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……『器』?
[言われた意味は、一瞬理解できなかったものの。
セレスが自身の力を解放しようとしている──と気づけば、その意図は容易に伺えて]
やれやれ……人使い荒いぜ、このチビ竜も。
[くすり、掠める笑み。
それでも、事態の緊急性を思えば──躊躇いはなく。
外される片眼鏡と金緑石の髪留め。
躊躇いなく引き裂かれる──紫の瞳と、銀の紋章。
紅が零れ、白が舞う]
[軋む音は、]
[世界か][彼自身か]
[止めず][止まらず][止まれない]
[亀裂が走るのは、][――空の青を持つ左眼]
[空が][地が][風が][水が][木が]
[生きとしいけるもの][全てが][ないて]
[白き腕をすり抜け、彼の仔は駆ける。『護る』と約束したとおりに]
セレス…! オト殿……!?
[『貸す』『器』
彼の仔の叫ぶ声に、私は身を震わせて、時の竜を――見つめて]
わ、ぁ…
[今回は僅か意識を保つだけの力を残して。
くてりとしたまま応龍となった姿を見る。
ユリアンの叫び声には間に合わなかったかなと思いつつ]
[傷ついた状態の解放がその身に与える負担。
これからなそうとする事から予測できる負担。
それらはわかっていたけれど]
……機鋼の界、失うわけには、いかんからな……。
セレス、こい!
[響く、咆哮。
それに応えるよに、碧の獣は応龍の喉元へと飛び、溶けるよに消える。
そこに、逆鱗と呼ばれるものがあるのは、同族ならば容易に知れるか]
―ファクトリーエリア―
イレーネはイレーネだよ、アーベル。
アンタはアンタの。器なんか造りなさいよ、”機鋼”でしょ?!
”魂を受け入れる素体”?
器に命が必要ならそんくらいくれてやるわ!
でもリディのあげちゃうとリディが死んじゃうし
私はまだ死にたくないから……
皆からちょっとずつ貰ってね!
[何故か威張り気味に氷鏡を指差し]
あっちのアンタと仲良くするのが嫌ならね。
[それからようやっと、「皆もそれでどうかなあ」と控えめに様子を窺った]
―ファクトリーエリア―
< ふたつのいのち。
猫には、どうしたらいいのかなんて、わかりませんでした。
アーベルは、イレーネとは違うっていってました。
だからどういうことなのかも、わからなかったのです。
リディの声。ことば。
猫は、理解すると、なんどか、まばたきしました。
にゃあ。
自分は、構わないよって、なきました。
それで、アーベルと、アーベルが、いっしょに、いきていられるなら、それがいいよ。って、いうように。 >
<< ……駄目、 >>
<< 壊したら、駄目。 >>
<< 大切だから、……駄目。 >>
[連ねられる言の葉]
[この躯は“アーベル”のものではなけれど]
[止めなければならないから]
[天高く響き渡る咆哮をなぞる如く、][啼く]
[時空と機鋼。重なる事なき、二つの属。
それを受け入れられるのは、時空竜の本質──虚の性質故か]
「狂いし力、その波動、しばし止めよ!」
[応龍の咆哮に重なり、響くは幼き機鋼竜の声]
「……壊しちゃ、だめぇぇぇぇっ!!!!!」
[絶叫。それと共に広がり行くは、穏やかな機鋼の波動。
暴走するそれを包み込み、宥め、鎮めるように]
だから、せめて見せるなって…!
[その性故に、倒れた麒麟を慌てて支え、やがて溜め息]
死ぬなよ、どっちも…
[ゆらり、金剛の光は薄れていく]
[引き裂かれる紫と銀。零れる紅。
私はコエにならぬ悲鳴を上げて、刹那、気が遠くなり崩れ落ちる]
[なれど、完全に意識が失われなかったは、共鳴の腕輪ゆえか。
私は震えながら、漆黒と真白の応龍を見上げて、一音啼いた。
『しなないで』
届いたか否かは、わからねど]
――……………ッ
ぁ あああぁぁぁ ア ァ……!
[創造を司る][創造されし][存在]
[紛い物が][真なるものに][敵う筈も無く]
…分けてやれるなら、いくらでも分けてやるさね。
[ぽすっと軽く、その身体を撫でて。]
澱んでないキレイなトコだけ…じゃないと、まずいっぽいけど。
[雷精がその身体を支えれば。
どうにか翼を広げて麒麟の頭へと添える。
先ほどまで自分が支えてもらっていたように。
力の残っていない状態では、抱きかかえるとはいかなかったけど]
しなないで。
[聞こえた音韻を繰り返すような呟きは。
対峙する両者に向けて]
[器の制御は機鋼の幼竜へと明け渡し。
自身はただ、力を操る。
一時的に本質に──虚へと戻りし心に、消え入りそうな響きは、届いて]
……大丈夫。
[小さな、小さな、呟きを返す]
「壊しちゃ、ダメ」
「ボクらは創り出すもの」
「先を刻む力」
「……閉ざしちゃ、ダメ……」
[紡がれる、言葉たちはどこへ向くのか。
鎮まり行く波動は、界の均衡を正して。
嘆きが止まる]
「……みんな。へいき?」
[紡がれたのは、小さな、問い]
[耳に届きしはコエか、幻聴か]
「……大丈夫。」
[白金の輪を左の手で包むよに胸に抱く。無事を祈るが如く]
[支えし手には、震えが]
[添えし羽には、雫が]
[伝い、落ちる]
[静寂。
止まるアラート。
そこかしこで停止する、無数のドロイド。]
…落ちつい…た?
[辺りを見回し、心配そうに傍らの機竜を見上げる。]
[ふわり。
逆鱗へと消えし碧の光が再び灯る。
光は金髪の少年──最初にこの地を訪れた時より、多少、背は伸びていたか──へと姿を変えつつ、地へと降りる]
「……時空竜も、平気?」
……ああ……伊達に、無限存在、名乗ってないから、な……。
[自慢になっていません]
[羽根が濡れてゆく。透明な雫が伝いきて]
うん、大丈夫。
[小さな声にも頷こうとして。
成す前に崩れ落ちる姿を目に映した。
そこで動きが止まる]
平気じゃないですけどねえ。
[額の第三の目が、完全に閉じると、口調もいつものものに戻って]
とにかく…地下への道を……
[声が途切れ、麒麟の身体を支えたまま、揺らぐ]
身体を傷付けたままで居るのは良くない。
無理にとは、言わぬが。…流石に、ドロイドに攻撃された後では。
[一つ鳴く流水の言葉に、一つ瞬いて。
小さく鳴く器となる体躯へ、掌を触れる。
胎動ではない。…しかし、温かな、其れ。]
そう、”アーベル”と”アーベル”。
……如何する。 偶也か、属性の揃う今であれば。
生命の娘の言う事も、可能やも知れぬが。
[と、炎竜の言葉に、…小さく苦笑。
若さ故と、言うべきか――何と言うか。
私には、無理だな。と。何処か遠い目を向けて]
……いってぇ……。
[人の姿を取り、最初に口をついたのは、それ]
「……敢えて、言いますが。当然かと」
[傍らに舞い降りた白梟の言葉には、ただただ、苦笑するよりなく]
ま、そう言うな……?
分かっておらぬな落とし子
その命を受け入れるための素体を欲すると言うに。猪口にコップの水を注いでも溢れるのは目に見えておろうに
つまりは、有機でも無機でも、受け入れるだけの容量のある器さえあれば可能ではあるということよ
……と、どうやら決着がついた様よの
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