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[無人であることだけを確かめて転がり込んだ部屋。
椅子に背を預けて座り込んだ]
さてよ、どちらに証を立てに行くかネェ。
過去視ができるというディーノか。
束ねを続けてきた白羊のか。
…ディーノかネェ。
レッグがあの技を使ったということは、白羊のは恐らく。
[溜息、沈黙]
……信じ難いんだがネェ。
あの白羊のが…とは。
[二つの闘いの決着が着く。それはほぼ同時であった。
恐らくは「もう一人の裏切り者である」アリエスが此処に来れば、今此処に来るメンバーは少なくはなるだろう――が。
僅かな不安を浮かべながら。]
―レッグ、君は何の為に?
・・・復讐、かな?それとも・・・
[呟いて。右の掌に氷球を浮かべ、左の掌は愛する妹を抱き締めて。少年は未だ何も無い*虚空へ振り向いた*]
[ベッドに座り、サイドテーブルに一枚一枚カードを並べていく]
金牛…馬人…そして天蠍に天秤か。
[名を挙げたカードをテーブルの隅へと並べ]
確実なのは…白羊。
[カードを指で弾くと、カードがぱさりと裏返る。その背は漆黒の黒]
残りは…巨蟹、獅子、処女、天秤、磨羯、宝瓶、双魚。
そして…僕。
[そういって摘み上げた一枚のカードを、短く息を吐き投げる。放たれたカードはカツリと音を立て木製のドアへと突き刺さる]
…そろそろ行かなきゃね。
[傍らで眠るメイドの寝顔を見て微笑んだ後、起こさぬようにゆっくりとベッドから降りると部屋の外へと]
/* というわけでレッグ、アヤメお疲れ様でした(*- -)(*_ _)
実はオーフェン君レッグの事はクローディア検死に行った時点で疑ってたり(何 まぁ、根拠はなかったけど。 */
[かつりかつり と廊下を歩く最中に嗅いだ事のある微かな匂いに気付く]
…おや?この部屋は誰も使ってないはずだけど。
いや『だからこそ』なのかな?
[部屋の前に足を止め、二回、短くノックする]
着替え中かな?入ってもいいかい?
[ノックの音に目を開き全身を緊張させた。
聞こえてきたのはノブの声]
……双児のかい。
ああ、いいよ。
[立ち上がり扉へと向き直って応えを返す]
着替えも何もあった状態じゃなくて悪いさね。
少々見苦しいのは捨て置いておくれよ。
[ドアをゆっくりと開けて中へと]
なんだ、着替え中じゃないのかい?
それは残念。
…けどまあ、ずいぶんと派手に踊ったみたいだねえ。
[双魚の姿を見ながら]
誰とチークを踊ったんだい?
あちらさんからのお誘いでネェ。
まさかあそこまで情熱的だとは思わなかったさね。
[軽口には軽口を。
肩を竦めて見せたが、問には目を細めて]
…天秤宮のレッグ。
あははは。
なるほどねえ。
さすがに若いだけあって…いや若かったって言うべきか。
[警戒を感じ取ったのか]
安心しなよ。
今なら君を人形にするのも可能かもだけど。
怪我してるレディに手を出すほど無粋じゃないさ。
…それと手負いの獣に手を出すほど馬鹿でも無い。
[口元にはいつもの笑み]
アンタが紳士でありがたいこったよ。
ありがたく少し体勢を崩させてもらうさね。
[薄く笑んでみせ、傍らの椅子に寄り掛かる。
なるべく表には出さないようにするものの、消耗はまだ大きい]
双児の。
レッグと白羊の…エドガーが裏切り者だと言ったら。
アンタは信じるかい。
[緊張を押し殺しながら低く問う。
目の前の男が三人目でないという保証はどこにもない]
シャロンの傍にあった陥没痕、それができる動きをレッグがしてのけた。
確かに同じような跡ができるのをアタシは確かめた。
もっともその跡も爆風で吹き飛ばされちまっただろうけどネェ。
これをどう判断する。
…信じる理由は一つも無いねえ。
けどエドガーが裏切り者なのは確定だろうさ。
ことここに至ってはね。
…まあ、ただ。これは予測でしか無いけども。
君があっち側ならもっとスマートに片付くだろさ。
爆風で証拠が消えているのが証拠というかねぇ。
つまり「殺る時に痕跡が残る」奴がやったって事。
…もっとも君の場合も「残り香」ていう素敵な痕跡を残すだろけどさ。
今はまだ君の言を信じるだけの要素は無い。
だけど疑うだけの要素も無い。
どっちの可能性も考えとくさ。
[袖口から零れ落ちた紙が、ふわりとまってミュウの傷口に貼りつく]
簡単な止血だけしといたげるよ。
情報料はちゃんと払う主義なんでね。商売柄。
フフ、まあそうだろうよ。
下手に信じられたらそれはそれで逆に危険さね。
それで十分だ。
[紙が体に向かってくれば鋭い視線を返し回避しようとするが、その動きは若干遅く。
続いた言葉と実際の感触に力を抜く]
ああ、悪いネェ。
…少し休ませてもらえるかい。
[一度認めてしまえば疲労は澱の様に身体に付き纏い、気だるげな様子で溜息をついた。
了承を貰えればノブを送り出し*休息と回復を図る*]
ああ、ゆっくり休むといいよ。
少なくとも今は。ね。
[部屋を出ると、これからの行き先を考えた]
白羊に今、単独で近づくのは危険だろうしねぇ…。
双魚の言が本当ならば、否、本当で無いとしても。
現状、彼は『片手』状態ではあるけども。
――数年前。
「放せ! 放せよ! お前等! ルイをどうする気だよ!」
叫び声は、かつてはアメリカと呼ばれた国の片田舎に響いた。
だが、声に反応して助けようとする人影はない。
こんな小さな村では、国に逆らう事はイコールで死に繋がる。
だから、軍が動こうが、マフィアが画策しようが、村人は家から出てこない。布団を被り、カーテンの隙間から覗き見、そして心の中で薄っぺらい謝罪を述べながら、ただただ自分達に不運がかからない事を祈り続けているだけだ。
例え、それが両親を亡くし、姉と弟と妹の三人で精一杯生きてきた姉弟であっても、差し伸べる手は一つもなかった。
それゆえ、すぐに身を挺して弟と妹を守ろうとして気絶させられたナナエの代わりに、必死に妹を守ろうとしたレッグの叫びは、燃え盛る家と共に夜空を焦がした。
「ルイを放せ! このやろう!」
レッグの激昂が飛ぶ。
だが、ルイを小脇に抱えた全身黒ずくめであり、また手には様々な銃器を持った連中は、無感情な眼差しで、レッグをただ道端の小石の如く見下していた。
「全員撤収。サンプルγ-7を連れて行け」
「な! か、返せ! ルイ! ルイィ!」
レッグを地面に押さえ込んでいる一人を除き、連中は自分達が乗ってきた車両に向けて踵を返した。
それを見て、レッグは動かないまでも両手足を必死にバタつかせるが、瞬間、押さえ込んでいた一人の鉄拳が首元に落ちた。
――レッグが気付いた時、全焼した家の前で、涙でボロボロになったナナエの表情が飛び込んできた。そして、この瞬間から、攫われたルイを助けるべく、姉弟の闘いが始まったのだ。
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