――…トリアージって、今自分で言ってたからな。[>.+101諦めた、その言葉には少し困ったように眸眇める。あの時は…あの時は、…わからなかった。伝わらぬ声の意味も、その内の彼の本心も。ただ、頑なに首を振って薬を拒み続ける姿は、生を諦めた嘗てのミヒャエルの姿にも似ていて][首輪を外したその時に、彼から大きな抵抗はなかった。―――…それが、何を意味することになるのかも…]…先生が謝ることじゃ、ないさ…。[もう…遅い。]