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>>1360エルザ
ただのお迎えだしね。w
はじめ後ろから肩叩かれてとか考えたけど、馬車くることにした。
どうなったかは、まぁナタリー次第(投げた
がんばれ、とりやすかったしアームも結構強かったからとってきちゃった。w
―後日談:村の中―
[解放された後、手のひらの傷口を治療してもらった。
同時に手紙の送付を頼む。
最後にもう一通、合計で4通になる。
4通一緒に届いた時の片割れを考えると、どうにも頬が緩んだ。
ユリアンの怪我は、生死をさまようほどらしい。
さすがに会いに行こうとは余り考えられなかったが、
どうやら意識がもどったらしいと聞いた時にはほっとしたものだった。
一度くらいは見舞いに行くべきかと、まだ少し痛む手には包帯を巻いて行った先、
とりあえず一度は叩いて、痛かった等の恨み言を言うのは間違いない。
しかし受け取った物や言葉に、少し困ったような微笑を浮かべた]
ありがとうございます。
……でも、元気になったら殴りますから。蹴りますから。
だから早く元気になってくださいね。雪がやむ前に。
[殴る蹴るは結構本気だったのは言うまでもない]
―後日談(1)墓参り―
[ユリアンが目覚める前にも、出来る限り行っていた墓参りに、見舞った後に行く。
まずは、並んだ墓に手をあわせた]
楽譜、ユリアンさんから受け取りました。……僕がもらってしまって良いんですか?
[答えが返らないとはわかっている。それでも問うと、微かに笑った]
大切にします。奏者の方にも広めます。そして、いつかここで、演奏してもらいます。
だからどうか、……安らかに眠って下さい。
[本当はもっとお話したかったとか、そういう事を言って泣いたのはそう昔の話ではない。
何を恨めばいいのか、何を憎めばいいのか。恨むべきか、憎むべきか、それすらもわからなかった。
今もまだわからないけれど、混乱のままに泣くようなことはもう、無い]
[森の奥まった場所にある、ひっそりとした場所にも手を合わせる。
買い物をしていた客だろうか、まとまった墓よりは少ないものの、花が幾つか供えてあった]
皆さん、人間だって思っていらっしゃるんじゃないですか。一人であんなに哀しい勘違いして。お礼なんて僕に言われることはありません。
…長生きしますよ。
[聞こえるわけもないだろうし、文句めいた口調の後は、少し笑った。本当は本を買いたかったんですけどなんて小さく言うと、立ち上がる。
村にいる間は、二箇所の墓地へと訪れる。白い雪の上に、大小問わぬいくつもの足跡が*残っていた*]
―後日談(2)決意―
[雪もだいぶ落ち着き、春の近さを太陽の長さで知る頃。
一つを決めた少年は、教授の元を訪れた]
学校、辞めようと思ってるんです。
[そんな一言を言うのは、すごく晴れ晴れとした顔で。
せっかく雪も落ち着いて、そろそろ街に戻れる頃だというのに、予兆もなく唐突だった。
反応はどうだっただろうか。
何にせよ決意は固い]
一応、授業料を払っている分は学ぼうと思っていますが。
そういうわけで、先生の講義、もっと受けさせてくださいね。
[後に変人教師だのなんだの言われるのに、フォローの一つも入れないで、「放っておいてほしいんですよ」とか余計に悪化するような一言を無自覚にまわりに広めたりもするが、そこはまぁ、気にすることでもない(*たぶん*)]
―後日談(3)ビー―
[手のひらが少し痛んだような気がしたのは冬の日の事だったと思う。
あぁまたあの弟がやらかしたと、その時は思っていたけれど、少し前から妙に不安になったりはしていた。
手紙は数ヶ月、届かない。休学しますの手紙には、母は酷く怒っていたけれど、あの弟はそれをたしなめる私の面倒を考えてはいないのだ。迷惑極まりない]
今度はやめましたって?
[人をはらはらさせておいて、この弟はまたそんな逆鱗に触れることを言い出した。
案の上、怒った母は弟を締め出し、こうして私が弟から話を聞いているわけだ。
――ウソのような本当の話、双子だからわかるとか、そういうのはない。ただ少し、私は弟の感情が伝わってくるのを感じることができた。弟もたぶんそうだと思うけれど、ウィーは鈍いからきっと少ない。
弟と二人、いつも一緒にいた木陰に座る。あぁ、この子は何か変わってしまった、と、少しだけ思った。それは今までなかったような不思議な感覚で、痛んだ手と同じほうを、つかむ。手のひらには、私が痛みを覚えた場所とおなじところに、薄くなった傷痕があった]
「やっぱり、痛かった?」
痛かった。だからもうやめてね。
[傷跡を隠すように、手のひらを握る。弟はぽつぽつとしゃべりはじめる。熱狂していた作曲家の話を聞けば、その女性に対して大変申し訳ないと心から思った。何せまわりが見えない弟だ、迷惑をかけたに違いない。
人狼事件の話は、口が重かった。少しだけわかる、弟が迷っているのが。それでも先を促して、話を聞いた。思い出すのは一通の手紙。ただ一言、早めに家に帰りますというだけの。
神様が信じられなくなったと言った弟に、私は言った]
ばっかじゃないの
―後日談(4)ウィー―
[ベアトリーチェの言葉は、とんでもなく酷かった。僕はさすがに面食らって、似た顔の姉を見た。翠の目が僕を捕らえている。少し感情が強かった。
姉の手はあたたかい。僕の手はつめたい。昔は逆だったなぁ、と、握った手の上からくるまれた手に視線を落として思った。引き寄せられて、抱きしめられる。
昔は、自分のほうが小さかったのに、今じゃ彼女のほうが小さい。髪の長さも、逆。今とは全部が反対だった]
酷いよ、ビー。僕は――
「ウィー。あなたが何を言ったって、何をやったって、たまたまかかわっただけで。
数日で。どうやって人の心に入り込もうっていうの。
出来る人なんて、あなたが言った、たとえばヘルムートさんとか。才能のある人ばかりよ。だから……」
[苦しくなるから、ずっとそういうことを考えるのはよしてと、姉は言った。
自分本位な言葉だ、とは思う。だけれど僕は、それだけでないのもわかった。たまにこういうことがある。前に姉に言ったら、ウィーは鈍いと文句を言われたけれど]
……うん。そうだね。ごめんね、ビー。
[姉は悲しんでいた。
うぬぼれでもなんでもなく、片割れである僕の苦しむ時にそばにいなかったことを悔やんでいた。
小さな体を抱きしめて、小さく謝罪を繰り返す。ごめん、ごめんね、ビー。でも今は、泣きたい。本当は何でもないふりをして生活していたけど、ずっと会いたかった。
二人で泣いたのはいつぶりだっただろう。
真っ赤に目元を腫らして、家に帰って、遅すぎると両親に怒られた。ひさしぶりに、二人で寝た。
それはとてもあたたかくて、今でも一番ほっとする時間*だった*]
―後日談(5)未来―
[何がしたいのかまだ決めきれないので、旅に出ます。
少年はそんなことを言って、村を出た。あきれた顔をした姉に、いってきますと手を振って。
冬の時期をあの村で過ごすことはない。
ただ、緑のにおいがする頃、雪解けでまだ濡れたような土を踏みしめて、その村に入る。
毎年、というわけでもない。時期は決まっておらず、そして人数も。一人で来る時もあれば、数人というときもあった。
数人の時は、奏者や歌手が一緒にいる。未だ花の忘れられない墓の前で、音楽が奏でられる。
人と話していくことも、いかないことも。
その時次第であったけれど、必ず白い花が供えられている。この並んだ墓と、木々に隠れた小さな墓とに]
[ある日のこと。
どこをどう流れたのか、露店で何か見覚えのある手鏡を見つけた。
思わず手に取って、姉へと送ったりもした。
住所を書かないで送ったはずなのに、結婚するから帰ってきなさいという手紙を受け取った。
勿論、村に戻った。こっぴどく怒られたけれど、手鏡の礼と、祝い品の礼をもらった。
ハグしてキスして、幸せを祝った。
雪の日のこと。
楽譜を買いにきた人がいたけれど、売らなかった。それでもあまりに望むので、写しを売った。新しい写しを作っていると、視界が歪んだ。
時間がたっても、たまにこういう時があった。そういう日は何もできないとわかっている。
旅を続けるに、商売を始めた。物を運ぶ仕事。郵便屋と商人の間くらいで、細々とやっている。
答えがほしいんです、と幾人かには告げたろう。その答えは、まだ、*見つからない*]
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お仕事じゃ仕方がない。(ぇ
今日は滑らないように祈りながら運転するんだよ
効果あるかわからないけど。
[龍猫の無事を*祈った*]
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無事の帰還ご苦労だ。
イレーネもそうやって笑うんだな。
[頭を優しく撫でながら、笑いかけて]
普段かそうやって笑ってくれるともっと可愛げがあるのにな。
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