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―before story―
[あの時自分は確かに集落近くの森にいたはず、でもさ迷っている森は見覚えのないもの。
木も、生き物も、においも、音も、この森から感じるのは全て自分の知る物と違う]
「ドコ…ココ……」
[簡単な単語の組み合わせた、自分の故郷の言葉で呟いていた。
森をしばらく歩き、向こう側、明るくなっている方を目指し…、
見えたのは、きれいに整えられた壁が織り成す大きな何か、ところどころに穴が開いていた。。
感じる生き物気配から、住処だと思った。穴の大きさから、大きな生き物のものではなさそうだが、住む数は多そうだった]
[そっと、見つからないように、木を削っただけの粗末な槍を手に茂みや物陰を伝い、見覚えのあるものが見え、
作物を育てているらしい、囲われた畑のようなもの]
「ヒトノ…スミカ…?」
[自分たちの作るものよりも囲いもしっかりとしていて、育てているものはよくわからない植物だった。
そこに近づき、感じた気配に振り返り槍を向け]
「ク…クルナ!」
[言葉は通じたのかわからないが、こちらが警戒していることは向こうに伝わっていたことだろう。
あの時彼は、困ったような表情を見せていたような気がする]
『………』
[大人の姿になった男の人のようだが見たこともない格好、何か自分の知らない言葉で話しかけられていた。
怪しい相手のはずだったの、敵意はない、なぜかそう思えた。
だから、彼に促されて、その後についていき……
私の新しい生活が、それから*はじまった*]
/*
>>968
主従揃って大変だ…w
人化しても喋れないけどね!
身長高いから主人が拗ねるんだ。
そしてベルデさんも高いなww
/*
しかしこれ、異性として見れるかのアンケだったっけwwww
異界龍や使い魔を異性として見るのは微妙か?ww
ただの人気ランキングなら分かる数字だけどwwww
って、おおぅ、出会い編が。
少し返しておくか。[ごそごそ]
/*
>>979フォルカー
気絶して毛玉状態になったフォルカーくんが無言の黒蛇くん(人化)に俵担ぎされて保健室に搬送の図が浮かんだw
[そしてベルに見つかる前に戻って潜り込むんだ]
/*
うん、一応異性として見れるかのアンケ。
でもこの世界異種婚もありありっぽいのでにゃんともかんとも?
みゃぁ、聞かれる当人と同じ種族で聞くのが一番公平にゃけどねw
/*
>>980 ベルっち
そのぶっ飛んだ両極端な主のフォロー、という時点で普通なのは必然だったんだろうけど、それゆえに苦労しているのがノキアなのであった
/*
>>982
毛玉www
でも搬送用は合ってるww スタミナ切れたフォルをずるずる運ぶ予定でした。
うっかり見つかったら大変なことになりそうだw
/*
>>989リディ
たしかに美猫っぽいにゃ〜。名前からしてだしw
小言はリディ少年が紳士に育ったらきっと減るにゃよ?
>>990エーリッヒ
ノキアくん、不憫・・・[ほろ]
>>991フォルカー
うっかり見つけても驚くだけで、怪我さえしてなきゃ何もしないよ? 怪我さえしてなきゃ d(・ω・^)
[人には人の事情がある、とはよく聞くものの、
ユリアンの事情は大分複雑らしい。]
じゃあなんでユリアンだけ銃持って…
[という言葉はふわが掬えたので一旦途切れた。
さて不味い事を聞いたと悟ればすぐに謝るのだけれど。
返された言葉とユリアンの事情の一旦には、何度か瞬いた後に少し目を伏せた。
何となく、だが。不自由に生きてきたんだなぁとぼんやり理解して。]
そ、っか。
ユリアンはじゃあ、こっちに来れたのは良かったんだね。
…少し羨ましい。私は、帰りたくて仕方ないから。
[最初から全部無くしてれば、望郷の念は失せただろうけれど。
かといって、大切なものの喪失を願うわけではないから、ユリアンのようになりたいとは言わないけれど。
ただここが良い、と言える様だけは単純に羨ましく、ぽそりと内の一欠けらが零れた。
場所変わって貰って掬った3ふわは、とりあえず頭の上に乗せておいた。
急に増えたふわに何事?と青色が驚いた、のは一瞬。
後は一緒になってきゃーきゃー転がるだけ。頭の上がくすぐったい。]
あんまり何も考えないでがーっといったらけっこういけるよ。
[とか微妙なアドバイスしながら、場所変わる?とは一応聞いてみた。]
/*
主といないときの解き放たれたノキアくんは苦労オーラが薄れていきいきと元の美しさが発揮されるのにゃか。
>>995イレーネ導師
同意されたにゃw
/*
というか、フォーチュン振っといてなんだけど
ヒュレストの傍にいる時のノキアの反応が、さっぱ想像できないんだ
何だろ? 普通に無気力突っ込み系漫才になるとか?
/*
>>996ベル先輩
小言は〜…どうだろうね?w
保護者みたいなものだから、きっとどれだけ成長しても言いたいことは減らないんじゃないかなw
―before story―
[日課である魔法植物のチェックのために菜園に向かった時の事]
…………?
[目的の魔法植物の傍に見かけぬ子供が居た。その姿から学院の生徒では無いと感じ取り、不思議に思いながら傍へと近付く。この近くに住む子とも思えなかったため、掠めたのは一つの可能性。近付くと子供はこちらへと振り返り、警戒する気配を載せて聞き慣れぬ言葉を発した]
「”ディル…この子はもしや…”」
…………。
[ベルデザンカイトの問いに同意の頷きを見せる。どうしたものか、としばしの逡巡。保護の仕事は専門外だったために、弟を呼ぶか悩んだ。しかしそんな事をしていたら、この子は逃げてしまうかもしれない。そうなれば、苦労するのはこの子の方だろう]
……………。
[考え、決意し。ゆっくりとした動作で子供の傍へ寄り、膝を突いて目線を合わせた]
……何もしない……。
…ここは…君を助けることが出来る場所…。
……私と一緒に…来ると良い……。
[その言葉が子供に伝わったかは定かではない。けれど、警戒は薄れたようで、促すと自分の後をついて来た]
[それが、自分との伴侶の最初の*出逢い*]
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