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─ テレーズの家 ─
…と。
これ、どうしようかしらね。
[踵をかえそうとして、テーブルの上に此処に来た目的のバスケットを見つけ。
頬に手を当て、困ったように眉を寄せた。
いつもならテレーズに断ってから、回収して行くのだが]
…うん。
ひとまず置いておくのが良いわよね。
レーちゃん戻ってきた時に、改めて取りにくればいいもの。
[目が見えない彼女にとって、自分が置いたものの位置が動いていることはきっと怖いことだから、と。
バスケットには手を触れず、そのままにしておいて]
あら……。
[微笑みはバツの悪そうな苦笑に変わった]
忘れていたわけではないわよ。
見間違えちゃっただけ。
クレイグちゃんね。「本屋」の。
覚えていますよ。目と耳が悪くなっても、記憶はしっかりしてるんですからね。
貴方がヤンチャをしては手当てに来ていたことだって、ちゃーんと覚えています。
[こんなちいちゃかったのにね、と笑いながら曲がった背で青年を見上げる]
そうなの。
お出かけしてきたところよ。
……ああ、これ?
偽物よ。
[ヒカリゴケの下でも、赤くて細い鮮やかな
はな]
[沈黙の末、返る言葉に小さく笑う。]
甥か姪……。
メリルがその気になれば相手なんざ
すーぐ見つかるんじゃないかとは思うけど。
ま、その気配は今のとこなさそうか。
メリルの一番はクレイグだろうし。
[仲の良さを知っていたからさも当然のようにそんな言葉を返す。]
そうだな。
クレイグだけの何か、みつかるといいな。
[見つけられると信じている。
残る時間を思えばその言葉も重荷になりそうな気がして
響きにならぬ言葉が浮かんで、消えた。]
― 道具屋 ―
[大事ないとこ。
テレーズが生まれる前、エトは口伝を受け継ぐ第一候補だった。
すべてを注ぎ込む心算でそれに打ち込んだ日々は
テレーズの誕生と共に終わりを迎える。
本来受け継がれるべき場所に役割が戻っただけの事だった。
実際、テレーズの方が口伝を受け継ぐに相応しいと思えた。]
――…テレーズ、何してるかなぁ。
[いとこがどのような運命を辿るか知らぬまま
特別に思う彼女へと思いを馳せた。]
─ テレーズの家 ─
…こんな顔してたら、ダメね。
エっくんまで不安にさせちゃうわ〜。
[ぱちん、と両の頬を叩いて気合を入れると、いつもの笑みを戻す。
テレーズはきっと用があって出かけたのだろう、と思おうとして外へ出て]
ミーちゃんにミっくん。
二人とも、どうしたの〜?
[程なく姿が見えた二人に、首を傾げた**]
─ 自宅兼工房 ─
………死神の降る刻、ねぇ。
そーいや、母さん達ってそれ越えてから一緒になったとか言ってたっけ。
あんまり話してもらった記憶無いけど。
[そこに籠められた意味は当時理解することが出来ず、理解しなかったが故に記憶にも残らず今に至る。
覚えていたら、今何が起きているかの推測も出来たのだろうが]
一番大事なことをするってもね。
毎回やってることを改めてやることなんてないんだよ。
[ユーリとの会話を思い出して紡がれた呟きは、軽さを含んでいたけれど、その内容は疎かにしているものではない]
短い人生、常に全力で過ごさないとねぇ。
[それは先代たる母から教えられたこと]
『一日一日を大事に、関わる全てのことを第一に。
悔いなくやろうとしても、後悔は残るものなのだから。
目の前のことに全力で取り組みなさい』
母さんの口癖だったっけ。
……死神の降る刻を経験したから、なのかなぁ、これ。
[疑問は煙と共に上っていく。
答える者の居ないそれは、天井にぶつかり四散した]
…で、死神の降る刻ってなんなんだろ。
[色んな意味で疑問は解決しなかった]
― 苔の広場 ―
[色の良いところを、少しずつ。
次の代へ残す為、決して途絶えさせぬ為。
水鳴に靴音を重ねて跳ね回れば、刻は幾つも過ぎて往く]
[広場を抜けたのは、クレイグからどれ程遅れた後だろう]
[少しだけ湿度を持った裾を揺らし、腰には布蓋を被せた小籠。
小さな鼻歌を零しつつ、歩みは一路の目的地]
― → 道具屋 ―
[程なく辿り着く店の前。
閉められていないのを確認してからここんとノック]
エトー、邪魔すんぜー。
[ひょっこり、顔を覗かせて]
――…このしるし、ってさ。
他にもあらわれてたりするのかな。
テレーズや、メリルは……
大丈夫、だよ、な。
[伝え聞いた伝承を思い返し、ゆると首を振るう。
過る不安は確かめるまで消えてくれそうにはなかった。]
ランダムがクレイグなら、ここで狼CO。
そうでないならば、普通に分かれるです。
……更新まであと2時間もあるけどどど。
/*
おばあちゃんこわい(ほめことば
ううむ、前村読み切れて無いから死神の意識の立ち位置が曖昧。
おばあちゃんは死神が前面に出てるのかなあ。
もう一人は…ミレイユしかいない、よな、多分。
[服に隠れた左肩に視線を向けて
そと触れるのは薄っすら浮かんだはなのしるし。]
……まさか、な。
[過ぎったのは伝承。
それが齎したのは不安。]
あー。
[首を振って不安を振り払おうとするが
それは消えてくれそうにはなかった。]
大丈夫だといいが。
……どちらにせよ、僕らには『ある』わけだから
会って、話し、しといた方がいいかもな。
伝えそびれてることとか、さ。
[いつ訪れるかしれぬその刻。
不安を感じぬはずもなく、神妙な声が伝う。
大丈夫だと思いたい。
クレイグの言葉はそのままエトの思いでもあった。]
─ 自宅兼工房 ─
[休息を終えれば今度は貰ってきたトカゲの骨を取り出し、汲み置きの湧水で1つ1つ丁寧に洗っていく。
同時に骨の大きさで用途別に仕分けをした。
頭などの大きな部分は依頼を受けた鏃用に、肋などの細いものは細工や装飾用に回すことになる]
…うぬ、こりゃ鏃そんなに造れないな。
まぁ出来る分だけで我慢してもらおう。
[洗い終わった大きめの骨を摘み上げ、工具で少しずつ削り始めた。
最初は大雑把に、形が出来てきたら細かく。
先が尖るように慎重に、細やかな動きで削っていった]
[その間に焼かれていく窯の中の器。
平皿には緑地に黄色い花が一輪大きく咲き、他は色とりどりの線が側面や内底で交差する。
焼き上がりにはもう少しと言ったところだろう]
……そう、だな。
姉たちになかったとしても……俺らには、『咲いて』るんだし。
[それ故に、こうして語らう術を得ているとはいえ。
この印は、そこだけを喜べるものではない]
ちゃんと、話しといた方がいいのは確かだよなあ。
― 都市の通り ―
[来客があった時のために、行き先と帰りの予定を扉の内側に貼り家を出た。
都市を歩む青年が、目指す方向は洞窟の奥地。
険しい地形のその場所に、運動が不得手な青年は余り立ち入ったことはなかった]
[しばらく歩いた所で、見覚えのある人影が目に留まる]
あれ、あそこにいるのはクレイグと……コレット、さん?
[1年を間近に控えた彼女が、ほとんど外に出歩かなくなっている事を、茶の配達で時折家を訪ねる青年も知っていた。
しかし視線の先、クレイグと向き合う彼女は。
想像していたよりも遥かに素早く見えて>>67]
コレットさん!?
[驚き発した言葉は彼女らに届いたか。
いずれにしろ、それはクレイグの大輪花が晒されるのを、止めるには至らなかった>>69]
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