俺の方こそ、ありがとう。[自分がこうやって、意識をはっきりとしていられるのは、アズマのおかげだ、と。口にはしないものの、お礼を言う声は気持ちが篭っている。離して、その笑顔を見て。再び頭を撫でた]――そうだな。ichininoさんは、もう決めてたみたいだから。人狼を、吊る、って。[さっき話しかけてきていたけれど。彼女はもう、結論付けているのだろう。自分からは言う言葉は、もうない。伝える手段もない]