[朱花は、修道士の身は、如何なのか。怖くて逸らす焦点を向けるのは少女の方。強く結ばれた口許>>+37を知る。]……ベアトちゃん、[少女に似合わぬ、低い声。何を背負って来たのだろう。自分は彼女に謝れない。だというのに身勝手に、膝を折り両腕で抱き締めようとした。届くかどうかも、霊と成った身が触れ合えるのかも、知らないけれど。]