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― 五日目/黒珊瑚亭 ―
[エーリッヒ>>66の言葉に、ゆるりと瞬く。
そうだ、どうしてアーベルが殺されたのか]
アーベル、が、本物だから?
生きてたら……ヘルムートさんを殺した人狼がばれるから、ころした、の……?
[そう思い至ればそうだとしか思えずに。
エーリッヒの悲痛な叫びをききながら、ただナターリエを凝視していた]
― 黒珊瑚亭 ―
[震えた空気の先を探して下り切った階段から歩みを進める。
……言葉が、聞こえる。
認識できる言葉が]
[歩み出した先は食堂で。
広がる蔦荊と、其れを気に留めた様子も無く言い争う姿と]
[其れから外れたような、ひと]
……、?
[生きる世界の言葉届かぬ魂には彼らが此方側へ来てしまったことを知る術も無く。
姿をとらえた紅玉が瞬いた]
―黒珊瑚亭―
……貴女の方こそ…。
昨日、アーベルが人狼に“襲われた”と仰った(>>16)。
あの時点で、どうして、ご存じだったんですか。
貴女は確か……
アーベルの部屋の中には、入らなかったのに(>>4:75)
ユーディットも、“あんなこと”としか言わなかった(>>5:13)
カヤやロミも、貴女に伝えてはいないと言っていた(>>52)
アーベルがどうしたか…貴女は尋ねもしなかった。
ユリアンみたいに、刺された等とは、思わなかったんですね。
貴女自身は、ゲルダやカルメンを刺し殺したのに。
見なくても、尋ねなくても、知っていたのは…。
貴女が、『人狼』だからではないのですか?
─ 黒珊瑚亭 ─
言いたいことはそれだけですか。
[エーリッヒからの反論>>60に返す、冷たい声]
詭弁ですね。
単なる言い訳に過ぎません。
人狼の姿では指輪は出来ない?
それを証明するものはどこにありますか?
仮に、今の貴方の指には嵌められないとしても、人狼の姿では分かりません。
出来ないと言うのでしたら、証明してください。
人狼の姿になって。
[無茶苦茶だと言うのは明らかだったが、ナターリエの表情は真剣そのもの。
思考力はそうと気づけないくらいにまでに低下していた]
私を信じていないのが分かっていたから、そうしたのでしょう?
私が貴方を人狼だと言っても、皆には信じてもらえない、そう高を括ったのでしょう?
私を人狼としたいから、襲うことが出来なかった、違いますか?
[引かない、折れない。
ナターリエの後ろには護る者が居る]
……口ではどうとでも言えます。
アーベルさんだって、仲の良かったユリアンさんを殺しました。
貴方が正常では無いならば、ヘルムートさんを喰らうことだって可能です。
貴方が人狼ならば、衝動に負けることだって、あるはずです。
親しい者を喰らいたいと言う衝動に。
大切であるが故の、衝動です。
[実際どうだか分からないが、尤もらしいことを並べ立てエーリッヒ>>66>>67を昏い瞳で見詰めた]
う、うん、わかった。
[ナターリエの言葉に素直にそう答えて、そうなると自然と今晩襲う先は…と、
そう考えてすぐに目の前のことに意識がむいた]
孤児 ロミは、研究者 エーリッヒ を投票先に選びました。
─ 黒珊瑚亭 ─
、
…ユーディットさんがそう示唆したからですよ。
何かおかしいですか?
[エーリッヒの言葉>>70にほんの一瞬だけ間が空くも、尤もらしいように返す]
あの日はまだ、誰かが襲われたとは聞いていませんでしたから、そうだろうと推測したのです。
団長さんが発見されたのも朝、ゼルギウスさんが発見されたのも朝。
2度繰り返されたのですから、予測も出来ます。
……ふふ、ほら、やっぱり。
私を”人狼”に仕立てようとしている。
[理由を述べた後、最後に言われた言葉に薄らとした笑みを浮かべた]
― 黒珊瑚亭 ―
[寝坊して、ナターリエとロミが生きてるのを誰かに確認してから、
黒珊瑚亭にやってきたら、ばたばたしている音と、
出入りする自衛団の姿にきっつく顔を歪めた。
嫌でも誰かが死んだのだろうと、子供でも容易に悟れるほどに
ここ数日、血が流れすぎていた。]
また誰か食われちまったんだ…。
[今日こそ何も無いだろうと、期待していたのもあって、
細くて長い溜息が落ちた。]
[昨日の間際の事もあり、
ナターリエが嘘をついているのだろうかと薄ら思いかけていたら、
『人狼』と断じる声が聞こえて、騒動の元へ顔を出す。]
人狼…。
[それでもまだ、ナターリエを信じたくて、
子供が保護者へ向ける目には、困惑の方が強かった。]
― 黒珊瑚亭/五号室 ―
[目を閉じて耳を塞いでいるのに
仲間の聲が聴こえてくる。
気休めにしかならないだろうまじないを施した彼を
人狼にしたてあげようと考えているのが知れた]
『――ダメだ。それは、イヤだ。』
[届かぬ聲で訴える]
『そこまでナターリエがする事はない。
キミは十分に護ってくれていた。
――人狼の我儘に付き合って身を削ることはない。
俺はそんなこと望んでなかった』
[ちゃんと言っていれば良かったと思う。
聲届くうちに伝えていれば彼女を苦しめる事も
エーリッヒに無用の火の粉が掛かる事もなかったかもしれない、と]
―黒珊瑚亭―
そしておそらくは、ロミ。
君もそれを――シスターが人狼だということを、
知っているんだろう?
[ロミの方に、微かに痛まし気な瞳を向ける]
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キリングまーだぁ?(・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン
チンチンうっせーんだよ ヽ(#゚Д゚)ノ┌┛☆ ≡(;・∀・)っ/凵
― 黒珊瑚亭 ―
[後悔の言葉を紡ぐと影はまた揺らいで。
気がつくと部屋の中には誰もいなくなっていた。
下でまた名前を呼ばれた気がした。生きていた時と同じように階段を降りてゆく]
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