――青の彩持つ鳥達の国。紺碧の翼持つ其の一羽は、国の三番目の王子でした――[どんぐりまなこを瞑ったのなら。紡がれるのは、飛ばなくなった碧の鳥の話。穏やかに、柔らかく、優しく、時に切なく零れる言の葉]――そうして傷ついた碧の鳥を拾ってくれたのは、白の狐でした。碧の鳥は、それから後、その狐から離れまいと飛ぶことを止めたのです――[物語は、未だ半ば。そのお伽の話を語り終えたのなら、改めて向こうへ向かうつもりで**]