[感情が高ぶらないのは、訓練のせいもあるが。何より死んでしまった為にやっても仕方ない、という意識のせいだ。それでも仕えた人が無事であるかどうかにだけは、注視してしまうのだけど。ベアトリーチェが人狼らしい。それを聞いてもそうなんだと思うだけだった。気づけば小さな金髪が、ふわりと視界の端に居た。]ベアちゃん。[一度だけ呼んでみた。]