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日月 亘 ・・・NPC/hishou
香坂 健太 ・・・NPC/tasuku&syugetsu
立原 慎太郎 ・・・NPC/kairi
久留米 高次 ・・・NPC/fuka
御堂 皐月 ・・・NPC/Mey
牧原 モモ ・・・NPC/nacht
佐久間 友梨 ・・・NPC/akIka
早乙女 純 ・・・NPC/moonlit
沢口 遥仁 ・・・NPC/Sol・la
─Crossover CAST─
桜花
津上 紫苑
「…………」
闇の中、校門前に佇む影一つ。それは紫煙を燻らせつつ、手を伸ばして飛来した花弁を掴んだ。
「……ケリ、ついたか」
小さな呟きが零れ落ちる。さわ、と吹き抜ける風が、銀色の髪を揺らした。
「二つ浄め、一つ堕ち……さて、残った一つ。
……お前は、これからどうするんだ?」
小さな問い。答えを期待してはいないであろうそれは、妙に楽しげに響いて。
「……ま、いずれにしても……」
言葉と共に、煙草がアスファルトに落ちて、踏み消される。
「その力、その道……進み方次第によっちゃ、どこかで出くわす……かも、な」
ま、どうなるかなんてわからんが、と。楽しげに呟きつつ落とした吸殻を拾い上げ、反対側の手で受け止めた、季節外れの花弁をそう、と風に乗せる。
「……天へ還りし全ての魂に。
穏やかな輪転を」
小さな呟きに応えるように花弁は数度、揺らめき。
そして、天へと、静かに、消えた。
訪れる静寂。
そして。
黒と銀が翻り、夜闇の奥へと消えていく。
そう、遠くなく訪れる夜明けの光は。
どんな世界を、照らし出すのか。
それは、誰にも、知りえぬ事。
照らし出される、その世界へ。
踏み出す彼ら自身の他には──。
〆させていただきました(深礼)。
以降、フリートーク&フリーRPタイムとさせていただきます。
改めまして、お疲れ様でした。
緋月繚乱企画、猫化けたすくでございます。
7月頭のプレプロ村も含めると約一ヶ月の長丁場へのご参加、心より感謝しておりますっ!
……そして、例によって不備だらけの企画ですいません……orz
/*
さて。
改めまして、皆様、お疲れ様でした。
一ノ瀬 翔を演らせて頂きました、
匿名希望の参加者こと、Sol・la(そら/そるら)です。
お久し振りの方も連戦の方も、ごきげんよう。
3日目のマイコ、アズマ、マコト、ヨウコにはバトルの流れで、
4日目のヨウスケとフユには時間の関係で、
その他にも方々で御迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。
制限も大幅オーバーにしてしまいましたし、
バトル苦手、というレベルの問題ではなかったですね。
エンドロール書いていたら、独り言へのレス書き溜めたのに、
間違って消してしょんぼりっく(´・ω・`)
*/
はぁい、お疲れ様ッス
バトル大好きっ子なsyugetsuこと萩月でありんす
今回は無理言って日程早めていただきホントありがとうございました
とりあえず鳩の寿命が危ないので、挨拶だけ
[夜が明け目覚めた時には、世界は変わっていた。
季節外れの桜は舞い散って、夏の緑に還り。
閉ざされた空間は開かれて、日常へと戻る。
それでも、還った者が帰る事はなく、
変わってしまった全てが、戻る事はなく。
夢は醒めず、儚くはならず、紛れもなく、現実で。
身体の傷が癒えようと、
心の傷が癒えるかはわからず。
喪ったものは、還らない。
犯した罪が消える事は、ない。
傷の手当てを受け、今までの経緯を聞いて―――
ショウは、ただ、黙って、頷く事しか出来なかった]
[カン、カン、カン。
硬い音を立てて、ショウは、屋上へと続く階段を昇る。
侵入禁止の看板も、鍵の壊れた扉も、そのままだった。
扉を開けた。
朝の陽射し。
眩しかった。
地を彩る緋色がないのは、桜に吸われたのだろうか。
何も、変わらないように見えた。
自らの腕に視線を落とす。白い、包帯が目に入った。
何も、変わらない事はなかった。
仔犬を頭に乗せると、フェンスの近くまで歩み、空を見上げる。
暑い。―――夏、だった。
携帯を取り出して、画面見る。
電波はきっちり3本、立っていた。
吹き抜ける風に、ストラップが、小さな人形が、揺れた]
『花火しようって、思っただけだったのに』
[沢口 遥仁。バスケ部の後輩で、弟のように想っていた。
彼が自分の事をどう思っていたか、最期に何を思ったか。
それを知ることは、もう、出来ない]
『…ほとんど、話さなかったなあ』
[霧生 小夜花。クラスが一緒になった事はなかったし、
人を寄せつけない雰囲気だったから、付き合いはなくて。
それでも、自分の料理を求めてくれたのは嬉しかった]
『よく、注意されたよな―――』
[九条 葉子。彼女も、憑魔に囚われていたという。
寮母の御堂 皐月ともども、苦手な相手だったけれど、
仔犬の事を黙っていてくれたし、いい後輩だった]
『そういや、ココで会ったんだっけ』
[水月 海。初めて聞いた時は冗談みたいな名前だと思った。
それから初対面で、「背が小さい」と言われたのを覚えている。
失礼な奴だった。結局、謝罪の言葉はきちんと聞かなかった]
『………妹サンに、逢えたんかな』
[佐久間 洋亮。元は同じ部活の仲間で、親しい友人で。
そして自分が、手にかけた人間。今でもあの感触は、近しい。
彼は、何に対して、謝っていたのだろう]
『借り、返して貰ってねぇっての』
[加納 東。どっちが先輩だか、解らないような仲だった。
馬鹿な言い合いばかりして、けれど、それが楽しかった。
信じられれば、よかったのに。言えなかった]
[それから、]
『ああ。汚しちまったな』
[ゆっくりと目を開いて、首を振る。
来る途中に拾って来たハンカチを、ポケットから取り出す。
シンプルな淡い青の布地にすっかりと染みついた血は、
黒ずんだ赤へと色を変えて、痕を残していた]
[細めた眼で、周囲に視線を巡らせる。
一時、何かが、陽の光を弾くのが見えた。
数度瞬いて、そちらへと歩み寄る。
在ったのは、少し汚れた、銀の輝きを持つフルート。
その持ち主が誰だかは、すぐ理解出来た。
―――榎本 芙由。
一度だけ、練習室の近くを通りかかり、聴いた事があった。
息をするのすら憚られて、身動きせずに、じっとして。
流れる旋律に、音色に、浸っていた。
それももう、ずっと、昔の事のように思えた]
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