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[そのことに対してのそれぞれの反応はどうだったか。
自分は動けないために何かすることは無かったが、見かけぬ人物が数名紛れていることに気付き、瞳を細める]
お前ぇら、何モンだ?
村じゃ見かけねぇ顔だが。
[訝しげな表情で問いかけると、その人物達は中央教会からやって来たと名乗った。
中央教会、そう言えば、発端になった手紙を送って来たのもそこだったか、と思い出す。
そうして問われる、『場』の形成についてと、結果の如何。
ある種異様な雰囲気とも見えるその人物達に、真実を口にするかを悩んだ]
………人狼は、殺した。
もう、ここには、居ねぇ。
[そう返すものの、物証を求められ、口を真一文字に結ぶ。
人狼を駆逐した証拠は、どこにも無かった]
[どう説明したものか、と視線がゼルギウスやミハエル、アマンダへと彷徨う。
彼らも何事か説明を試みただろうか]
証明は出来ねぇが、人狼を殺したことは殺したんだ。
じゃなきゃ、『場』も崩れねぇだろ!
───っぐ…がはっ!
[声を荒げたために胸部に振動が伝わり、痛みと込み上げてくるものに言葉を詰まらせた。
右手が胸を押さえる。
そんな様子を見ても、中央教会の者達は静かにこの場を見極めようとしていた。
人狼が生き残っても『場』が崩れる、その可能性を考えているらしい]
「───ちょいと、失礼するよ」
[そんな最中、張り詰めた空気を裂くように紡がれる、明るめの声。
玄関の扉から、シルクハットを被り、質の良い外套を纏った壮年の男性が中へと入って来た。
男性は中を見回し、中央教会の者達を見、ゼルギウスやミハエル、アマンダを見、最後に、クレメンスへと視線を向ける]
「随分と満身創痍だね? 君らしいと言えば君らしいが」
お前ぇ…なんで、ここに。
「私の持ち物が巻き込まれたと聞いてね、確かめに来たのさ」
だーれがてめぇの持ち物だ!
[クレメンスによる男性への問いかけは、飄々としたもので返された。
突っ込んだことでクレメンスがまた咳き込んでいたが、男性は薄く笑うだけ。
他の者に名を問われても、男性は「しがない孤児院のオーナーですよ」と言うに留める。
それから男性は中央教会の者達に何かの書状を見せて、それを見た彼らに訝しげな瞳を向けられていた。
それにもただ笑うだけで、書状を仕舞うとツカツカとエーリッヒの傍へと歩み寄る。
上から覗き込むようにして何かを確かめると、身体を戻して中央教会の者達へと首だけを向けた]
「この子が人狼だよ。
そして、もう死んでるようだね。
君達はこれを確かめに来たのだろう?
私の言葉は物証と同等の証言になるはず。如何かね?」
[さらりと、信じたくない言葉を男性は言ってのけた。
人狼と言うことではない、死と言う、冷たい言葉]
……おい、オ───。
「嘘ではないよ。見たところ、君がやったんだろう?
随分と酷い怪我のようだし」
[男性はクレメンスの言葉を遮り、淡々と状況の推測を口にする。
そしてゼルギウスへ視線を向けて、こうも言い放った]
「ああ、そこの君、心肺蘇生はもう止めなさい。
その様子だと、君はその子と親しかったのだろうけれど……。
人狼は廃されて然るべきなのだから。
それにもう、手遅れだ」
[男性の言葉に、周囲の反応はどうだったか。
クレメンス自身、男性に掴みかかりたかったが、身体が動かず俯いてぎり、と唇を噛んだ。
辛うじて動く右手も、拳作り震えている]
「さぁ、これで結果は分かっただろう。
教会に報告を」
[そう言って男性は、中央教会の者達を促し集会場から撤退させた。
もし男性に突っかかる者が居たなら、男性はそれを言葉で説き伏せようとする。
それからクレメンスへと近付き、小声で囁いた]
「…君は、”可能性”を現実のものとしたようだ。
それを見せてくれたお礼に、君にご褒美をあげよう。
精々、君の嫌う運命に抗うと良い」
……なん、だと?
[男性はクレメンスの疑問には答えず、ただ笑みを深めその場を離れた。
では、と他の者にも一礼すると、集会場を去って行く]
[その間も自衛団員達は団長の姿を探していたようで、見当たらないことに焦りを抱き、どこに居るのかを問いかけてきた]
……団長は、人狼に襲われた。
外の雪に、枝が刺さってる場所があるだろ?
そこに、仮埋葬してある。
村の墓地にきちんと埋葬してやってくれ。
[そう告げると、団員達は蒼白になったり大慌てになったりと、大半の者が団長の骸を掘り返そうとそちらに向かった。
残った団員達にも、他の被害者が埋められているから掘り起こして遺族に届けて欲しいと伝える。
ウェンデルとベアトリーチェの遺族に対しては、後に自分が説明に行くとも言い添えた]
………ゼルギウス、本当に、エーリッヒは───?
[『場』に囚われ残った者達と、ミハエルの使用人達だけが残る広間で、ぽつりと、静かにゼルギウスに問いかける。
自分がやったことは無駄だったのかと、自分自身に問いかけながら。
その時はまだ、オーナーが言った言葉の意味を理解出来ていなかった]
/*
とと、方針だけ。
エリの声もあったし、理解は出来ちゃうから一度諦めます。
後は、ライと約束したんだって言って、二階の遺体を仮埋葬場の方か、運ばれたなら自衛団なり教会の方まで運ぶ、とこまでは気力でもたせて。
全力使い果たしてばったり、しようかな、と思ってます。
まあ、そこら時間の関係とかではしょったら、後で+α的に自分でなんとかするので、先に進めるのは気にせずどうぞ!
ミハさんもお仕事いってらっしゃいです。
俺もここで呼ばれたから離脱。また後で!**
[大嫌いな者たちがどうなろうと興味は無い。そのはずだった。
けれども二人の腕から逃れた先で、元同胞の姿を見つけた時だけは違った。
中途半端なあかとみどりの目の獣は、己を殺した相手を睨みつけた]
『嘘つき』
[人にはただ唸り声としか聞こえない囁きは、今でも通じるのかどうか]
『……大っ嫌い』
[もう一言投げつけたのは、泣きそうなこえ。
踵を返し、その場から逃げ出した**]
/*
こそこそと言い逃げ完了。
うさみちゃんばりの凄い目はできなかった(
タイミングは自由。むしろ起きた後で聞こえなかったってことでスルーしてもおkなのでっ。
そしてクレさんの連投に挟むところだった。おつです!
/*
クレメンス先生は投下お疲れ様!
おー、もっといじめられるかと思ったが待遇よかった
こう、踏まれたり杖でぐりぐりされたり←
離脱組また後で
/*
おう、別件に意識向けてたーら。
クレさんは連投お疲れで、ゼルはいてらー!
ベアトの言い逃げも切ないけどらしいなぁ……。
さて。
全く空気の違うほのぼのが書きあがったんだが。
このタイミングで出しまってもよいかしら……。
/*
>>803
なんかわかんないけど期待してる!(ぐ
>>805
いえいえっ。長文おつなのです。
オーナーかっけぇ。
>>806
遠慮せずに投下するがよろし。
/*
>>804 ベアト
うん、そーなのよ。
さすがにこれは笑うしかなかったw
>>807 クレさん
まあ、実際別次元というか、別時間軸なんだけどね、過去ねただから!
にゃ、時間有限だし、さくっとゆこう
/*
もっとオーナーさんは、どSだと思ってたよ!
そしていじめるのがクレメンスなのも把握
まぁ、こんな残念なのが姪っ子とくっつくと考えるとな……
それで俺も一旦離脱なのである**
─ 遠い日の一幕 ─
[教会のピアノは、興味を惹かれながらも中々触れる事が出来ずにいたもので。
周囲とようやく打ち解け始めた頃から、少しずつ弾き始めるようになっていた。
最初は、楽譜がすぐ傍にあるもの──聖歌や神父の教えてくれる地元の歌などが主体で。
記憶の中にある歌──両親が奏でていた音色をそこに再現する事は、いつも躊躇われていた、のだけれど。
その日はたまたま、神父も姉も出かけていて。
一人きり、という事が、演奏を思い切らせていた]
……え、と。
[ピアノの前に背筋を伸ばして座り、深呼吸して記憶を辿る。
その曲をピアノではきと聴いた記憶は少ない。
旅の空、鍵盤に接する機会は決して多くなかったから。
それでも──それだけに。
白と黒から生み出されるそれは、心に深く刻まれてもいた]
[そう、と白と黒に指を落とす。
数回、確かめるように音色を連ね。
それから一度手を止めて、旋律の形で音をつなげ始めた。
聖歌でもない、土地の歌でもない、ピアノの独奏曲。
穏やかな連なりを耳にしている者など、弾いている自分以外にはない──と。
そう、思っていた、のに]
……っ!?
[その『声』は、全く予想外に飛び込んできた。
驚きと戸惑いで、ピアノを弾く手がぴたりと止まる。
慌てて周囲を見回した天鵞絨が捉えたのは、礼拝堂の入口近くに佇む少女の姿]
……ぇ……ぁ……。
[何をどう言えばいいのか。しばらく言葉が出なかった──けれど]
……聴いてた、の?
[それでも、こう、問えたのは。
先に上がった声が感嘆のそれであったからで。
それに肯定が返された後、ほんの少し、逡巡して、それから]
……えっ……と。
もう一回、最初から、やる、けど。
聴く?
[おそるおそる、こう問いかけたのは、何故だったのか。
当時は特に考えていなかった。後から考えてみてもわからなかった。
──わかった時には、それを表していいのかがわからなくて、内に沈めようとして。
けれど、隠しきれぬそれは、密やかに音色に映される事となる。**]
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