─中央部下層・ファクトリー─[静かに横たわる、鋼の竜。その前には、金髪の少年。天青石の瞳は、鋼の竜の碧い翼に向けられる]「……久しぶり……? 『ボク』」[掠れた呟きが零れ落ちる。『魂』と『器』。本来、一つでありながら二つの場所で構築されしもの。始まりは一つであったのだけれど。その力故に、二つに分かたれていたものたちは、今、向き合って]「……ひとつに。 あるべき姿に」