、っ嫌だ![擽ろうとする手も>>+38、抱きしめようとする手>>+39も、届く直前に、叫ぶように拒絶する。二人ともウェンデルの死を悲しいと言ってくれなかった、“大嫌い”な人間だったから。瞬間、少女の形は崩れた。それによって、ふたつは空を切る形となるか]……。[代わりにそこにいたのは、金色の小さな獣。二人から距離を取り、低く低く唸った後で、踵を返してその場から消えた**]