おおよしよし…。ロミちゃん、痛かったでしょう…。[彼女の死の直前の記憶は知らぬため、無残な姿格好への憐憫が募り。抱きつく彼女をしっかり受け止めると、後ろ頭を何度も撫でた。寂しいと途切れ途切れに訴える少女を、余計に力を込めて抱きしめて。]ええ、大丈夫よ、お婆ちゃんには見えてるから…。もう寂しくないわ。ねぇ…。[ロミに笑顔を向けあやしながら、視線は一瞬だけ宿に残る者らへ向く。それに、これからもっと寂しくなくなる。なんて事は口に出来なかったが…。]