已む無し、と思ってはいたが、敢えて混乱を煽るような物言いは、やはり気になっていた]
ま、それは後で確かめればいいか。
[これで終わるのならば。
そう、思いはすれど、口にはしない。
本当に終わるのか、という懸念が抜けていないのはこの場にいる人狼の数がわからぬが故の事]
……今は、考えても詮無いか。
[その一言で一先ずは思考を打ちきって]
音楽家 ヘルムートが「時間を進める」を選択しました。
[身の裡で渦巻いていた葛藤は、やがて一つの方向に定まりゆく。
花は後でも喰らえる。
だから今は生きる道を繋ぐべきだ、と]
[一度花の香りから離れたことで冷静化した思考での決断は、果たしてどちらに転ぶのか]
─ 地下 ─
[扉を開けるのに一旦骸を下ろしたりしながら、安置室となりつつある倉庫の扉を開け、ヘルムートの手を借りカルルの骸も安置する]
……増えちゃったねぇ。
[最初は老婦人の部屋を片付けるまでの仮置き場の予定だったのに、いつの間にか倉庫自体が安置場所になっていた。
ここの方が気温が低く、部屋に置くよりも良いと言うのも確か。
そのまま安置場所になったのも已むを得ないところだった]
─ 深夜 ─
[暑さの減りにくくなった夜。
エーリッヒは自室とする客間を抜け出し、2階のテラスから空を見上げていた。
嵐の空模様はとっくにどこかへと行き、夜空には少し欠けた大きな月が海を照らしていた]
[その色は酷く、紅い]
……あの時と同じ、ね。
[囁くような声は女性のもの。
もう誰も聞くことのなくなった聲と同じ声]
足も完治したことだし……昔みたいに、外から行こうかな。
[呟いて、テラスの手摺りの上にしゃがみ込み、外から目的の部屋を探す。
暑さに窓を開けているのなら侵入も容易い。
仮に閉められていても、この屋敷の窓の外からの開け方は熟知している。
子供の頃ここで遊んだ時、窓から入り込むなんてことは結構ざらにあった]
[夜になり鋭敏になった鼻で目的の人物の居場所を嗅ぎ取る。
途中、別の香しい匂いが邪魔をしたが、強い意思で振り払った。
そうして、テラスの手摺りを蹴り、各部屋の窓のひさしを足場にして目的の部屋へと近付いていく]
…………
[かたり、と窓が開く音が小さく響き、エーリッヒは窓枠に足をかける。
身を捻り窓から部屋の中へと滑り込むと、そこは化粧の匂いが漂っていた。
あまり得意ではないその匂いに、僅かに顰めっ面になる]
[部屋の主───ヘルガはエーリッヒの侵入に気付いていたか。
気付かれたにしても、声を上げられると困るため、即座に近付いて左手で彼女の口元を掴み、口が開けないように押さえつけてしまう]
……恨みはないんだけどね。
私が生きるためなの。
[暗闇の中、紅い月明かりが差し込む部屋に女性の声が響く。
なるべく苦しませないように、と。
右手を獣の爪へと変化させて、ヘルガの胸──心臓目掛けて思い切り突き刺した。
拘束から逃れようとするヘルガがエーリッヒの左腕を掴みにかかっていたが、胸へと突き刺した衝撃で一瞬その動きが止まり。
次いで左腕にしがみ付くように爪を立ててきた。
ワイシャツ越しに食い込む爪に顔を顰めるも、振り払うことはせず、右手で心臓を握り込む。
ぐるり、と手首を返し引き抜くと、深く空いた孔から鮮血が飛び散った。
ヘルガの胸と、右手に掴まれた心臓から紅い液体が零れ、ベッドと床を塗らしていく]
[左腕を掴んでいたヘルガの手から徐々に力が抜けて行き、力なくベッドの上へと彼女の腕が落ちていく。
それを確認した後、心臓を彼女の腹部へと置いて、エーリッヒは身を震わせた]
[その身が変化し、金色の毛並みをした大きな獣が現れる。
深い翠を宿す瞳は女を一瞥した後、先ずは腹の上に置いた心臓を牙で噛み砕いた。
ぺちゃり、くちゃり、と食餌する音が小さく響く。
命の源を喰らい尽した後、今度は腹部に爪を立て、引き裂き現れた内腑を腹へと収めていく]
ん……ふぅっ、
ふふ、わるくない味。
[恍惚とした笑みで食餌を続け。
やがて内部を喰らい尽くした後、口の周りの紅を舌で舐め取り手足や毛並みに付いた紅も舐め取って、入ってきた窓からするりと外へ出て行った]
[後に残るのは、腹部を空にし、心臓を抜き取られた女の骸。
ベッドと床には血溜りが出来、女の爪には彼女とは別の人物の血が付いていた。
誰かの侵入を示すように、窓が開け放たれ、カーテンが風で大きく揺れている**]
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