☆建物周辺
切り立った崖状の岬の上。岬は、東に向けて張り出しています。
崖の高さはかなりのもので上り下りするための手掛かりもなく、落ちたら即死は免れないでしょう。
建物から10分ほど歩いた所に灯台。
灯台の中には、最初の犠牲者である老灯台守の暮らしていた跡が残っています。
灯台から少し行くと、下の小さな浜辺へと降りる九十九折の細い道があります。
下の浜辺は小さく、周囲の潮流の複雑さから、船は近づけません。
岬の突端近くには、立ち木が一本。春になると、白い花を咲かせる花木ですが、今は固い芽があるのみです。
村へと至る道は一本。
【1日目の自衛団長の説明後、この道は封鎖され、どんな理由があろうとも通行許可は下りません】。
また、【2日目に団長の亡骸を引き取った後は完全封鎖となり、自衛団員が現場に立ち入る事はありません】。