そういうことじゃないのかい。一度は散ったと思ったのさね、感覚に残っている。それなのにここに在るということは、恐怖を抱いたか、未練があったのか…[軽く目を伏せ首を振る]いや、どうでもいいさね。どちらにせよそれ以外にすることが無いのなら。…それ以外に出来ないのなら。見届けるのが筋なんだろうしネェ。[向けられた視線の先にあったのは、波紋を呼んだ者の姿]