情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
……ショウ?
[机や、その上に積み上げられた本、スタンドなどが邪魔で姿はうまく見えない。声の様子も変わっていたので確信は無く、語尾が上がる。
子犬に続いてゆっくりと教員室の中に、少しだけ足を踏み入れた。]
「どうするも、それは子らの好きなよに。
それは桜花は与り知らぬ。
子らのみちは、子らしかしらぬ」
歌うように、そう、返して。
「識ってはいるよ。
でも、知らぬ」
続いた問いに対するのは、曖昧な言葉。
「人を喰らう子らがいる。
その子らを清める子らがいる。
桜花はそれしか知らぬもの」
……。
[その呼び方をする人物は少なくて、よくわかった。
仔犬がショウの元に戻って来るのに合わせて、下がる]
…関係、ねぇだろ。
フユっちには。
「だって、告げた所で、子らは信じぬもの」
くすり、と。
楽しげな笑みが浮かぶ。
「自らを慈しむもの。
自らを護るもの。
自らに益するもの。
子らはそれを疑わぬ、疑えぬ。
そうして、真より目を逸らすから」
教えても、つまらない、と、そう言って。
いらない、という言葉にも、楽しげに笑むのみ。
えー、信じないなんてことはないよー
だって、亘よりタイセツな人なんていないもん
[くすくすと笑って]
あーぁ、やっぱり知ってても教えてくれないってことだよねー
マッチとかライターとかかっぱらってくるんだったなぁ
[手から力を抜いて、懐中電灯のスイッチを切る]
そっちこそ、何してんのさ。
[答えを期待しない問いかけ。
職員室の扉は2つある。
フユのいないほうから出ようと、
彼女の方を見たまま、また少し下がった]
「教えるのは、桜花の勤めではないもの」
対する少女も、楽しげに笑んで。
仕種に合わせて、鈴が鳴る。
「桜花の勤めは、ただ、見届け、還す。
それ以外にはないのだもの。
知りたければ、自分で探すがよいよ、子。
それがみちをひらく、それがみちをえらばせる」
[職員室の手前、保健室のドアが開いているのが目に入った。思わず足を止め、気配を殺して、そっと覗き込む]
………
[床の上に散乱する包帯や薬、医療器具…人の気配は、ない]
ふぅん
[続いた桜の言葉に、溜息を一つ]
本当に役にたたないなぁ。
なーんか拍子抜けしちゃった
[小さく笑って]
わかった、自分でさがそっと。
……せんぱいたち、知ってたりしませんか?
[軽く首をかしげて、問いかける]
[ひとしきり泣いて呟いて。
ゆっくりと部屋を出ると流し場で顔を洗う。
目に入った刺激はまだ視界を頼りないものにさせていたけれど]
なんとか、みえる。
[顔を拭き、眼鏡を掛け直して。
ホゥと息をつくと、ペタリペタリと歩き始める]
[桜花とマイコの交わす言葉を、戸惑いながら聞いていたものの。
不意に、視線を向けられ、問いを投げられれば、一つ、瞬く]
……それを聞いて……どうするの?
[今の問答からしても、答えが得られるとは思えないが。
静かに、静かに、こう問いかけて]
[扉を閉ざすと、廊下には殆ど明かりが絶えた。
教員室の壁には、月ごとに故事成句を書いたカレンダーが吊るしてあったが、どの月を見たとして嘘も方便とは書いていないだろうと思った。]
……マッチに、ライターって。
[マイコと桜花の会話に、思わずぽつりと呟いた。
生きてる樹だから、そう簡単には燃えないだろうが問題は其処じゃない。
笑みを浮かべて紡ぐ言葉にしては、余りにも物騒すぎる。
前に会った時は、そんな印象は無かったのだが──、
と、マイコから向けられる問いに僅か眉を顰めた。
知ってはいる、とは言得るのだろう、…が。
両者の会話に、緩く視線を向けて]
―――…、
[ショウのいる位置から、フユの顔は見えない。
言葉が投げられて、扉の閉まる音がした。
手から滑り落ちた懐中電灯の蓋が外れて、電池が転がった]
……敵討ち?
[思いつくものなど、それしかなかった。
頑なに拒んでいた事実を受け入れ、そして、それを成したものを探している、という状況は、他の予測を入れる余地もなく]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新