☆舞台設定
首都圏からはやや離れた地域の、ごく普通の街。
街の中央公園には見事な桜の大樹があり、それが街のシンボルツリーとなっている。
公園からは、駅へと延びる通り(北)、繁華街(東)、ビジネス街(西)、住宅地(南)へ続く道がそれぞれ伸びている。
駅前通りには、見事な桜並木があり、シンボルツリー共々街の名所となっている。
それ以外の通りに何があるかは、言った者勝ちで。
1日目の桜開花以降は、どの通りも500メートル程進むと、壁のようなものに遮られて先へ進む事ができなくなる。
壁は無色透明、向こう側には続きの風景が見えているが、動く者の姿はない。
この壁は、憑魔と司の力が構築した結界であり、実質、公園を中心とした半径500メートルの空間は現実から隔絶された異界状態となっている。
電気や水道などのライフラインは健在。ただし、通信機器は壊滅しており、電話やネットは繋がらず、携帯は全て圏外表示。