今のユリアン、には怒らないよ。だって、誰かを殺さなきゃいけないんだろうって、あたしもあの時は考えてたし。今思うとね、普通じゃなかったもん。その前のぐぅ爺ちゃんもなんだけど。あんな風に頑ななの、ユリアンらしくなかったよ。でも、一生懸命なのはユリアンらしかった。だから呆れたりもしないよ。[チラリとまた生者の様子を窺って]死にたくないのは、誰だって当然だもん……[軽く睫毛を伏せた*]