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研究生 エーリッヒは、薬師 ゼルギウス を能力(襲う)の対象に選びました。
―昨日―
[一度エーリッヒに引っ張り上げられた時には素直に立ち上がった>>37けれど、手が離れるなりまたすぐに座り込む。
泣き続けるうち話し声がして、別の誰かの手が頭に触れ>>47。
見上げても後から溢れる水が邪魔をして、声で漸くクレメンスだと理解したくらいで。
だから他に誰がいたのか、ベアトリーチェにはあまり分からなかった]
……っ、く……ぅ……
[そうして外から連れられ、広間へ入る頃には流石に疲れていたか。大声を張り上げる程の力はなく、しゃくり上げるくらいのもので]
……!
[ただ一度、ゼルギウスがその呼び名>>61を口にした時、疲れてぼんやりし始めていた表情が大きく歪んだ。
もう声を上げることこそなかったものの、また零れ出した涙を抑えようとしてか、近くのテーブルに突っ伏して。
折角用意された飲み物を口にする機会はないまま、泣き続け、そしていつしか眠りに落ちていた]
[部屋で眠り続けた。姿形は変わらないまま。
同胞のこえが届いた頃には、浅いところにあった意識は一度浮上した]
…… ダミー?
あの、ねーちゃんじゃなかったの?
[ぼんやりとした意識でそれだけ返した。
既に月の加護も弱い時間帯。狼として未だ未熟な少女は、月が無ければ変化できない。
疲れで身体が重かったこともあり、聞かされた遺体の場所に行くことはないまま、再びの眠りに落ちて―――]
[返された苦笑>>104には、ただ、軽く肩を竦めるに止め。
手伝いが邪魔になりそうな予感があったから、埋葬は結局他者任せとなるか。
埋葬の後、胸元から引き出した銀細工の十字架を手に、弔いの祈りを紡ぐ。
そんな様子は、修道士としての常の様子と変わる事はなく。
祈りを捧げ終えると小さく息を吐き、集会場へと戻って行く]
─ 翌朝/→台所 ─
[井戸から水を汲んで湯を沸かして。
ティーポットやティーカップも温めて持っていく用意をする。
ポットに入れるお湯を沸かし直している時は手持ち無沙汰になり、自然と今後どうするかが頭を過ぎった]
誰かヤんねぇと…。
でも誰がそうなのかは分かんねぇ。
いっそ片っぱし──────っ、く、っそ……。
そうじゃねぇ、誰でも良いわけじゃねぇんだ…!
[気を緩めるとまた昏いものが意識を取り囲んでくる。
今はまだ軽いものだから抑えは効くが、この状態が長く続けばどうなるか分からない]
前は抑える必要が無かったからな…。
早ぇとこどうにかしねぇと。
[グローブをしたままの右手で顔の上半分を覆い。
大きく息を吐きながら手を下へと動かし、最後は口許を掌で撫でた。
自分が自分で無くなるような感覚。
人狼よりも自分の方が恐ろしいような感覚さえ覚えた]
─ →広間 ─
[一度思考を振り切って、昏いものが湧き出さないように注意を払う。
沸いた湯で茶を淹れ、トレイに載せて広間へと運ぶ。
その直後だろうか、外に居た者達が戻って来るのは]
良いタイミングだな。
注ぐのはセルフだ。
[茶の容易はしたが他は自分でやれと。
自分とミハエルの分だけは自分で注いで、他は自主性に任せた]
― 集会場外 ―
[胸の蒼花を見せているからだろうが、着替えて外に出たところで、伯父のもの言いたげな視線を感じて苦笑を浮かべる]
ユーちゃんは、蒼花と間違われてしまったんです……ボクが、もっと早く名乗り出ておくべきだった。
[何も問われなくとも、クレメンスにそう告げた。その言葉は、その場に居るほかの面々にも聞こえたかもしれない。
綺麗な姿で見送られたいな、というエーリッヒ>>103には]
ユーちゃんも、そう思ってるでしょうか。
[そう首を傾げながら、埋められようとしていたユーディットに歩み寄り。完全に雪で覆われる前に、その頬をそっと撫でようと]
いままでありがとう、ユーちゃん。おやすみなさい。
[そう声をかける時は、涙が溢れそうになったが堪えた。
完全に雪でユーディットが隠された後は、けれど気持ちを切り替えようとするようにさっさとその場に背を向けて、集会場へと戻っていく。
その足取りが、昨日気をつけていたユーディットのそれを真似たものではなく。
いままでの男装姿でのそれに戻っていたのは、そこまで気を配るだけの精神的な余裕がなかったからだろう]
―部屋J―
[ユーディットが発見され、皆が埋葬へ動き始めた頃になって、ベアトリーチェは目を覚ました。
眠る直前まで泣き続けていた所為で、瞼は上手く開かない。手で何度か目を擦る。
傍から見ればきっと酷い顔だろう]
…… お腹空いた。
[声は掠れている。喉も枯れていたし、口の中も乾ききっていた。
ぼんやりとした表情のまま、寝かされていたベッドから這い出て、廊下へ。広間へ向かう。
傍に誰かついていたとしても、気付かなかったか声を掛けることはなかった]
貴族 ミハエルは、子守 ブリジット を投票先に選びました。
貴族 ミハエルは、少女 ベアトリーチェ を投票先に選びました。
あぁ
[兄ちゃんだったことを知らせようかとも思ったが、それで反応でばれたら元も子もない。それは黙り]
まぁゆっくり眠れや。
おいしいのは後回しになりそーだからよ
― 昨夜・広間 ―
[ローズの、穏やかな笑み>>92を見た後だった。
騒ぎの始まりは、金髪の少年が広間に転がり込み、そうして外へ逃げ出した事。
尤も、つまり如何いう事なのかを判断するまでには時間を要した。広間で足を止めたクレメンスの言葉>>14が無ければ、事態を理解し切れなかったかも知れない。]
……あ、
[遅れて戸口にまで駆け寄ったが、ゼルギウスの声>>61に足を止める。
そうして外に出る事の出来無かった自分は、ライヒアルトに絡み付く朱を見れたかは定かでない。それを見ようと見まいと何も変わらなかった。彼の手が、返り血に濡れた事だけは目に映ったから。]
……ライ、さん…。
[――色々な事が有り過ぎた。ミハエル――ミハエラが女性の姿をしている事に、驚く暇は有っただろうか。ベアトリーチェを連れて戻って来たクレメンスの部屋を探す問いには、以前少女が荷物を引っ掛けて転んだ部屋の文字を告げて。
その後埋葬する外の様子を暫し見守った後、自分も部屋に引き上げた。]
─ 集会場 広間 ─
[広間に戻ってすぐ、耳に届いたのはクレメンスの声>>109。
それにはい、と頷いて、カップを茶で満たし、手近な椅子に腰を下ろす。
膝の上に乗った茶猫が落ち着きなく鳴くのに、ほんの少し、笑んで]
……さて。
これから、どうすべき、か。
[人狼がまだ残っているなら、成すべきは揺らがない。
けれど、ならどうすべきか、の指針は足りず。
伏した天鵞絨には、思案するようないろが宿った]
― 昨夜・個室F ―
[部屋の中、ベッドに腰掛ける。
思い出す赤。怖かった。血が怖い訳では無い。怖いのは失う事、亡くす事。折り重なる出来事に、嫌でも思い知らされる。怯えているだけでは代わりに誰かが指先を染めるのだと、そして再び亡くすのだと。]
――…やらなければ、…。
[繰り返す、広間で聞いた薬師の呟き。
唯、あの日身を預けた背中が、あの日見付けた旋律を紡ぐ指先が。また再び赤に染まる事だけは。]
……、
[握り締める上着の胸元、幾度目かの仕草。布越しに掴む金属は冷たさを伝えない。上着の下、忍ばせるそれは鞘に収まる小振りな銀色の光。村を出て、舞い戻ったあの両親を失った土地で受け取る事と成った唯一の、形見。]
[一方的で良い、保父と修道士の彼だけは信じていた。
人狼である筈が――或いは、そうでもきっと心を動かせない。死に直面した時に、人が何を思うかは解らない。だが、今だけは確かに、彼らが自分を疑い二人の手を染める位ならば、自ら翳す刃を己に向けるだけの心算で。覚悟を決めていようと。
――思えば後は、眠りに身を委ねた。]
─→広間─
おはよ。
……お腹空いた。
[広間の中へ。目覚め際に呟いた言葉を改めて口に出す。
顔は腫れぼったくて、声は掠れていたけれど、少しは落ち着いたのか顔色は悪くはない。
何か貰えたかそうでないにせよ、それから暫くの間は椅子に座って、ぼんやりと考え事をしているようだった。
そうして今生きている人が全員、顔を見せた頃にか]
一人、足りない。
[掠れた声は何処まで届いたか。
示すのはウェンデルのことではなくて]
― 今朝・個室F→集会場外 ―
[目覚めを揺り起こすのが、今朝も叫び声>>59であった事に胸は重くなる。
かと言って其処で何が起こったのか、確かめに行かないという選択等有りはしないから、直ぐに部屋を出て。]
…ユー…ディット、…。
[辿り着いた其処で、ドレス姿の腕の中、無残に暴かれた遺体を見付ける。
視線を外して一度震えを耐えた後、再度戻す先で見止める右腕。その腕に咲いていた蒼い花は、今はもう見えなかった。]
…はい、
[薬師の応え>>64から、此方にも向くミハエルの視線>>76は冷えているか。少し眉を寄せた後、唯、ゼルギウスの言葉には頷いて。自分も蒼い花は見た、と。その後の反応は如何だっただろうか、解らないけれど。]
─ 広間 ─
[ミハエルからユーディットのことを聞かされた時>>110、僅かに訝しげな表情を浮かべた。
間違われると言うことは、その身に蒼花と勘違いされる何かがあったことになる。
その時は、そうか…、と言うに留めたが、疑問は内に残った]
(……身代わりにした可能性はある、が。
”役目”を負っていると分かっているのにそんなものを用意するだろうか。
場合によっては邪魔になりかねん)
[当人達は分かっていても、周りからすればどちらが正しいのか分からなくなる可能性が出てくる。
『双花』であれば、お互いを知ることも出来るだろうが]
(…まぁ、親心ってもんが入るなら、何とも言えんか)
[このことについてはこれ以上考えても発展が無いため、そこで思考は打ち切られた]
[昨夜同胞が襲った、ユーディットのことでもない]
一人足りないよ、エーリにーちゃん。
……あの、ミハエルって人も、いる。
[同胞の言葉を聞いてからどのくらい経っていただろう。
一人抜かされていた名前――本名は未だ知らないが――を口にした。
こえは落ち着いている。聞き様によっては平坦に聞こえる]
/*
>>114にぬわう、となった俺がいる。
なんとか出したいのだが、何気に殺せない上位にいるのよね、ブリス。
ヘタすると姉さん以上かも。
[いやその、あれこれ考えてたらね、うん]
[もしかしなくても初恋じゃね、とかなんとか]
あー、抜かしてたか。そーだな、そいつも入るな。
蒼花の奴さ。
[言葉が返ってきてから、しばらく呆けていたような空気が流れた]
―集会場 中―
[一旦は着替えといって広間を辞する。血で汚れた服をどーにかするためだ。
血で汚れた服を脱ぎ、新しい服に身を包む。もちろん、銃のベルトは忘れずに]
洗濯しねーと
[こんなときに何いっている、とは思いつつも金持ちのようにそんなにたくさん自分の服をストックしていないので切実な問題でもあった。そして、そんな言葉が出ることに、死ぬ気などさらっさらない自分に笑えてくる。そして広間へ、小走りに]
→広間
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