─ 死後/第二階層 集会室 ─[通信士が自分の遺体に指を食い込ませるのを、自分の遺体の傍で見ていた]……もう一匹居やがったか。[それは予想し得ないことではなかったが、一匹であれば良いと思っていたのも事実で。表情は苦々しいものへと変化する]後はお前次第だ、エリカ=キルヒェンリート。ガキを除外すると言うなら───迷うな。[放送で聞いた名を繰り返し、航宙士へと声を投げる。聞こえはしないだろうが、今期待を向けられるのは彼女しか居なかった]