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[こちらがかける力に応じるように、あちらも力をかけて来る。
刃が身を裂く感触。
慣れない──慣れたくない。
慣れたくないから、それを受けずに済むように、と様々なものを身に着けた。
体術、剣術、交渉術に、暗器の使い方。
幼い日々を過ごした孤児院を離れ、一人で生きると決めた青は、生きるためにと闇へ沈んだ。
その果てにたどり着いたこの場所で。
『鬼』の『役回り』を得たのは意図せずして。
けれど、『鬼』たるに相応しいと言える気質を備えていたのは、確かなこと。
生きるために他者を切り捨てる。
それを是とするに躊躇わぬもの。
必要とあれば、ヒトをも喰らう冷徹さは、確かに『鬼』とも言えるもので、けれど]
(……あー)
[コエが聞こえる。
名を呼んで、返事を求める、コエ]
(なんで、って言われても、なぁ)
[コエが問う。
なんでそんなこというの、と、問いかける]
(下手打った、としか言えねぇわ。
……ごめん)
[青を青のままに止め、『鬼』の紅に染めきらなかったものたちのコエ。
『鬼』となったが故に得たものは、同時に、ただの駒としての『鬼』となるのを阻む要素でもあった。
だから──と。
それに続く言葉は、決して、示すことはしなかった。
意識に響くコエの上でも、ヒトとして接する時にも]
─ 室内庭園 ─
[刹那、途切れた意識が再び、繋がる。
喰い込んでいた刃の冷たさも、それが齎していた熱さも、今は感じない。
確りと握りこんでいたはずの短剣の感触も、ない]
…………。
[どこかぼんやりとした瞳が周囲を見回し。
それから、一つの事象を認識した]
……仕留め損なっちまった、か。
ちぇ……あんだけ、カッコつけといてこれかよ……幾らなんでも、決まらなさすぎじゃね?
[生きるために堕とすと決めた男は生き。
そして、自分が死んだという事実。
目の前で交わされる、青年と男のやり取りをぼうと眺めつつ、青はため息混じりに吐き捨てた。**]
[ゆらりと、影は揺れる。惑うように]
…「あの子」は、生まれた時に名前を貰えなかった…
だから、僕にも…
[ゆらゆらと揺れながら、影は姿を薄れさせる。一瞬だけ、やせっぽちで、薄汚れた、傷だらけの小さな子供の姿が浮かんで]
名前は……無い………
[闇に溶けるように、その姿は消えた**]
─ 地下一階・武器庫 ─
[地下一階まで降りたのは、事が起きたのが室内庭園とは知らなかったからと。
己の身守る為、『ゲーム』に勝つ為の牙を早く強固にしたかったから。
武器庫の中に入ると暫し物色に時間を費やし、選んだのは]
使いやすそうなのは、これかな。
[腰に括りつけているナイフを3倍程大きくしたような小剣を手に、独りごちる。
そのまま幾度か振って、その重さと間合いを身に覚えさせてから腰に取り付けた鞘に収め。
もうこの場に用は無いと、踵を返した]
─ →一階・室内庭園 ─
─ 一階・室内庭園 ─
[武器庫から出て向かったのは、室内庭園。
青年が横たわるその場所に、ジラント達の姿は既に無く。
キリルやメーフィエがその場に居たならば、会釈位はしたが声はかけなかった。
誰がいてもいなくても、構わず青年の元へと近付いて]
ベルナルトさん。
[名を呼び、傍らに膝をつく。
その顔を見て、緩く細めた目を、伏せて]
借りにしておくと言っておいて。
…踏み倒していくのは、どうかと思いますよ。
[さらりと、金の髪を掬いあげて。
青年にしか見えないように顔を俯かせ、言葉を紡いだ後。
ふらりとした足取りで、この場を離れた]
[室内庭園から離れる間際。
もう一度、青年へと視線を向け]
……頼りないかもしれませんが。
後は私に、任せて。
…あなたは休んでいて、下さいね。
[乗せたコエは、『仲間』へと向けたモノ]
/*
にょっき。
あー。
アレクセイ赤もあるのかぁ?
今日ジラント落ちてたら、難癖つけてアレクセイキリング狙いに行ったんだけどw
ベルナルトを手当てしてたからとゆー酷い理由で。
さて、オリガ陣営は第三陣営へと変貌しますよ、ええ。
[金の髪掬い上げながら、向けていた表情は。
喪失を耐えるもの。
もう叶わぬ約束を責めるを堪えるもの。]
(……うそつき。)
[三人一緒に生きて勝とうと、任せろと言った。
死した相手に、この言葉を投げつけぬ為に]
[それから、どこへ行き何をしたか。
少なくとも、生きている誰かの部屋を訪ねることはせず。
食事を取りに行くことも、しなかった。
この屋敷に着いたばかりの時は確かに空腹を覚えていたのに。
今は、まったく食欲が湧かなくて。
リディヤの部屋、女主人の書斎と辿り、彼女達の亡骸に触れ。
最終的に足を止めるは、三階の展望室**]
─ 数時間前:一階/室内庭園 ─
[ジラント>>26から返る声は是を含み。
僕は彼がとびきりの獲物を仕留めたのだと改めて知る。
彼の指示通りに止血を手伝い、上がる絶叫>>28に思わず耳を塞ぎたくなった。
けれど目の前で弾け飛ぶ紅が目に入り、反射的に言われた通りにガーゼで傷口を強く押さえる。
問うた声に返されるままに押さえつけ、処置が終わった後に僕は深く長い息を吐いた]
終わり……ですよね。
うん。
[問いに返る声>>29に頷き返して、僕はジラントを支えて大広間へと連れて行った。
食事はついでに一緒に済ませる。
その後、彼が自室に戻る際にも手が必要なら、支えることもするだろう*]
― 自室 ―
ん……。
[男は深い眠りから目を覚ます。
いつもの様に身体を起こそうとして、ずきり、胸に走る痛み。]
―――っ!!
[再び伏せ、痛む箇所に視線を向ける。]
あー、ちくしょ。
こりゃ暫くは大人しくしとかねぇと、か……。
[血は止まっている様だが、激しい動きには耐えられないだろう。
顰めっ面をしつつ、今度はゆっくりと身体を起こして、煙草に手を伸ばす。]
[紫煙、深く吸い込み、吐き出した。
思い返すのはベルナルトとの戦い。
人を喰らうバケモノなのに、戦いぶりは人のそれと変わらなかった。]
なんなんだろな……鬼って……。
[ぽつり、零して。
嗤う。
小難しいことを考えたってどうにもならないとわかってるのに、と。]
[煙草を吸い終えた男は、ゲームが終わったなら玄関が空いているかもと、念の為に腰に鉈を下げ、部屋を出た。
壁に片手を付きながら、なるべく傷に響かない様にそろりと廊下を歩いていれば、血の臭を近くに感じ、顔を顰めた。]
ここ、か……。
[血の臭が漏れている扉をノックする。返事はない。
用心のために鉈を抜いてから扉を開けた。
どす黒く変色した血に染まったシーツが見えた。]
→ ニ階・リディヤの部屋 ―
……誰も、いねぇか。
[鉈を再び鞘に収めてからシーツの傍にゆっくりとしゃがみこみ、僅かにめくる。
左目に最初に激痛が走った時、気遣ってくれた少女が、変わり果てた姿で横たわっていた。]
……お嬢ちゃん、か……すまんな。
[血の変色具合やこぼれた血の固まり具合から、恐らくはベルナルトと戦う前に殺られたのだろう推測できたから。
少女が喰われる前にベルナルトを狩っておれば、とつい侘びの言葉が口を吐いた。]
[生と死に、居場所を違えたにも関わらず、コエはまだ意識に響く]
……頼りねぇとか、俺が言えた義理じゃねぇし。
頼れって言ってて、このザマなんだからよ。
[対して零れるのは、苦笑混じりのコエ。
それは決して、届きはしないけれど]
……任せる。
っていうか。
……死ぬな。
[ぽつり、と。
紡ぐのは、決して口にしなかった言葉のひとつ]
― ? ―
[眉を下げた彼>>+29に、私は小首を傾げる。
彼が、彼の中にいる誰かが私を殺したのなら違ったかもしれない。生きている人が語りかけてくれるのでも、違うように感じていた気がする。けれど、今ここで、言葉を交わした彼の言葉だから、納得が出来たのだと私は感じていて。
善人か悪人かは、気にしていなかった]
あ。
[ゆれる影>>+30に、聞いてはいけないことを聞いてしまったと、私は手で口を押さえた。
彼の姿が薄らいで、傷だらけの小さな姿が浮かび上がると、私はその手を反射的にその子に向けて伸ばしていた。
けれど触れる前にその子も消えてしまって。私は独り立ち尽くす]
…ごめんなさい。あなた、と、小さなあなた。
[伸ばした手を胸まで引き寄せて、私は闇の向こうへ呟く。
影が忍び寄るように、私の姿も一時薄れた]
/*
おう、大幅にあんかみすった。
全然違う数字入れとるってどういう事だ。
さて。
ほんとにここからどう動くかねぇ。
吊り襲撃を被せるか、二人落すなら一方をメーフィエにしないとエピ入りなのは、アレクもわかってるはず。
俺だったら、なんとかメーフィエ残して襲撃パスして、2:2最終日に持ち込むけどにゃあ……。
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