「どうするも、それは子らの好きなよに。 それは桜花は与り知らぬ。 子らのみちは、子らしかしらぬ」 歌うように、そう、返して。「識ってはいるよ。 でも、知らぬ」 続いた問いに対するのは、曖昧な言葉。「人を喰らう子らがいる。 その子らを清める子らがいる。 桜花はそれしか知らぬもの」