★【RP-001】
アナスタシアの作った道を抜けると、そこは彼女の力の満ちた空間だった。
ブラウニーと名乗りはするものの、彼女の体を流れるのは他の血も多い…まぁそれはいい。
何にせよあなたが辿りついた部屋は、あなたにとって居心地の良いものだ。
それは例えば大きさであったり、室内環境であったり。
すべての部屋に共通しているのは、室内のどこかにブラウニーが一つ、置かれていることと。
そのすぐ横に、縦横15センチ程度の、ディスプレイがあること。
ディスプレイを見れば、あなたの名前、種族が表示されている。
外に出たいと思えば、映像が変わって、地図が表示される。
この屋敷は広いから、地図といっても辿り着くための方法――たとえば、部屋を出て右隣の戸をくぐるだとか、そんなふうなものが出るようになっているようだ。
誰が来ているのか知りたいと思えば、人の名前と種族名(そしてその種族の軽い知識)だけが表示される。
どう触ってもそれ以上の情報は出ないが、いる場所くらいは案内して貰えるだろう。