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−港→自警団詰め所−
『ここ、ですか……ダヴさんの亡くなられたという島は。』
[事件解決から数週間が経って。
自警団から連絡を受けた女王国から、2人の男が派遣されてきた。
一人は、ダーヴィッドが着けていたのと同じ鎧に身を包んだ黒髪の男。もう一人は、貴族の礼服姿の青髪の青年。
二人は港で道を尋ね、船で運んできた馬車で自警団の詰め所へ向かい。
自警団員から半分腐った遺体を引き取りながら、事情を説明させていると。二人の表情がみるみる険しくなった。]
『……つまり。我が国の女王騎士の証でもある鎧を身にまとっていた小隊長に、あらぬ疑いを掛けて殺した挙句、弔いもしないでいた…と。そういう事ですか』
[鎧姿の壮年の男が、冷たい視線を向けて放った言葉に。その場にいた自警団員たちが怯む。
尚も何かを言おうとする男を、しかしもう一人の男が前に出て制した。]
『ルーサー、もう良いよ……彼らを詰ったところで、ダーヴィッドが生き返る訳じゃない。
……この件については、帰国中にこの国の首都に対して正式に抗議をさせてもらおう。この僕、女王国の第一王子ナサニエル・ファレナスの名前で』
−自警団詰め所→宿屋−
[隣国の王家を怒らせたと知った自警団の面々が慌てて言いつくろおうとしても、まともに相手をすれば怒りを煽られるだけだと思って無視する事にして。
ナサニエルとルーサーは、用意してきた柩にダーヴィッドの遺体を収め、馬車に乗せた。
陰鬱とした気分で馬車に乗っていた2人は、途中で宿屋の建物をみつけて。
今回の騒動に巻き込まれた面々が、この宿屋に集められていたという話を思い出し、立ち寄ることにする。]
『失礼する。
こちらに、フーゴー殿はおられるだろうか?』
─宿屋─
[不意に開かれた扉。その先に居たのはこの辺りではお目にかかれない貴族の礼服を着た者と、見覚えのある甲冑を着こんだ者の姿。しかしこれでもかつては方々を旅した身。人物は知らねど、どこから来たのかくらいは判別がつく]
……何とも珍しいお客様だな。
フーゴーは俺だが、如何なる御用か。
[口調こそあまり変わらぬが、言葉遣いの端々には敬意が込められている。言葉を紡いでから、フーゴーはカウンターからテーブルがある方へと出た]
−宿−
[フーゴーが出てくると、二人は一礼した。
鎧姿の男は無表情だが、一歩前へ出てきた青年は柔らかく微笑む。]
『僕は女王国より来ました、ナサニエルと申します。こっちは供のルーサー。
先日までこちらで世話になっていた我が国のダーヴィッドの事で……自警団だけではなく、貴方の話も聞かせて頂きたいと思って、伺いました。』
─宿屋─
[丁寧に礼を向けられるとこちらもつられて頭を下げる。続く言葉にダーヴィッドと言う名を聞けば、眉尻が下がり、小さく息を吐いた]
彼には申し訳ないことをしたな…。
ただ単に外部だから、しかも流れ着いたと言うだけで巻き込んじまったんだから。
自衛団の暴走を止められなかったのは俺の力不足だ。
調べる術があったのに、奴らを説得し切れんかった…。
[そこまで言って、また一つ溜息を漏らす]
俺らのしたことに対して許してくれとは言わない。
それだけのことをしたんだからな。
−宿屋−
[ナサニエルの身分を聞くまで。余所者は疑って当然、こんな時に流れ着いてきた奴が悪い――というような態度だった自警団の面々と違い。
フーゴーの言葉に、ナサニエルは表情を和らげた。]
『許しを乞われ、許したとしても。小隊長が戻ってくる訳ではありませんな』
『ル、ルーサー! 君はまたそういう誤解されそうな事を……』
[無表情のままの騎士が呟いた(というには少し声が大きいが)言葉に、慌てるナサニエル。]
『……私と、こちらのナサニエル殿下も。ダーヴィッド小隊長と同じ船に乗っていた。
もしかしたら、ここに流れ着いて殺されていたのは、私や王子殿下だったかもしれないのだ』
─宿屋─
いや、騎士殿の言う通りだ。
死した者は戻って来ない。
だから死した者達の分も、俺らは背負って生きなきゃならん。
それが今回の審問で生き残った者に課せられる義務だ。
[向けられる非難の言葉はそのまま受け止め。更に覚悟を乗せた言葉を返す。それが己が償いだと言うように]
審問の起きたこの島に流れ着いてしまったことを不運で済ます事も出来る。
だがそれでは彼が浮かばれない。
少なくとも俺は、彼の失った生を背負って生きて行くつもりだ。
[真剣な表情で言葉を紡ぎ、続く騎士の言葉を耳にする]
…残念ながら、このような小さな島に見ただけで貴殿らの素性を看破出来る者など皆無に等しい。
王家の者が出入りするなぞ、稀有だからな。
自衛団の連中だって知らぬ者ばかりだ。
俺だってこうやって貴殿が現れるまで、確信は持てていなかった。
……それが故に今回の悲劇も起きてしまったんだが。
[そこまで言って、言葉を途切れさせた。女王国直属の騎士だと言うのを知らぬが故に自衛団も強行に出てしまったと、言葉に含ませる]
『……なるほど。確かに女王国内ならともかく、他国では難しいかもしれません。
ただ、自警団の方々にはあまり性急にならず、せめて外部の人たちについての身分照会だけでもすべきだったようにも思いますが……』
[そう言って、ナサニエルは天を仰ぐ。
幼馴染でもあった友人の手を、あの嵐の海で離さなければ…と。]
『……この島にいたという人狼について、話を伺ってもよろしいか?』
[そんなナサニエルの様子を見ながら、今度はルーサーが口を開いた。]
そうも行かなかったんだよ……早々に団長が人狼の手にかかっちまったし、身分照会したところでそれを裏付けるための連絡手段が無かった。
ここは文字通りの孤島、海が荒れちまえば船は出せない。
[やろうにも出来なかったのだと、言葉に含めて首を横に振った]
…人狼か。
一人はこの島出身の者、もう一人はここに別荘を持つ大陸の者だ。
今はどちらも眠りについてる。
[騎士からの問いには簡潔に返した]
[眠りについている、という言葉に。それまで無表情だったルーサーは、僅かに表情を緩めた。
その表現は、死した人狼を『人』として扱っているものだったから。]
『………我が同族は、最期は人として死ねたのでしょうか。』
[思わず、そう口にしていた。]
[同族と言う言葉に僅かに瞳を見開いた。目の前の人物も、とと頭を掠めたが、大騒ぎするつもりは無く。周囲に客が居なかったのは僥倖だったことだろう]
……ああ、俺はそう思ってる。
審問の性質上、どちらもと言う訳には行かなかったが。
亡骸は丁重に弔わせてもらった。
/*
あきさんは撫でるものです。[きぱっ]
体育館裏に連れてってダメージを与える技があるのです。
ちゃんと体育館裏のイラストが出たwwwww
肌の色は三種類しかないもんなぁ…。
もちっとあるとバリエーション増えて良いんだろうけど。
/*
は。この先どうしようか考えてたら、うっかりチャズルってt(何
[丸まってる熊猫さんの上に兎猫、ちょこなん]
アルヴィオンもネタ系多いんだなw
『同族への配慮に、感謝を。』
[フーゴーの言葉に、ルーサーは深々と頭を下げた。
そんなルーサーの足りない言葉を補うように、ナサニエルは自国では人間を襲わない限り、人狼も人間と等しく扱っている事を告げた。]
『……彼らが生きる為に、人を襲わずに居られなくなった時には。
死刑が決定した犯罪者への処刑を執行させる、という形をとらせています。
彼ら人狼にも心があることを…結社や各国の首脳陣に理解してもらうよう、働きかけているのですが。』
/*
目標をセンターに入れてスイッチ……
ですか。
>>1035 フーゴー
そんなに撫でたら禿げr
[熊猫は威嚇してみた。きしゃー]
ちょww
なんだそれww
どんくらいレベル上げたらいいですk
/*
さっきまで、箱が駄々こねてネットに繋げてくれなかったわ。
今日は厄日かしら…?
それともこの箱がツンデレちゃんなのかしら(まがお
そういえば、ルーミィは騎士団にも取材に行ってた筈なのよね…。
人と人狼が共存できている場所を見てみたかったのかしら?
[騎士が深々と頭を下げる様子には、僅かな困惑。島民はやはり人狼に対し良い感情は持ち合わせていないために。自分は過去のことがあるために人狼に対しても分け隔て無かったのであるが]
…なるほどな、それで騎士殿もこのように。
[王子の説明でようやく合点が行ったように言葉を紡ぎ。そのような国もあるのだと、なんだか少し嬉しくなった。当時そのことを知って居れば、と言う後悔も胸に抱く]
……なかなか理解を貰えない、だろう。
俺もそれが嫌で結社を抜け出して来たんだ。
[そう言って、左腕の袖を捲って見せた。現れる噛み痕とそれを取り巻く銀。結社に加わっていたと言うのは直ぐに分かることだろう。捲った袖を戻しながら]
…もうじき結社の人間もこの島に来る。
鉢合わせる前に島を出た方が良い。
/*
ルーミィさんもおかえりなさいかな。
そういえば。
不良神父さんとはまた煙草で絡み損なったな、とか。
ダヴさんたちの時間軸と混乱したらごめんだけど。
俺もちょっと場所移動しよう。このままだと絡んでもらうにも問題がありそだし。
/*
>>1042
生えるそばから薄れていくよ!w
[熊猫、ビビって物陰に隠れた]
うん、確かレベルで売ってあるカード変わるって書いてあったから。
それとも別ルートかしら。
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