[自分に謝るユリアンに、どうして、と不思議そうに視線を向ける。護れなかった、と言われればふと、伝承で聞いた力を思い出して、あぁ…と想ったものの。死を視続けさせたと言われれば、そんなことないよ、と。]私は、視ることしかできないし。視ていくって決めたのは、私だから。…私を、護ってくれたんだね。ありがとう、ユリアンさん。