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今日で機会が無くなるかもしれんので、裏設定投下
【N計画】
超人を生み出すための組織の研究
複数の研究者によって其々の考える超人を実現するために研究が進められた
完成体とみなされた個体には数字が順次与えられNumbersと呼ばれた
しかし、Numbersとなった個体にも拒絶反応などによる死亡例が多く、実際5歳を超えたNumbersは数えるほどであった
断片的な情報により、N-12までの存在が確認されている
なお、彼女の生みの親であるミレイのテーマは『人と獣の融合』。そしてカレンは6番目のNumbersであり、数少ない成功例の一人
しかし、5年前に当時のN-10の暴走を以って研究所が崩壊し、研究者および研究成果の殆どが消失。計画は頓挫に追い込まれた
[殺意の交差、その最中にちらと見えた。少女が彼へと爪を向けたのを。]
『あぁ、そういう事ね………。』
[彼女への警戒心が薄くなっていたのは己の甘さ。その甘さ故に己を守りきれなかった。ただそれだけの事。]
[知っていたとしても、私に彼女が殺せただろうか?]
[今はもう、わからない。わかったところでどうなるものでも無し。]
ああ、ちょっと無茶したもんでね……。
[お疲れ様、という言葉に苦笑して]
いんや、迷惑なんてとんでもない?
白の姫君に何かあったら、あっちからもこっちからも恨まれるからね。
[冗談めかした口調で言いつつ、立ち上がり]
ま、何にせよ、会えて良かった。
姫君の事もあるし……伝えときたいコトもあったし、ね。
[口調は軽く、瞳は厳しく言いながら、白猫を恭しくその主へと差し出して]
…葬式には彼女も出席させるべきだ。
救出班の編成は?セーフハウスの準備は?館内地図は?警備状況は?事後の処理は?
[全ての問いに対して「クリア。」という短い応答を受けて、]
よろしい、実行しろ。
[携帯電話を切り、掌や甲をくるくる回してもてあそびながら、]
…こんな事には何の意味もない。ただの感傷だ。
感傷は無意味だ。
しかし美しい。
おや、まぁ。
[それはそれは、と小さく肩を竦めながら猫を受け取る]
…それで、伝えたいことというのは?
もしも誰かの耳に憚るような事であれば私の部屋でお聞きしますが。
折角ですから、紅茶もご用意いたしますよ。
[如何されますか?と相手に首を傾げながらも少し真面目な面持ち]
聞かれて困る、というもんでもないような気はするが……。
[ここで、ふとある事に思い至って]
……それは抜いても、紅茶は魅力、かな?
[くすり、と笑い、冗談めかして返す。
碧の瞳は、いつになく真剣なまま]
[次は何処に目をやろうかと考える。
が――
それが億劫だと云う事に気付いて、その場に腰を下ろした。
眼前には風景が流れる。流れてゆくばかりで、覗き込む事はしないのだけれど――]
[ノブに見られた事など露知らず―気配感知能力ははっきり言って低いのである―目的の部屋に辿り着く]
おい、居るか?
[ノックする音が不要なまでに大きいのは感情の表れだろうか]
おや、それほどまでに魅力的だと言っていただければ嬉しいかぎりですね。
それでは、参りましょうか。
ゆっくりで構いませんよ。
[疲弊しているらしい様子に、肩を貸すかどうか迷いながらもディーノがふらついたりするような様子があれば支えて自室へ]
−→自室へ−
それだけのものがあるのは、事実だし。
[楽しげに言いつつ、翼をどこへともなく消して。
多少、足取りは不確かでも、手を借りようとはせず、ジョエルの部屋と]
─…→ジョエル私室─
/中/
もう一個の隠し設定。今度はトリナエスタ
トリナエスト
6歳
金髪を腰ほどまで伸ばした虚ろな碧眼の少女
13番目のNumbersとなるかもしれなかった存在
ただし、彼女の調整中にN計画は頓挫
なお、彼女の親のテーマは『人と兵器の融合』
彼女自身には肉体的改造は施されていないが、事前の調整により精神はほとんど崩壊している
調整の際に、兵器に関するあらゆる知識を刷り込まれているため、兵器の扱いのみなら十二宮の面子以上
ただ、既に人形(ドール)程度の意識しか持っていない
もちろん兵器の範疇は、拳銃・爆薬から戦車・戦闘機まで及ぶ
現在はカレンが引き取り自分付きのメイドとして世話をしている
−私室−
[部屋は嫌味のない程度のクラシカルモダン。
どうぞ、とソファに案内すれば一言断りを入れてキッチンに。
紅茶のキャニスターの棚を開けたところで見慣れない封筒に気がつき首を捻る。
宛名は自分で間違いなかったから、一先ずそれはポケットにしまって二人分の紅茶を用意する]
…お待たせしました。
[ふわりと薔薇が微かに香る甘い香気を伴って戻ってきてディーノの前に紅茶を用意する。
自分にも紅茶を用意すればソファの上でころころ転がるレギーナを他所にディーノの前に座り]
…それで。伝えておきたいこと、とは?
─ジョエル私室─
[ソファに落ち着き、一つ息を吐いて。
白猫の様子に、思わず笑みをこぼしながらカップを手に取り、一口、味わう]
……ま、端的に。
天蠍の姐御が、白羊宮の御方に挑んで落とされた。
で、かなり意外な所から、御方への協力者さんが出てきたってコトの二つ、かな。
……まあ、信じるかどうかは、丸投げな訳だけど。
獅子の御嬢も、あちら側らしい。
…なんと、まぁ。
[星が落ち、明星が昇り添え星が姿を現す。
言葉にしてしまえば綺麗なものだが実際どんな状況だったのかと思えば微かに眉根もよるだろう]
…つまり、天蠍のカードは白羊卿か姫君がお持ち、と。
……やれ、困ったことになりましたね。
蛇遣と金牛ですらどこにあるかわからないのに。
[どうしましょうか、と小さく呟いて膝の上に載ってきた猫に、首を捻って問いかけたり]
[自分のベッドにアヤメを横たえさせる
濡れタオルで顔の煤と黒く変色 した血を拭き取り、昔アヤメ自身から貰った化粧道具で拙い死化粧を施す]
……これも運命の皮肉ってやつなんでしょうかね?
愛する者を引き裂き、そして片方を殺してしまう
懐いていたと思っていた私が裏切り者だったことに絶望しましたか?
母様の命に逆らえず、お姉様を見殺しにした私を怨みますか?
それでも。ああ、でもそれでも……
[そう言うと、跪いて自分の顔をアヤメの顔を近付け]
……お姉様、私は嘘偽りなくお姉様を愛していました
[そう呟いて目を閉じ、冷たくなったアヤメの唇に口付けた]
/中/
結 局 ま た そ の パ タ ー ン か よ ! ?
はい、すみません。今回はベロチューじゃないから許して(ヲイ
天蠍は、あちら側に渡ったのは間違いないな。
と、ああ。
金牛のカードは……。
[言いつつ、すい、とコートの内ポケットに手を入れて]
そのメダルと一緒に、オレが回収しといた。
んで、物は相談なんだけどさ。
……コレ、キミかマイルズくんか、どっちかで持っててくない?
[取り出したそれを示しつつ、ごく軽い口調で問いかけて]
…でしょうね。
…おや、メダルと一緒に…ですか?
[不思議そうに首を捻りながら]
…私か、マスターが…ですか?
私は構いませんが…何故。
ご自分でお持ちになっていらっしゃってもよいのでは?
[そういえば、とふと思い出したように首を捻りながらポケットに手を入れ、そして封筒を取り出す]
…まさか、ねぇ。
[小さく呟いて封を開ければ出てきた蛇のカードに思わず目を見張り]
…今月は、手元に探し物が集まる星周りなのでしょうか…。はて。
[何でこんなものが自分に届いているのかすらわけがわからず]
[ノック。続くカルロスの声。]
『巨蟹?何の…、ああ私が呼んだのか。』
[全く歳はとりたくないな、とばかり溜め息をつきつつ、]
入りたまえ。神の家の扉は常に開かれている。
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