[一瞬止まった手>>+71は、動きを変えて。何となく、安心するような気がしたから、そのまま撫でられた]……やっぱり、あたし。不覚、だ。[それでも、口をつくのはこんな呟き。言葉と裏腹、伸ばした手で裕樹の服の端を掴むよにしていたのだけど]……始まらない、終わらない。確かに、そう……なんだよ、ね。[わかっていても。やっぱり。認めるのは、くるしい]