………とりあえず様子見てるっきゃねーか。
[暫く考えたものの、現状の打開策など浮かばなかった。
身体が小さくなっているとはいえ、今の様子を見た限りアナスタシアは当分心配要らないだろう。
つーか心配するだけバカを見るような気分になりながら、流石にそれは口にせず。]
あー、下手に触らない方が良いと思うよ。
さっき近づこうとしたの、ねーさんが慌てて止めようとしてたから。
[鋏を取り出して膜を切ろうかと考えてるらしいキリルに、溜息混じりに声をかけ。
手紙を生やせなくなった理由には、そうかもね、とほとんど溜息のような呟きを零した。]