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― 広間 ―
[蛇毒は運動神経に作用するもの。
喉に刃が埋まったのは良かったのか悪かったのか。毒が全身に回るよりは早く、呼吸停止と失血から、その命を奪っただろう]
なんで、クレさんを庇う。
人狼じゃないから。いや。それは誰も知らなかったはず。
知っていたらそれは人狼か影の護り手で。
[人狼なら、ローザが言うだろう。
けれどその声が聞こえてこない。人狼だと、言ってくれない]
ジットにも可能性はあった。
あったけど。
[ベアトリーチェが知っていたなら、もう一人も近くにいた必要性は特にない。だからそれほど疑ってはいなかった。
何度もブリジットの名を呼ぶクレメンスを、刃握ったまま、じっと見ていた]
/*
何かまた間違えてるしwwwwwwwwwww
目を開けろって言ってるのに光が失われてるのに気付けるのかよ!!
返事しろの間違いだ><
思ったよりも動揺が残ってる気がするぜ…。
[首筋がまた、熱を帯びている気がした。
大輪の朱の茨は、冷静に場を見定める事を望むよう。
けれど、それは、受け入れ難く。
振り切るように駆け出して、けれど、やっぱり、届かなくて。
見えたのは、空間に花弁を開く、花。
身に宿すそれとは違う、あかいいろのそれは、自身も散らしたもので]
……なん……で。
[零れ落ちたのは、その一言。
呆然とした様子は、多分、今まで誰にも見せた事のないものだった]
/*
っても、仮になんか能力者だったとしても私は伝承について知らないからなぁ。フーくんにお知らせ出来ない><
あーでも、場が形成されたら、自然と理解するもんなのだろうか。
うむ。眠い。ねよう(ばたん
[事実を告げても、頭の上の手は止まらず、声の調子も変わらない。
ほんの少しだけ、息を吐き出した]
うん。なにも。
[大人しく撫でられ続けたのは、きっと彼があの日既にいなかったから。
あの時、広間にいた人間が来たらどうするか――ベアトリーチェにもまだ分からない]
生きようって、思ったのに。
[暫くはそんな調子で、声も沈みがちだったけれど]
……えっ?
[ユーディットの言葉>>+4と、その手に現れたティーポットに気づいたなら、流石に目をまるくして]
飲めるの……?
[一拍置いて、恐る恐る尋ねた**]
貴族 ミハエルは、研究生 エーリッヒ を投票先に選びました。
[言ったきり、言葉が続かない。
足元にやって来た猫の声が遠い。
自覚はないが、多分、泣きそうな顔になっていたのだろう。
不意に、温かい感触が包み込むように、触れてきて]
……姉さん。
俺……。
[振り返った先にあった姉の表情も、上手く捉えられない。
けれど、鎮めようと、なだめようとしてくれている事、それはわかって、だから。
常であれば、子供じゃない、とでも言って退けそうな、撫でる手も受け入れて。
──その場で、すぐに弾け飛ぶのだけは、留まれた]
貴族 ミハエルが「時間を進める」を選択しました。
/*
ゼルさんは吊られるつもりだったからデフォにしてたってことかね。
しかし投票ミスに関してはわたしも初回でやらかしてるけども、それにしてもこれはひどい。ラ神的な意味でも。
リジねーちゃんも予想外だったろうに……
[弾けなかった分の反動は、束縛を強めるという形となるが。
今はまだ、それと気づけず。
朱の茨が、身への浸蝕を広げていく自覚もないままに、ただ]
……俺がやる。
[埋葬を、と。
場の流れがそこに行き着いたなら、ぽつり、そう、紡いだ]
やるんだ。
……やらせて。
[言葉少ない様子は、教会に引き取られた当初の少年の如く。
その様子は、姉を案じさせるかも知れないが、振り切って、動く。
夜明けの後、もう一つの痛みを得る事になるのは、知る由もないままに。**]
修道士 ライヒアルトが「時間を進める」を選択しました。
― 広間 ―
[ゼルギウスが驚いたような顔で「人間?」と呟き>>7、人狼じゃないから>>10などの言葉も聞こえれば、小さく安堵の吐息を零した。
ブリジットが亡くなった事は悲しく思うけれど。
それ以上に、ユーディットを亡くした今、さらに伯父まで亡くす事がなくて良かった、と。伯父をこの手に掛ける必要がなくなって良かった、と。そう思ってしまった。
クレメンスがブリジットを抱き締め、嘆いている姿を見て、ひとつ深呼吸をしてから。
リネン室へと向かいシーツを一枚適当に取ってくる]
……伯父上。ブリジットさんを、眠らせてあげましょう。
[他の人たちと同じ場所に、とまでは言わなくとも通じるだろうと思って、そう告げる。
俺がやる、という声>>15には、対である朱花に視線を向けた]
─ 広間 ─
………ああ。
[覚悟を決めている以上、死を受け入れられないわけではない。
ミハエル>>16に言われれば、直ぐに応じて身からブリジットを離した。
首元が当たった部分は血に濡れていたが、黒い服だったために目立ちはしない]
おぅ、んじゃ、一緒に行くか。
[ライヒアルト>>15の言葉にもすんなりと応じた。
ブリジットと青年が親しかったことは知っている。
ミハエルが持って来てくれたシーツにブリジットを横たえると、ブリジットについた赤を拭ってから包みに入った]
……すまねぇな……ありがとよ。
[自分を庇ったことに対する謝罪と、感謝と。
その言葉を紡ぎながら一度ブリジットの頭を撫でて。
それが終わってからブリジットをシーツで完全に包んだ]
― 広間 ―
[視界はまだ白一色だった。
整えずに力を使えば当然のように代償は大きい。
その力は、後世になって作られたもの。
無理やりに掛け合わせて、発現させた歪な力。
それを作った者達の手から取り上げられ、場の要素となる因子とは別の命視る力を持つ先代が、どうにか安定させたもの]
眠らせる。埋葬を。
[手伝いたい、とは言う前に拒絶されただろうか。
思考は麻痺していた。人狼でないブリジットを殺すのにも、快楽を感じてしまった自分を自分で否定して。
血のついたままな刃をのろのろと仕舞い、隅の方で頭を抱えた。頭痛が酷い。力を振るうのを否定することへの警告。
本当はもう一つ。
誰が狼なのか、自分の中の消去法では決まったはずなのに。
歪な力の一部が反乱して、そこを取り上げさせなかった]
/*
エリが狼で確定しちゃうんですよね、この状況。ゼルの中では。
だから動きを停止させるのにどうしようかと迷ってたら時間泥棒が。
結局いつもの頭痛でお茶濁してしまいました。
─ →集会場外 ─
[ブリジットを運ぶのはライヒアルトが申し出たか。
そうでなければ自分が運ぶことになる。
前の時と同じように雪に穴を掘り、ブリジットの骸を横たえて。
静かに雪を被せて行った]
………………。
[その間の口数は少ない。
何か問われれば、それでも答えただろうが。
埋葬が終わればいつもより長く瞑目し、ブリジットの冥福を祈る。
それでもライヒアルトよりは弔いが短かったことだろう]
― 広間 ―
[クレメンスやライヒアルトが、ブリジットの遺体を外へ運ぶのを見守る。
ローザとゼルギウスは、彼らと一緒に埋葬に向かっただろうか]
………さて、と。
アマンダさん。
すいませんが……暖かいお茶の用意を、お願いできませんか?
伯父上たちが戻ってくるまでに。
それと、できれば…ゼルギウスさんの様子も見てて欲しいんですが。
[アマンダがその場に残っていたなら、彼女にはそう頼んで。
具合の悪そうな様子のエーリッヒと、ゼルギウスの2人を見て、エーリッヒに歩み寄る]
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