おお、そういうそちらも見覚えがあるな。
奇行学科4年のオトフリート・フワルだ。
[声をかけられひとまずは遅れていた自己紹介。言葉では伝わらないであろう違いとかは気にしない。
アーベルの奇行の呟きも聞こえようによってはその言葉のとおりではなかったのかもしれない。
知り合いなのかとアーベルと見比べる様子には首を振り]
いや、こうして互いを認識し正式に顔を合わせるのは初めてだな。
もっとも、俺のこと等はなにかとうわさで知られていることはよくあるが。
[エーリッヒの聞き方から自分のいる学科のうわさを知らぬものなのだろうとは予測がついた]