[果たしてそれは偶然か奇跡か
答えを期待していなかった問いに対する、マコトからの返答に目を見開き驚きを示すが、すぐに優しい笑みを浮かべると]
……そう。よかった。そう。それなら……私も安心して
消えられる
[そう呟くと、彼女の肉体を持たない体は光の粒子となり大気に溶けていく。そして消え行く際、彼女は満面の笑みを浮かべ]
さよならマコト。うん。やっぱり、私マコトのこと好き……だったのかもね。ケンやコトネちゃんには申し訳ないけど、最後にこれだけ許して
[そう言うと、マコトの唇に消え行く自分の唇を重ねる
触れられない体。しかし、マコトの唇が感じられた気がして
笑顔を浮かべたまま彼女は消え去っていった]