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んな事知るかよ!
[きっぱりと言い切った]
なんだ...もう降参か?
[攻撃が来ない事をいぶかしみつつもこれ幸いと大技のための集中を始める]
成る程、等価交換。
[最も貴方らしい。何処か愉しげにクツリ笑みを零し、
音を立てて床に転がる瓦礫へゆっくり視線を向ける。]
――嗚呼、良い喩えですね。
本来ならばその様な報告を差し上げたい所では有りますが
虚偽の報告は無効でしょうし、ね。
[大した情報など持っておりませんよ、と僅か肩を竦める。]
精々――、…そうですね。
此処での戦闘が起こる前に、レッグが僕の所には来ましたが。
『こう振ってやれば大抵の異能者は、喜々として自分の能力を自慢しだすのだが。』
『ただの戦闘馬鹿に見せて流石に十二宮か。もしくはただの本能か?』
[また珍しく舌打ちしながら、銃を上げて射撃を再開する。]
[その時耳に届く人間の可聴域を超えた高周波の音波。それはエドガーとレッグに渡していたアラームの音
まあ、片方は吹っ飛んだだろうから、これを鳴らしているのは]
エドガーか……
……まだ、私には分からない。私はどうしたらいいのか
でも。そうだね、やっぱり私は母様を裏切れない。だから……
[貰うね、と言ってアヤメの懐に手を入れる。取り出したのは蠍座のカード。それを自分の胸ポケットに入れると]
いってくるね
[そう言って、部屋を出てエドガーの部屋に]
─自室─
[「幸運を」。その言葉はぎりぎり耳に届いたか。
僅かに苦笑──否、自嘲めいた笑みを浮かべつつ。
途中、何度かふらつきかけるのを制して、自室へと。
入るなりソファに座り込む様子に、慌てたように駆け寄ってくるアイリスに、大丈夫だよー? と笑って]
ま……また、キミに頼らないとダメだけどね?
[悪戯っぽく笑いながらごく軽く言って、小柄な身体を抱き寄せ。
じ、と自分を見つめる瞳に、僅か、戸惑う]
……どしたの?
[静かに問えば、少女はふるふる、と首を振ってこちらの胸に顔を埋め。
……舞い降りたのは、静寂。
その静寂を、壊す事なく。半ば強引に少女の顔を上げさせて深く、口付ける。
快楽は、対価。
生命の雫を貰い受ける苦痛に対する。
それ以外の何物でもなく、それ以外は求めるべくもないもの。
人にして人ならざる『死の宮の御子』。
そう、呼ばれ続けた彼にとっては]
……さて……と。
[甘い時間はやがて、静まり。
『死の宮の御子』としての装いにて立ち上がる、碧の瞳は厳しく]
そろそろ、お邪魔するとしますかねっと。
[静かな口調で呟けば、振り返りもせず、部屋を出る]
─…→エドガーの部屋へ─
――さぁ、何だと思いますか?
其処まで答える必要が有るかどうかは、
僕が、判断します。
[無闇にプライベートを露呈する趣味はありませんので。
立ち上がる相手へ、小さく笑みを零しながら]
…居場所を聴くだけが、随分と高い対価ですね。
[レンズ越しに相手へと向けた視線を、溜息混じりにすと僅かに細め]
[体勢を低く、エドガーの部屋に向けて駆けていたが、目の前の人物を見つけ、急制動]
……また君なんだ。どこまで首を突っ込みたがるの?
私、今急いでるんだけど。いい加減、大人しくしてくれないかな?
[目の前の人物ディーノに向かって、そう言い放つ]
[カレンの声に足を止め、ふ、と笑む]
どこまで、と言われてもねぇ?
ここから出る手段が目の前にあって、それを実行しないとか。
……オレは、そこまでお人よしじゃないんでね?
[浮かぶ笑みは冷たき艶笑、右の手の上には煌く銀時計]
大人しく……ねぇ。
その言葉、そのまま返すよ、獅子の御嬢?
『……まったく、私はさっさと今回のことにケリをつけて母様に色々問いただしたいと思ってるのに
そのためには私は仮令不本意でもエドガーの味方をせざるを得ないわけで
……ここなら、【アレ】の影響は届くか』
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