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[ナターリエ達の会話に口を挟むことはなく。
彼女たちに声もかけぬまま、アーベルに手を引かれ立ち上がり階下へ向かった。
ただ、この場を離れる際、ゲルダとエルゼの方にちらと視線のみを向けて。]
何でだろうねぇ。
[ナターリエの言葉>>43に聲は嗤う。
護るためだと言うのは分かったけど、オレが言ってやるわけ無いだろ?]
[ブリジットが去ってゆくのを見る。
彼女もこちらを見ていたようで、視線が合った。
――いつもとは違う。
痛みを堪えるような表情をしていると、自分でわかっているけれど、かえられなかった。
エルゼリートの言葉も聞こえるけれど、
そっとナターリエの方へと近づいて、手を伸ばす。
朱花もそうしていたのだろうか。
その金色の髪を、頭を優しくなでようと]
バーテンダー エルザは、シスター ナターリエ を投票先に選びました。
[近付く気配>>38。
ゲルダの手が触れれば、いつもそうして慰めてくれた人を思い出した。
二人で生きたかった、とフォルカー>>40が言えば否の声]
――…いいえ。
おにいさまとラーイに生きていて欲しかっただけ。
[見つけて、という彼女の切な声。
血は人狼を見出すことを望んでいるが
見出せるかどうかは女には分からない]
― →浴室 ―
[急ぐと発作を起こしかねないので、なるべくゆっくりと、浴室へ主を連れて歩いて行った。
リネン室で、だいぶ減ったタオルを取り、それをブリジットに渡して湯を沸かす為に浴室へと入る。]
ちょっと浴室あっためるから、そこで待っててネ。
終わったら、扉の外で待ってるからさ。
[そう言い、湯を沸かそうと奥の小部屋へと入り火をつけ薪をくべようと働いた。]
フォルカーは人で、ゲルダの姉さんは蒼い花で、シスターが…まぁちょっとあれだけど見出す者、かぁ。
[そうなると、残りは限られている。
お嬢かエルザか。とはいえナターリエの弁も少々危いものがあるので、フォルカーもそこに混ざるか。
ふうんと呟きながら、薪をくべれば浴室は暖まってくるだろう。]
[ライヒアルトの事を言わずにいようと決めた時に
責められることは覚悟していた。
それがどれだけ罪深いことか理解していて
それでもいえなかったのは失いたくなかったから。
アーベルやエルゼリートの言に反論はない]
…………。
[右の親指が熱くて、誘われるように目を向ければ
ライヒアルトの胸に刺さるナイフの煌めきが映りこむ。
同じ刃を用いれば同じところにいけるだろうか。
ナイフの柄を両手で掴み、力を籠めてずるりと引き抜く。
傷痕からはとぷりと赤が溢れた]
[自分の考えを纏めながら口にしていたから、ゲルダ>>38が傍から離れることを止めはしなかった。
オレに誰かの視線が向いてたりしたみたいだけど、特に気にせずオレは難しい顔をしている]
そんなの、オレに分かるわけないよ。
可能性として言えるのは、”襲えなかった”ってことくらいかな。
───ナターリエが見出す者であろうが、人狼であろうが、ね。
[>>43 疑ってるんだと、オレはそんな意味を込めて呟いた]
─ →浴室─
…、ありがとう。
いつも、ごめんね。
[手を引かれたまま、ゆっくりと歩くアーベルについて歩いて。
着替えやタオルを渡してくれたり、湯を沸かしたりと動いてくれるアーベルに礼を言った。]
…ねぇ、アーベル。
アーベルは、人?…それとも、人狼?
[自分はゲルダから、双花の所在を聞いた。
もう、朱は欠けてしまっているけれど。
ゼルは死者を見出す者だったと信じている。
ライヒアルトが人狼である確証はなくとも、彼の言葉を疑いはしなかった。
今、目の前にいる彼の言葉も、自分は信じるだろう。
それがたとえ、嘘であっても。
血に塗れたまま、問いかける言葉はまっすぐな瞳で彼に向かった。]
[血に濡れた刃を自らの胸へと向ける。
自決などしてはいけないと教えられていたけれど
望んだのはおとうとの牙だけ――。
つきたてようと目を瞑れば
不意に髪を撫でる優しい手>>45が触れた。
あにの手とは違うのに。
あにを思わせるそれにナイフを抱く手がピクと跳ねる]
[襲うんじゃなくて、疑い向けて人の手で殺すのも良いかななんて。
囁く者が居なくなった世界でオレは一人薄ら笑う]
喰うのも良いけど、御馳走もまだ残ってるしなぁ。
……ああ、まだ近くに居るんだ。
じゃあ、アーベルとブリジットも違う。
確かフォルカーも違ったよな。
てーことは……。
[ああ、もしかして、見つけたかな?
残ったのは、オレがこの中で一番知る人物だった]
バーテンダー エルザは、商人 ゲルダ を能力(襲う)の対象に選びました。
私は、ナターリエさんの気持ち、解る気がするわ。
だって、私も…きっと、見出す力があったら、真っ先に貴方かゼルを視た。
[偽りであったとしても、自分は彼女を疑わない。
何も出来ない身なら、せめて信じ抜くことを決めたから。]
人狼であっても、生きていて、欲しかったのよ。
[それは、ナターリエには叶わなかったこと、だけれど。]
[ナターリエが自害しようとしているのを見ても、オレは止めようとはしなかった。
疑ってる相手だから、どの道殺さなきゃいけないし。
でもゲルダがそれに近付いているのには少し焦って、妙な事を起こさないかとオレはナターリエを注視した]
[信じるか、疑うか。
そういった話は、既に答えが自分では出ていた。
行動も、決まっていた。
だから、ナターリエがナイフを胸に向けるのを見て、手のうごきが、一度止まった]
シスター
[跳ねた手。その手に、手を重ねる。ナイフの刃には触れないようにして]
神に仕えるのだから、駄目だよ。君は。
どうしても死にたいなら、……僕がやる。
ダメだよ、ゲルダはオレのなんだから。
[ナターリエを注視したのは、ゲルダを取られまいとする想い。
もちろんそれはオレが喰べるため。
御馳走を横取りするなんてこと、させるもんか]
そっか、
[ぽつりと]
二人とも死んじゃったけどね。
[続ける言葉は代わらず感情の乏しいままに、ナターリエのほうを見ていた視線は外されて]
そういえば、人狼って、嘘、つくんだね。
[そう言い残して、エーファの待つ部屋へと足を向けた]
[ナイフ持つ手にゲルダの手が重なれば菫が揺れる]
ゲルダさん……。
[彼女の言葉に抵抗できぬのは血のなせる業か
それとも、彼女の優しさに長く触れていたせいか。
ナイフ持つ手は緩みそれは女の膝へと落ちた]
神に仕える資格などないほどに私は罪深い。
――…ゲルダさんが動かずとも
他の誰かがやってくれましょう。
[エルゼリートを意識しながらも其方を見ずに声を紡ぐ]
シスター ナターリエは、バーテンダー エルザ を能力(占う)の対象に選びました。
─ 浴室 ─
気にしないの。
何年付き合ってると思ってんのサ。
[謝罪と礼には、軽い調子で返す。
今この時は、忘れられるように―――なんて心持ではなく、単に根がそうなだけ。
だいぶ温まったかなと思った頃に、ブリジットからかけられた声に。
常の笑みのまま、ずっと昔、出会ったときから変わらない瞳の人にはこう言った。]
俺は人だよ、お嬢。悲しい事にネ。
[にこりと笑った。]
ゲルダ。
お前が手を汚す必要なんてない。
[ナターリエの手からナイフが落ちるのを見て、オレは二人の方へ近付いた。
まだ拾われていなければそのナイフを拾い、更にはライヒアルトの腹部に刺さっていたナイフも抜いた。
ゲルダの手を汚すなんて、絶対したくなかったから]
[落ちたナイフへと視線をくれる。ただ、それだけ。
死体へ一度目を落として、
それから、ナターリエを見た。]
そんなことを言ったら、僕は何もできない。
君は、…教会のシスターだよ。今、は。
[罪深い。
その言葉には何も返さなかった。
ただ、他の誰かという言葉に、ゆるく頭を横に振る]
僕が。
[しかし、エルゼリートが近づいてきて、拾ってゆくのを見ると、視線を彼へと向けて]
駄目だ。
エルはやっちゃ駄目。
ま、つまり俺が死んでも何も終わらないってコト。
でもって、今日明日には死んでるかもしれないってコト。
[多分近日中には死んでるんじゃないかな?そんな気がする。
ああ狼が分らないのは厄介だ、と思った。
その目がなかったから、諦められて放逐されたのだし。
ふぅと溜息をついた。
3択。
多分、エルザだとは思うのだけれど。
尤も彼が狼だったとしたら、多分自分の夢は叶わないだろう。
嫌われているのは承知している。]
どうしようかねェ…。
[ほんと、どうしようかねーと。
わりと本気で呟いた**]
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