・聖痕者
身体の何処かに、蓮華草、勿忘草、蒲公英、雪割草、釣鐘草の内の何れかの形のしるしを持つもの。
しるしが何故現れるのかはわからないが、そのしるしは『『死神』の降る刻』に鮮烈に現れ、刈り手の力を引き寄せる。
・妖魔
『死神憑き』。彼(彼女)もまた、『死神』のヨリシロである。しかし、刈り手たる力はその身には宿らない。
『死神』にして、それとは異なる存在に憑かれしもの。宿した力は刈り手のそれよりも強大であり、命を刈ろうとする手を跳ね除ける。
しかし、秘される事を望むその存在は、自らが見出される際に消滅という道を選び、憑かれしもの諸共に消えうせる。
『死神』にしてそれとは異なるが故に、『死神』としての残滓を残すことはない。